ラブライブ!サンシャイン!! #04「ふたりのキモチ」好きな気持ちややってみたいと思う気持ちはごまかせない!
出来るかどうかではなくやりたいかどうかが大事。



自分の気持ちに素直になったルビィと花丸のスクールアイドル部への入部回。誰かに対する気遣いだったり自分自身に対する自信のなさだったり。スクールアイドルが大好きで、やってみたい気持ちはあるのに、それぞれの事情から足踏みしてしまって思うように歩み出せないでいるのは、かつての凛やかよちんを彷彿とさせるところでもありますね。親友の後押しを受けてという流れもそっくり。
ただ今回は一年生コンビのみならず、自分の気持ちに正直になって動いているキャラと、何らかの事情で自分の気持ちに制御を掛けていると思しきキャラの両方が、各学年それぞれに見受けられて印象に残りました。特に三年生は顕著で、ダイヤと果南が過去の経緯から今は身動き出来なくなっているように見えるだけに、唯一自分の気持ちに素直に動き回っているように見えた鞠莉の自由さが際だって見えた。
今回は自分の気持ちに正直になった子が積極的に動いたことで事態に変化が生じていたのが面白かったなぁ。副題のふたりのキモチは、当然ルビィと花丸にも当てはまるけど、それ以外にも二人の気持ちが見えるシーンが散見していたように思える。果南と鞠莉のやり取りもそうだし、ダイヤの説得に当たった花丸とのシーンもそう。黒澤姉妹同士の複雑な思いの交錯も、その一つと言えるかもしれない。
その中でもやっぱり一番目立っていたのは姉妹の間を取り持ってくれた花丸ちゃんですよね。図書館の中で一人きりだった自分の所にきてくれて、それからずっと傍にいてくれたルビィのことを理解し、その彼女のためにルビィが本当にやりたいことを後押ししてくれた。ルビィが遠慮して気遣っていた姉ダイヤにも、ルビィが自分の気持ちを貫けるよう働きかけてくれました。
そんな花丸の気持ちに応えてくれるかのように、今度は同じように一番近くで花丸を見ていたルビィが、彼女の本当にやりたいと思っていることを指摘して気付かせてくれるのが良かったです。スクールアイドルへ憧れる気持ちが同じなら、親友が本当にやりたいと思っている気持ちを後押ししてあげたいと願う気持ちも同じ。自分の気持ちに従った素直な行動。それがふたりのキモチなんじゃないかと思った。
そのルビィと花丸を受け入れてくれて更に後押しの補助をしてくれた千歌たちも良かったと思います。出来るかどうかではなく、やりたいかどうかが大事。無謀とも言えるようなことに、しかし自分の気持ちや衝動に素直に行動している千歌たちが言うからこそ、その言葉は心に響くのではないかと。晴れて当初求められた部の発足に必要な人数が集まったAqours。
そんなAqoursの周りにいる未だに自分の気持ちに正直になれない子たちが、どのようにして変わっていくのか。これからどうやって加入へと至るのか。そのあたりを楽しみにしつつ、これから先の展開を見守っていけたらいいな。



晴れて発足したスクールアイドル部の部室。乱雑に物が積まれて使われなくなって久しい空間。しかしホワイトボードの歌詞っぽいのを始めとして、なんか名残みたいなのが感じられて意味深ですよね。この辺りが三年生組の現状に大きく関わっているのかしら。ある日を境にスクールアイドルへの思いを一変させてしまったダイヤ会長を見てると凄く切ない。エリチカ推しでルビィとあんな楽しそうに語り合ってたのに。
自分のせいで妹にも辛い思いをさせているとダイヤが思っていたなら、その点では救われたのかもしれない。ただ何かが起こって自分の気持ちを閉ざさざるを得なくなったダイヤがいるし、動こうと思っても今は休学中で身動きの出来ない果南がいる。ダイヤも果南も何か未練のようなものを抱えつつ、しかし自分の気持ちに従って素直には動けない。そう見えてしまう。
だから自分の気持ちに正直に動いているように見える鞠莉の動きに、同じように自分の気持ちに正直に動いている千歌たちの活動の動きが加わることで、膠着してるように見える三年生の現状を打破する切っ掛けになってくれたら良いかなと。鞠莉が千歌たちの動きに荷担するように立ち回るのも、そうなることを期待してのものなのかもしれないですね。皆が思いのままに動けるようになる日が早く来て欲しい!
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