魔法つかいプリキュア! #41「ジュエリーな毎日!魔法学校へ放課後留学!」なんてコトない毎日が特別になる。
大切な友人と過ごす楽しい今の時間がキラキラの宝物になっていく。



みんなと出会ったから生まれたワクワクの毎日。今は当前のように享受している友達と過ごす時間の尊さと有り難みを改めて実感する今回のお話。魔法界とナシマホウ界を毎日のように往復し、二重の生活を送るみらい達はとても多忙に見えるけど、その表情はとても生き生きとしていて充実していることが伝わってくる。そんな彼女たちの姿が冒頭で描かれているから、今の彼女たちの日常というものを改めて意識させられます。
違う世界に生きていたみらいとリコが出会うことで始まった今の日々。交流を重ねる中でお互いのことを少しずつ理解し、その交友の輪を広げていったことを補修メイトたちとのやり取りで感じられたのが良かったなぁ。本当に数々の要因が折り重なって築かれている今の楽しくも騒がしい奇跡のような日々。でもその楽しさや騒がしさとは裏腹に、それらの日々はとても儚く脆い側面も兼ね備えていて。
校長とクシィの関係性と彼等が辿った末路が今一度フィーチャーされることで、今のみらいたちが感じている友達と過ごす楽しい日々が如何に素敵なものであるかを鮮明にしているのが素晴らしいなぁ。騒がしくも楽しい時間を皆で共有しているみらい達がいる一方で、今一人でかつて傍にいた友に思いを馳せて彼を偲ぶ校長がいるからこそ、その儚くも輝かしい幸福な時間がより際立って見えるのかなと思います。
かつて自分も享受しながら今は失ってしまった大切なもの。掛け替えのない時間。それは何も校長とクシィだけに限ったことではなくて。例えば楽しそうに出かける娘達を見たみらいパパの「いいなぁ青春って」という台詞にしても、かつて自分たちが享受しながら今はもう取り戻すことは叶わない時間の有り難みを実感させてくれる。そしてそれらは過ぎ去った時間を回想する今だからこそ感じられるのかなとも思います。
でも面白いのはみらいやリコ達が、校長やパパたち大人ほどとはいかなくても、自分たちの置かれている境遇と一緒にいられる今の時間がどれだけ貴重で掛け替えのないものであるかを噛みしめている所ではないかと思う。元は違う世界に生きていた者同士。いつか訪れるかもしれない別れの辛さや寂しさ、大切な友達と一緒にいられることの喜び。
それらはみらいとリコがお別れしかけて一緒にいられることになった
第9話。はーちゃんとの一時の別れと再会が描かれた
21話や
22話、これから先も一緒にいられる喜びを感じた
23話で彼女たちが身を持って痛感したことでもある。そんな彼女たちだからこそ、今一緒にいられるこの時間が永遠ではなく、また同時に儚く脆いものであることも知っている。だから今のこの大切な時間を心から大切にすることも出来る。
これから終盤に入る前の最後の骨休め的なパジャマパーティーでもあったのかもしれないけど、一大決戦を前に本作でずっと描かれてきたテーマというか大切にすべきことは何なのかが改めて示されていた回でもあったのかなと思いました。ドクロクシーが遺したあの本を回収したオルーバもいるし、ここに来て前半部分のラストに僅かに残した要素を回収してくるのも見事ですなぁ。
校長やクシィの道は分かたれてしまったけど、友達と一緒にいる今この瞬間にその大切さを知るみらい達ならきっと大丈夫。かつての校長のように大切な友との繋がりを失わないように。最後にお互い向き合って手を取り合い、しっかりと相手を繋ぎ止めて同じ方を向いたみらいとリコの姿に、この先の希望溢れる未来を見た思いでいっぱい。
今のキラキラした幸せな時間をいつかみんなと一緒に振り返ることが出来る日が訪れたなら。そんな希望溢れる未来がこの先に待っていたらいいよね。まほぷりもいよいよ終盤戦。残り少なくなってきたお話ですが、最後まで見届けられたらなと思います。



いつも以上に夫婦っぽい雰囲気全開だったみらリコの未来に幸あらんことを。はーちゃんやモフルンを含めて本当に家族だよねもう。最高に幸せな時間が流れている空間がここにあったよ…。
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