魔法つかいプリキュア! #27「Let'sエンジョイ!魔法学校の夏休み!」新たなる敵対勢力との邂逅と迫り来る脅威。
それでも一緒にいるために今は出来ることをやっていくのみ。



闇の魔法つかい勢力を一掃し魔法界の夏休みを満喫するのも束の間。戦士に未だ休息の時は訪れず新たな敵対勢力ムホーが、遂にプリキュア勢に直接接触を図ってきた回。ドクロクシー消滅後の残党ヤモーとの交戦は、いわば新章開幕までの橋渡し的な期間でもあって、これから新勢力との今まで以上に苛烈な戦いが始まるにあたって、改めてみらいに何のために戦うのかを決意表明させる展開が熱いなぁ。
校長とみらいが魔法の杖の木の下で会話をするのは、みらいが初めて魔法学校を訪れた
第2話以来のことでしたが、闇の魔法つかい勢力との戦いが始まるに際して、みらいはモフルンを守ってくれた「大切なリコの力になりたい」という一心で杖を手に入れ力を発現させていた。その後はーちゃんも加わり、彼女を含めて周りにいる大切な人を守るための戦いを繰り広げていたのですよね。
それが闇の魔法つかい勢力との戦いにおける、みらい達の戦う原動力にもなっていたと思います。そしてその戦いの中で知っていった。校長とクシーのかつての経緯を。大切な誰かと一緒にいられる時間が、どれだけ特別で大切なことなのかを。一度ははーちゃんを失いかけて、リコともお別れするような事態に陥ったからこそ知れたこと。だからその当たり前の特別を守ることが、これからの戦う理由になる。
以前は初めての魔法界でどうしたらいいのか分からなかったみらいに、校長が道と可能性を指し示してくれたけど、今度は戦いを通して成長したみらいが、力の大半を失い進むべき先行きを見出せなくなっていた校長に、その名の通り希望溢れる未来への道筋と可能性を示してくれるのが凄く頼もしくて素敵。守りたいものがある人はそれだけでどこまでも強くなっていける。
力のあるなしじゃない。特別なことや最前線で戦うことだけが全てではない。一人一人の人間が、今自分に出来ることを精一杯やり尽くす。例えその一つ一つは小さくても、大切な人と一緒にいられるより良い未来を求めて最善を尽くしていけば、その力の集合は大いなる災いをも退ける大きな力になり得るのではないかと。そんな風に思えたのでありまする。
大切な誰かのためにという思いが違う世界に住んでいた人々を繋げ、これからも一緒にいたいという思いを生じさせた。預言された大いなる災いと迫る脅威に対する未来への希望。これからプリキュアが戦っていく理由と原動力。それらが改めて示されていた新展開の始まりだったのではないかと思いました。



ミラクルは割と初期の頃からイケメンだったけど、今回のミラクルさんはいつにもまして勇ましくて格好良い。強い決意を表す鋭い眼光と言葉。並の相手だったらあれだけで尻込みしちゃうんじゃないかな。それを軽く受け流してしまうラブーさんの強さも感じるけど。守るべき嫁と子供。そんな彼女たちと一緒にいるためなら、どんなに辛く過酷な戦いになっても立ち向かえる。
戦いを通して逞しくなったみらいさんが本当にイケメンで頼もしい。守るべき者、背負うものがある人間は本当に強い。一家を支える大黒柱は伊達ではありませんな!しかしこの時点でここまで頼もしいと果たして終わる頃にはどれだけ凄いことになってるんだろうか(笑)
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