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キラキラ☆プリキュアアラモード 第16話「好きに気付いて輝かしく彩られるゆかりの世界!」

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キラキラ☆プリキュアアラモード #16「キケンな急接近!ゆかりとリオ!」

お互いに痛いところの抉り合い。
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ゆかりとリオ双方の思惑が複雑に絡み合う腹の探り合いと傷の抉り合い。結果的には隙を見せたように見せかけてリオを巧みに罠に嵌めたゆかりが数枚上手だったのだけど、激昂する前のリオの言動は決して的外れなものではなく、ゆかりの痛いところを的確に突いていたのだと思います。そして互いに相手の心の琴線に僅かでも触れらたのは、この二人が実は似た者同士であるからではないかと。

鏡に映った自分を見ているような感覚とでも言いますか。器用に何でもこなして周りから完璧と称賛されることが常の人生。何か一つの物事に熱中することもなければ執着することもない。故に何かを好きになる感覚も分からなければ好きにしていいと言われても途方に暮れてしまう。好きという不定形の感情に実感が持てず身動きが取れなくなる。だから他人の心を試し触れようとせずにはいられない。

決まった手順をただ繰り返す。それをして完璧と周りから讃えられる型に嵌まった日々。心の伴わない型に嵌まった今までのゆかりの人生は、さながら人ではなく機械に近い在りようだったと言えるのかもしれません。でもゆかり本人も気づいていなかった型に嵌まった動きや日々の中に、しっかりと好きがあることをいちかが気づかせてくれるのがいいなぁと。

外見とか派手な所作ではないかもしれない。でもお菓子を扱うゆかりの手に感じた内面的な優しさ。小さい頃から繰り返して来ただろうその所作の中に、確かにゆかりが込めていた「好き」の気持ちはあったのです。小さなこだわりがおもてなしの心になるとは、ゆかりの祖母の受け売りだったそうですが、例え小さくてもこだわりとは執着や固執でもあり、即ち好きへ通じる大切な気持ちなのだと思います。

好きという気持ちが分からずに何かを求めている点で確かにゆかりとリオは似ていた。でももう違うのです。自分の中にもちゃんと好きがあることをいちかに気付かせてもらったゆかりは、もう決して空っぽでもないし心がない機械でもない。型に嵌まった動作も日々も心が伴わなければ無味乾燥で特別にはなりえないが、そこに心が伴うのなら一つ一つの所作や日々に特別な意味が宿る。

好きだから繰り返し反復出来るしどこまでも突き詰められる。楽しいと思うからのめり込んで心躍らせる事が出来る。孫娘にそれとなく大切なことを説きつつ、ゆかりの「好き」が込められたおもてなしを受けて、彼女の好きを更に伸ばそうと返してくれるお婆さまも素敵なのでした。夢中になり熱中出来るものがあるから日々はより輝かしく彩られる。

自分にも好きがあることに気付いて更に魅力を増したゆかりのキャラ造形が深まる回でもあったし、逆に人の心の機微を学び必死に人間という枠組みという名の型に嵌まろうとしているようにも映るジュリオとの結びつけと見せ方が上手い回でもあったなと思いました。ひいてはその部分が彼の正体にも関わってきそうな部分なだけに…。

どれだけ形を真似ようとしても大切なのは人の心の部分。彼が付け入る隙にして弱さと捉えたゆかりのそれは、実際のところそうではなかった。そういう意味でも彼は未だ人の心の本質に至ることは出来ていないと感じさせてくれる。ジュリオ登場以降の物語の芯を今回も感じたし、そんな彼がその真なるところを本当の意味で学んだときに如何なる変化が生じるのか。

次回が一つ山場になりそうなだけに楽しみは増すばかり。それにしてもメタ視点から対策を講じて油断させたところで付け入るゆかりさんの隙のなさ。その恐ろしさまだまだ計り知れない!


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今回琴爪家の描写で印象深かったのが各部屋に設置されていた掛け軸に書かれていた言葉。最初の茶会の時の「楽」は、お婆さまの言葉にもあったように何よりも楽しむことの大切さの示唆。ゆかりといちかが二人きりになった離れの「白琢」は病魔よけの意味合いがあるそうですが、リオに揺さぶれ心揺れていたゆかりの心を、いちかが救ったことの示唆的な意味があるのかなと思えたり。

そして最後にゆかりと祖母が二人でいた一室にあった「看脚下」とは禅宗の言葉だそうですが、意味は「足元を見よ」己の足元をしっかりと固めていれば、どんなことが起ころうとも不安はないという意味だそうで。いちかに励まされ己の足下がしっかりと固まったからこそ、最後に晴れやかな笑顔を見せたゆかりの心を反映しているように移ります。

地に足が付いている。対ジュリオ戦のときも吊らされて足下がおぼつかないはずのゆかりはしかし揺るがずに地に足をつけ、物理的にはちゃんと地に足をつけているはずのジュリオの方が激しく揺さぶられ、せわしなく飛び回るというのが実に象徴的な光景であったように思います。大切なのは心。人間の心の機微について学ぶ。ジュリオ登場以降の物語の芯をこういうところでも感じた次第です。

私の得意なこじつけかもしれないけど、こうしてみるとゆかりとリオの繊細な心理戦や駆け引きも含め、女児アニらしからぬ深さが内包されていた回でもあったのかも…しれない。しかしそんなところもまた魅力的。

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