NEW GAME! #10「正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴…」気を許せる理解者が居てくれることのありがたみ。
顔を合わせて面と向き合わないと伝わりきらないこともある。



まだまだ続くねねっちの社会見学を兼ねたアルバイト編。今回は残業や休日出勤が重なり疲労の色を見せた青葉を改めて心配したねねっちが、夢のために頑張る青葉をともすれば否定する旨の発言をしたことから仲違いをしてしまうという筋書きでしたが、ここに来てねねっちがアルバイトに来た当初の目的を回収するのと同時に、青葉とねねっちが直接顔を合わせて向き合うことの大切さを感じさせてくれた回でした。
幼い頃からずっと一緒にいて進学と就職を機に違う道を歩み始めた青葉とねねっち。直接会う機会は激減しながらも電話を通して近況報告を行っているシーンは、これまでの回でも折に触れて描かれていたわけですが、電話越しに青葉が語る夢へ向けての頑張り。そして青葉の身を案じるねねの声。双方に伝達されてはいたけど相手の顔が見えないだけに、本当に全ては伝わりきっていなかったのかもしれない。
前々回の感想で今回のアルバイトはねねっちにとって実社会の実態、その一端を知る好機でもあるというようなことを書きましたが、青葉の実態を知るという側面もそこには含まれている。実際に残業に入る青葉たちを見たから今まで以上に心配してしまうし、夢を叶えるために頑張ってきた青葉の仕事の成果を実際に目の当たりにしたからこそ、今まで以上に強い気持ちで応援したいという思いが湧き上がる。
ねねっちが青葉の一番の理解者で応援している人間ということは、今回だけでも複数の箇所で示されていると思います。ひふみ先輩の「青葉ちゃんって仲良くなると意地悪になっちゃう方?」という台詞。うみこさんの「涼風さんも怒るんですね、意外です」という台詞。どちらも青葉がねねっちだから見せる姿で、ねねっちにしか見せない姿だと思います。
それくらい青葉の中でねねっちは自分の素を曝け出すことの出来る気を許せる相手ということで。そういう相手が自分を気遣って心配してくれるから強く反応しちゃうし言葉も響く。夢を応援してくれるから頑張ろうと思える。電話越しの言葉だけではなくお互いの顔を見て向き合って伝え合うから心の底から伝わりきったのではないかと思えた。そういう相手がいてくれることが何よりも頼もしくありがたい。
そういう意味では母親から電話が掛かってきていたコウのシーンも青葉たちに通じるものがあったのではないかと思う。実家を出て一人暮らしをする娘を心配して頻繁に電話してくる母親の気持ち。何かと理由を付けて来ようとするのも直接顔を見て実態を把握することで安心したいからだよね。そして同時に仕事に頑張る娘を応援したいとも思っている。
嫌な素振りは見せつつもコウも相手の気持ちが分かっているから心底では嫌ではない。自分を心配してくれる気の許せる相手がいるってことは支えにもなるし励みにもなる。そういう付き合いの長い理解者がいるってことはありがたいことです。それが家族や身内、友人のどれであってもね。
ということで顔を見て思いを伝え合うことや、心許せる相手がいることの重要性を感じられるお話だったかなと思いました。親友が夢を思い求める仕事の実態、そこに懸ける思いを改めて目の当たりにしたねねっちは何を感じ何を思うのか。アルバイトに来る前と今ではきっと何かが変わっている。最後に足を引っ掛けて電源落とすオチをつけた素行面はあまり変わってないけど内面はね(笑)
ともあれこのアルバイト期間の中で実際にねねっちが見聞きしたもの。それがねねっちの今後に良い方に作用してくれるものとなれば良いですな。フェアリーズのゲーム製作もいよいよ佳境。一区切り付いたときに何が残るのか。そしてその先はどうなるのか。夢を追い求めて日々頑張る若者達の未来に幸あらんことを。夢を叶えるために頑張る若い人の姿は輝かしくて眩しい!

電話越しに思わずママって言いそうになるコウさんの反応にもニマニマしてしまいますが、大好きなコウちゃんに突然入った連絡と微妙な反応を見逃さずにしっかりとマークしているりんさんが流石すぎてもうね。一人で焦り相手が誰かを知って一人安堵するりんさん。親御さんへの挨拶も含めてマジのガチ勢ですし、もういつも言ってるけどこの二人はいつまでもお幸せにとしか言えねえ!



いじわるな青葉ちゃんに怯えるひふみ先輩可愛い。いつまでも優しい青葉ちゃんでいてほしいけど、小悪魔風の青葉ちゃんもこれはこれで良いものだ。しかし今回は何を置いてもひふみ先輩に餌付けされたい人生だった。宗次郎くんが心底羨ましい。
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