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三者三葉 第9話「普通の女子高生ブランドに勝るものなし!」

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三者三葉 #09「カレーは二日目」

ごくごく一般的で普通な高校の文化祭。
目一杯楽しんだ者勝ちなのです。
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一般的な女子高生のスクールライフでは定番ともいえる文化祭エピソード。作中でも言及されていたように文化祭といえばメイド喫茶とかそういう方向に向かいそうなところを、現実的な手間暇などを考慮に入れた上で、あえて無理のない一般的な路線を突き進むのが一周回って新鮮。薗部の女子高生ブランドの価値を説く話が、その方向修正をより自然なものにしてくれているように感じる。

また本作の原作連載開始時期を考えると、いわゆる萌え文化を導入することの多い昨今の文化祭事情と連載当時の時代背景的な差異も多少はあり、アニメ化にあたって一昔前の文化祭の定番をやっても違和感のない話の持っていきかたにするためにも一役買っていたように思います。当事者である双葉たちにとっては日常生活の中に当たり前にある学校制服も、外部から来る人間にとっては非日常の要素になり得るのです。

またこの感覚の差異はキャラ同士の間にもあると思います。作中の多くのキャラにとって一般的な文化祭は当たり前のものになってしまっていて、労力や時間を割いてまで特別なことを情熱を持ってやりたいとまでは思っていない。照も双葉や西山さんを上手く操縦し、なるべく労力を使わないよう立ち回っている。そういう意味ではやりたいことを提案して動いていた双葉はまだバイタリティーがあるほう。

でも元お嬢の葉子様にとっては庶民の一般的な文化祭は「普通」ではない。双葉や照たちにとって見慣れたものが、葉子様にとっては見る物聞く物全てが新鮮で初めてなものとして映る。これまで自分から積極的に関わろうとしなかったクラスのために、お化け役として何が出来るのかを真剣に悩むところからも、いつも通りではない葉子様のテンションの昂ぶりを感じられます。

そんな葉子様のテンションを反映していたのか、今回の葉子様は終始全力です。準備期間においては怪談話を聞いて教育的指導に乗り出そうとしますが、それも自分がお化けをやるための準備の一環に他ならない。宣伝のために構内を歩き回るときも迫真の演技を行っている。さっき双葉はまだ行動的と書きましたが、その彼女にしてもスパイスを用いたカレーは諦め市販ルーを使うのが普通と受け入れていた。

でも葉子様は常に全力。休憩時間であろうと文化祭が終わろうと特殊メイクを落とそうとはしない。それこそが葉子様が誰よりもこの普通の文化祭を楽しみ、全力で取り組んでいたことの表れではないかと思う。勿論初めて経験する文化祭への不安もあっただろう。でもそれ以上に楽しめたのは葉子様が初めての文化祭のために全力だったからではないかと。瞳を輝かせ充足感に満ちた最後の葉子様の表情が全てを物語っていた。

ということで今回は立場の違いによる感覚の差が面白い回でした。他のみんなにとっては何度も経験したことのある普通の文化祭でも葉子様にとっては違う。また彼女らが当前のように謳歌している女子高生ライフにしても、薗部にとっては違うのですよね。普通であることがどれだけ価値あることなのか。それに気づけるのは全てが過ぎ去ってからなのかもしれない。

文化祭にしても普段の学校生活にしてもその一瞬一瞬を大切に。何事にも全力で取り組み楽しんで欲しい、と思えるのは自分が葉子様たちよりも薗部さんに近い立場になってしまったからでもあるのだろう。文化祭が非日常的行事なら、女子高生という立場でいられる期間もまた長い人生の中で限られた非日常の時間。当事者である時は中々気づけないけど、だからこそそれらは尊く価値がある。


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自分の欲望を満たす目的も多分にあっただろうけど何気に大事なことを語ってもいた薗部さんが地味に良い役割を果たしていた。現役女子高生の空気に浸れて良いこともあれば、光お姉ちゃんの特製ジュースの被害に遭いそうになったりジュースひっかぶったりと悪いこともあり。いずれにしろやむなく着替えた制服姿をして、「かつて学生だった者のなれの果て」と逃げられる。

一人残された薗部さんの哀愁漂う姿は何とも言えずもの悲しい。過ぎ去った時間は取り戻すこと叶わず。だから同い年の子と一緒になって騒いでいられる葉子様たちは羨ましいです。女子高生ブランドに価値が見出されるのも、限られた期間にのみ許されるものだからなのかもしれない。薗部さんは見た目的には普通に通用するから悲壮感はあっても悲惨ではないかもしれないけど(笑)

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諸葛鳳雛
こんばんは。

文化祭メイド喫茶でもやるのかと思いきやカレー屋さんとは逆に新鮮ですね。
自分が高校の頃の文化祭は・・・記憶にありませんね、なぜだろう・・・?
文化祭でもなんでも楽しんだもの勝ちですよね。

双葉ってお化けが苦手だったんだ、あはは。
まあ、自分も霊的なものは苦手ですが。
[ 2016/06/07 20:02 ] [ 編集 ]
Re: 諸葛鳳雛さん
こんばんはなのです~。
アニメや漫画に限らず今だとメイド喫茶とかの方が主流になっているのかもしれないですよね。
特別な衣装とかを用意せずに普段通りの制服でレトルトカレー屋さんは本当に新鮮でした。
自分も文化祭の記憶はだいぶ薄れつつありますが、でもやっぱ楽しんだもの勝ちですよね。

大食いだけど料理も得意な双葉さんのウィークポイントはここにあったのですなぁ。
自分もどちらかと言えば得意分野ではないので出来ることなら避けて通りたいかもです(笑)
ではでは、コメントありがとうございました!
[ 2016/06/10 00:06 ] [ 編集 ]
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