キラキラ☆プリキュアアラモード #01「大好きたっぷり!キュアホイップできあがり!」つくって!たべて!たたかって!
レッツ・ラ・クッキング!



プリキュアシリーズ14作目の題材はスイーツ!女の子の永遠の憧れと夢が詰まったテーマは、まさに王道中の王道と言える。ぱっと見で全体的に見渡したときに感じる可愛らしさが強調されている作風や、プリキュアシリーズの醍醐味かつ特徴でもあった「戦う女の子の肉弾戦」を封印するところなどは、今作が持つテーマを如実に反映したものなのではないかと思います。
スイーツをこよなく愛し、また自ら作り出すことに夢や喜びを見出す少女いちかが主人公の物語。いちかの手はお菓子作りを通して夢や希望を創出するものでもあり、今作の根幹を成す要素の一つ「キラキラル」を生み出す手でもあるはず。決して誰かを傷つける為にあるものではない。
食べ物を粗末に扱ってはいけないという配慮もさることながら、シリーズの代名詞とも言える肉弾戦を封印したのは、本作が持つテーマと主人公いちかのキャラクター像が反映された結果ではないかと自分が感じた理由はそこにある。同時に歴代シリーズが積み上げてきたお約束をあえて外してくるところに、今作の新しいことに対する意欲というか挑戦する気概のようなものを感じられる。
本編内にも出てきた実写を挟むスイーツ作成の工程だったり、次回予告の後に入る一分間クッキングだったり。今までにない描写や構成で本来の視聴対象である女の子に、如何にして本作のテーマとなっているスイーツ作りの魅力や面白さを伝えるか。そこを大事にしながら注力して出来上がったのがキラプリではないかなと。初回を見た印象はこんな感じなのでした。
勿論新しいことに挑戦する一方で、歴代シリーズが積み上げてきたものに対するリスペクトを感じる部分も沢山あって、これまでにはないものもあるけれど、それでもシリーズの一翼を担う作品であることも十分に伝わってきた。テーマにしても内容にしてもこれで本当にいけるのか。大丈夫なのかと思える方が先々が楽しみであることも事実。つまり自分は今後のキラプリに期待しているということなのだ!
スマプリ以来の開始時点で初期五人体勢。そして、中学生と高校生が入り交じる混成チーム。そんな彼女たちがスイーツを軸に、どのようにして出会い繋がっていくのか。前作で言えばトパーズスタイル主体に近いスタイルで、どれだけ斬新で目新しい戦い方を見せてくれるのか。
暫くはそのあたりに注目して見ていけたらいいかなと思います。毎週感想を書けるかどうかは分からないけど何はともあれこれから一年間楽しく見ていきたい!



変身時に髪を下ろしたいちかわいい。上述したようにプリキュアサイドからの直接的な物理攻撃は封印という措置が取られている本作。代わりにスイーツを用いた攻防。加えてキュアホイップならウサギと、動物の特性を活かして戦っている姿は、やはり既存シリーズとは一線を画しているものがあると感じさせてくれるところです。
その回ごとにいちか達が作ったスイーツを使って戦うとなれば、色々と多彩な戦闘が行われて楽しそうではあるが、やはり難しさもあるのではないかと察せられる。まほプリ初回の感想でも同じようなこと書いてる自分がいましたし(笑)ただ、例年以上にこの部分は本作の方向性を左右しかねないだけに、どうなっていくのか注目していきたいポイントであることに変わりはないのです。



戦闘時のプリキュアジャンプもさることながら、このホイップステップジャンプのカットを見ただけで、歴代シリーズに対するリスペクトは存分に伝わってきた。うむ、これは間違いなくプリキュアシリーズの系譜だ。
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