魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン #09「私は働く!家族のために!!」元気があるから仕事が出来て仕事があるから元気が生まれる。
家族の為に戦い続ける企業戦士の一時の休息。


魔法少女以上に過酷な戦いに身を投じる現代の戦士、ゆずかパパのメイン回。相変わらずのブラック勤めで以前よりも更にやつれてしまったゆずかパパの姿が、日頃の凄絶さを物語っているのに、それを微塵も感じさせないゆずかパパの前向きな言動に涙を禁じ得ない。早朝の公園で一時の休息を取り、自宅には家族の顔を見るだけ僅かに戻る。それでもパパが頑張れるのは生き甲斐である家族と仕事あればこそ!
生き甲斐。それがあるから人は生きるための活力を得られるのであって、それを奪おうとする相手はいかなる者であっても許されざる敵なわけなのです。労働者を守るはずの労働基準監督署が、ゆずかパパにとっては許しがたい悪の帝王になってしまうのもそのためで。明らかにブラックなのに本人は一ミリたりともそうは思っていない仕事が生き甲斐のゆずかパパの意識が見事に反映されている夢ですなぁ。
普段戦いとは全く無縁な本作の魔法少女たちですが、夢の中とはいえ魔法を駆使して戦う様は、本来在るべき王道の魔法少女ものを彷彿とさせてくれる。夢の中でパパが最前線に立って戦ったのも自らの生き甲斐を奪おうとする者を打倒する思いとは別に、日頃から娘と一緒にいる時間が極端に少ない父親が、少しでも娘と触れ合いたい気持ちが反映されているのかなぁと思うとより感慨深いものとして映る。
夢はそれを見る人の願望が反映されたもの。であるならばゆずかパパにとってあの夢は本当に嘘偽りのない正直な気持ちが溢れたものなんだろう。生き甲斐を奪おうとする悪の帝王を夢の中で打ち倒し、守るべき家族の姿を見て活力を貰う。二つの生き甲斐を存分に感じたゆずかパパは、今日も今日とて充実感と生きている実感を存分に感じながら、朝陽が降り注ぐ道をひた走り通勤していくのであった!



こんなに素敵で可愛らしい最愛の家族が居たら頑張らないわけにはいかないよね。家族の為に頑張って働く日本のお父さんは格好良い!でも無理はしないでね!何事も健康な肉体あってこそ感じられる生き甲斐なのです!
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