魔法陣グルグル #05「おでかけ!修行ハウス!」信じる者は救われる。
モンスター軍団のシュギ村襲来からボス討伐までを描いた今回のお話。修行を終えたタイミングでの強敵襲来となれば、如何にして身につけた新しい力を発揮するのかが見せ場になりそうな所ですが、実際今回の騒動においてニケとククリが果たした役割って腕輪の解放と運搬が殆どで、主立った戦闘を行っているのはジュジュとゴチンコの二人なんですよね。
ニケは雑魚相手に磨いた剣の腕を一応披露していたりするけど、その雑魚と戦うにしても腕輪の力頼みのところが大きく、ボス相手に至っては殆ど逃げに徹している。勇猛果敢に正面切って相手と戦っているのはプラトー教組の二人で、修行してレベルアップしてきたはずの勇者と魔法使いが、殆ど力を発揮することなく遠巻きにそれを見守る傍観者ポジに収まっているのが面白いところ。
実際に今回の実質的な主役は自由気ままに振る舞っていたジュジュで、トランスに入っているときのハイな姿だったり、相性最悪のギップルに殺意を向ける姿だったり、それとは対照的に最後にニケに対して思いを馳せる純粋な姿だったり。様々な一面を見せてくれる彼女の言動行動表情に、彼女の魅力が凝縮されていたと言ってもいい。ジュジュ可愛い。
ただ、欲を言えば冒頭ジュジュがギリに体を乗っ取られるシーンの小ネタはカットしないで欲しかったなぁ。前回の絶対音を立ててはいけない流れでは、ギリが出てくる前に総裁が「おならぷう」の悪戯を仕掛けてきてニケがフルボッコにされかけるシーンがあるんですよね。それがあるから今回モンスターが持ってきた銅像で村人が犬に変えられるシーンの面白さが引き立つ側面はあった。
あと司祭とニケが静寂のガラガラを使うネタもカットされたのは残念。トランス状態になったジュジュを抑えるには本来これを使わなければならず、必死の形相でガラガラを振ってジュジュを抑える仕事は、ニケにとって最も重要な役割の一つでもあったんだよ!今回ニケが腕輪の運搬係になっていた感が増したのも、これがカットされた影響が少なからずあるかもしれない。
オリーブの首飾りでニケが呪われて奇術師めいたことをやる件もカットされていたけど、あれはあってもニケがまともではない戦闘をするイメージがより強くなっちゃうところがあるので(笑)いずれにしても今回戦闘で頑張っていたのがジュジュであることは揺らがないのだ。これらのカットされた小ネタは、ぷちアニメ劇場の方で補完されるのかな。
今回戦闘に直接的に参加することはなかったけど、もう一つ重要なのはククリの修行の完成ですよね。今見るとこの辺はもう答えを言ってるようなものなんだけど、グルグルの強さと姿はククリの何から生まれるものなのか。信じる力が強さに転じるのなら、それが揺らいだときに起こり得る不安要素は…というのが次のアッチ村で出てくる彼に繋がってくるところですね。
それにしてもククリがイメージした最強の勇者様(具象気体)が当時から本当に大好きで。美化されまくりのニケが無茶苦茶に暴れ回る様は愉快痛快。肝心の本物が殆どまともに戦闘していない今回のお話だから余計に。ただこの修行も勇者様を生み出すまでに、いくつかの失敗があって辿り着いているんだよね。イメージに悩むククリが夢で見た「ぼくはクマたいよう」とかね。アラハビカ編に期待しよう。
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あ、今回いろいろとカットされたんですね。
ジュジュががんばってくれましたね。
いろいろと活躍してくれました、やっぱり暴走してましたね。
次はいつ登場してくれるのか楽しみです。