天使の3P! #08「壁画の美少女」そらちゃんの頼もしさたるや半端なものではない。



響の元に届けられた謎の脅迫状。それが嘘ではないと言わんばかりに続発する奇妙なトラブル。全ては響と潤達を切り離し、響と彼の音楽を独占しようとする柚葉の仕掛けだったわけですが、最後に明かされた事実が物語っているように、彼女も単に嫌がらせや子供じみた独占欲だけで動いていたわけではないようで。やはり、本作の登場人物は基本的に皆いい子で安心する。
チャット上の霧夢の姿や声と、現実の柚葉の容姿と声の類似性から、霧夢=柚葉というミスリードがなされていたわけだが、彼女に関する不一致性というか一つの誤認を意図的に作ることで、結果として彼女の行動や意図がぼかされ読みにくいものになっていた。前回の時点でイマイチ彼女の真意が読めなかったのも、これがあったからなんだなと今だから思えます。
潤たちに対する数々の妨害工作や、島の子なのに嵐の中で身を挺して壁画を守る行動等々。全ては本物の霧夢を思えばこその行動で、なりふり構わない彼女の姿勢にから柚葉の心優しい一面が垣間見えるような気がする。物理的に視界を遮り全てを覆う暴風雨の中で、渦巻いていた陰謀が明るみに出るという見せ方も興味深いものがありました。二人の真意に関しては次回ということですね。
桜花が言っていたように、霧夢を守る為であっても柚葉の妨害工作は度を超えていたものもありましたが、誰かを思って行動した柚葉の優しさが見えるように、自分たちに害を成し、また私物を持ち去ろうとしていた柚葉を、諸般の事情も相まって広い心で許す。そんな潤たち三人も他の誰かを慮り、思いやりや優しさに基づいて行動出来るいい子たちなのであります。
釣りバカとしての残念さが目立っていた桜花にしても、島の散策で偶然見かけた柚葉の不審な行動を危険視し、動向を気に掛けセーフティーネットとしての役割を果たしていた。それも全ては大切な家族兼妹分である三人を守る為のもので。それも桜花の優しい心あればこその行動。かように今回は各々の登場人物の優しさで構成されていた話だったのではないかと感じる次第です。
女子が不得手とすることも多い虫から潤と希美を守るときでも不殺で対処し、襲い来る動物を牽制して二人を守るときも、相手を傷つけず退けたそらの頼もしい行動は、心優しい彼女の性質が最も表われていたシーンでもあったんじゃないかな。今回はそんな女子組の優しさを備えた頼もしい行動が目立っていただけに、次は響の主人公としての見せ場にも期待したいところ。



いつも以上にサービスシーン多めで行きます!と言わんばかりに安定して供給されるサービス要素に安心する。希美のメイン回が異例中の異例であって、やっぱりこれがあっての平常運行というか何というか。一部マニアックなプレイを加えてお送りするサービスシーン。限界ギリギリを攻め続けていくその姿勢に感服するしかないのだ。
それにしてもツイスターゲームに興じる女子小学生を穏やかな表情で見守る響が、逆に危ない人にしか見えなかったことは内緒。こっちはこっちで十分通報案件な気が(ry


大物は釣ったけどヒロインの座を巡る争奪レースでは絶好の好機を逃した感のある桜花ちゃん。自分の失態に気がついた時の目はまさに死んだ魚のそれに準ずるものがあった。精神年齢的には桜花より上な気もする希美の説教タイム。それも姉を思う彼女の心優しさが表われていた一幕なのかもしれない。
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霧夢の正体柚葉ではなかったんですね。
てっきり柚葉とばかり思ってました。
最後のでてきたロリ巫女は何者なのか。
そして柚葉の行動の意図は。
いろいろと謎がでてきましたね。