アイドルタイムプリパラ #09「おしゃれスタジオ始めたっての!」自分の力で叶えてみたいユメェ~がある。
プリパラは女の子の夢を叶える場所!




まさかまさかのチアガール組メインエピソード!プリパラと言えば下手をしたら主要キャラよりも濃い脇役というのは、前作のときから自分も度々触れているところなのですが、今作主要キャラのにのやみちるに先んじてプリパラで重要な役割を担うキャラになるとは嬉しい誤算。言動はキツいけど実は優しくて、自分でやってみたいことを持ってるちあ子も魅力的なキャラでした。
パパラ宿の女子の中でもダンプリを熱烈に応援し、不法侵入してまで応援に赴くほどダンプリに入れ込んでいるチアガール組。そんな彼女たちだからこそプリパラの良さを認めさせ、引き入れることにはとても大きな意味があるのかなと思えます。確かにダンプリとWITHは夢を与えてくれる存在かもしれないが、自分の力で自分の夢を叶える場所ではないのだ。
プリパラは女の子の夢を叶える場所。自分の夢に向かって自分の力で何かをやることで得られる達成感。自分の力で他の人に夢を見させてあげる喜び。ダンプリでアイドルを応援するだけでは決して得られなかったものが、プリパラの中では得ることが出来る。ヘアメイクアーティストになるのを夢見るちあ子のプリパラ内での活動が、それらのことを実感させてくれた。
プリパラは女の子なら誰でもアイドルになれる場所。それがパラ宿のプリパラ、ひいては前作の全体的なテーマに通じていました。今回ちあ子を通じて描かれた「プリパラは女の子の夢を叶える場所」である意識付けは、前作とは異なるパパラ宿のプリパラならではのテーマ。その差異を表していたのではないかと感じます。既にダンプリが浸透し、自分が何をしなくても夢を見られる。
そんなパパラ宿の現状だからこそのテーマ。プリパラでなければ駄目な意義。女の子がプリパラに来なければ得ることの出来ない充実感や喜びが確かに存在する事実。前作とはまた違うプリパラに求められるものが見えてくる回でもあったのかなと思います。そんな前作との違いが描かれる一方で、前作と共通する普遍的なテーマも内包されていたのがとても良かったなぁ。
ちあ子がプリパラに出入りしたことで起こったチアガール組のすれ違い。でもプリパラの中でキラキラ輝くちあ子を見て、他の皆も考えを改め今まで以上に固い友情と絆で結びつけられるのです。み~んなトモダチを公言しパラ宿で頑張っていたらぁらが、パパラ宿でも今それを最優先に考え動いたように。プリパラが紡ぐ友情。場所が変わっても不変のテーマがプリパラには内包されている。
まだまだ多様性に欠けるプリパラの内部を拡充すると共に、ダンプリを応援する筆頭的な存在を引き入れる過程で、前作と今作の違いを打ち出しながら丁寧な描写がなされていた回だったと思います。少しずつ流れが変わり始めたパパラ宿のプリパラ。果たしてグランプリ当日までに他のアイドルをデビューさせ成立させることが出来るのか。今後の動向にも要注目!



チアガール組を仲直りさせようと奮闘するらぁらの一人芝居が面白い。後頭部と側頭部にそれぞれWITHのメンバーのお面を付けた姿は、さながら「阿修羅ぁら」と言う風貌でインパクトも抜群。騙せる気配の欠片もなく即行で見抜かれてしまっているのはご愛敬だが、友達同士の為に今も友情を何より大切に考えて頑張ることの出来る。
らぁらの不変的本質的な一面を垣間見ることの出来るシーンでもあったのかなと。クールな声音や物言いは
シオぽよ回のセレブらぁらを彷彿とさせるものがあったけど、あらゆる意味でイレギュラーすぎたあの時のらぁらは、やはりイレギュラーだったのだと再認識する一幕でもありました。

今回はテーマ的に面白かったし、チアガール組が当初の私が思っていた以上に色々な役割を担うことが出来ると確信出来た良い回だったし、次回にしても対ににのちゃんがプリパラデビューと色々見応えのある要素が多い回だったのは間違いない。しかし、そんな諸々のあれこれをたったのワンカットで全て吹き飛ばしてしまう後ろ姿が放つ存在感と言ったらもうね。
放送後に公式が投下したガァルマゲドンにしても言えるんだけど、シリーズ物で実質続編であるだけに、やはり前作主要キャラの再登場。その中でも圧倒的人気を誇った彼女らが再び本編に降り立つとなれば、否が応でも盛り上がらざるを得ないよというね。ある意味前作の最終回で一番予想外の結末を迎えたシオンちゃんだけに、余計にその動向は気になる。
回想とかそういうパターンの可能性もあるかもしれないが、何にしても次回が楽しみすぎて待ちきれない。シオンちゃんもそうだけど、もうすぐ六月になろうかというこのタイミングでガァルマゲを召還する公式様も流石だよなぁと感嘆する。あろーまの月だもんね。
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