日刊アニログ

キラキラ☆プリキュアアラモード #27「アツ～いライブバトル！あおいVSミサキ！」

あおちゃんらしさを全て出して全力でぶつかろう！

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ちょっぴり闇墜ち展開も織り交ぜたあおいメイン回。自分らしさとは何かという不意に湧いた疑問。憧れの人である岬さんと同じステージに立ったとき、あおいがそれに初めて気がつき向き合うことになるのが面白い。冒頭で岬さんと対面したときの純粋なはしゃぎようから、徐々に心を曇らせ表情を陰らせていく心情描写の変遷。

これが丁寧に描かれているからこそ、立神あおいという人間が綺麗事だけではなく、負の感情も併せ持って成り立っている人間らしい人間であることを強く訴えかけてきてくれていたと思います。確かに音楽は勝ち負けじゃないし、それが全てではないだろう。でも負けて悔しい。実力で劣るのが悔しい。自分のライブを見に来てくれた人を取られるのも悔しい。

あおいの心にある嫉妬や負の感情。それを否定してしまえば、それはあおいらしさを損なった別のものになってしまう。そういう負の側面も含めて、あおいはあおいたり得ている。同時にあおいが好きで憧れた物も偽りなく彼女自身を形作る一部で。墜ちたあおいにいちかが行った説得の言葉。一番大好きな場所を壊し否定しても、それはあおいらしさからは遠ざかってしまう。

好きも嫌いも憧れも嫉妬も全部ひっくるめて、あおいはあおいとして初めて成立する。それと向き合い醜いとされる負の側面も受け容れられたその時に、初めてあおいの音楽に彼女や岬さんが求めた「自分らしさ」が宿る。プラスもマイナスも全部含めて自分。だからこそ今回あおいが闇墜ちするまでの過程を丁寧に描いたことが最大限に活きるのではないかとと感じました。

岬さんに食べて貰った噛み応えのあるハードで固めのグミは、今のあおちゃんらしさを詰め込んだもの。今はスイーツでその気持ちをぶつけたように。今度は憧れだけではない。負けたくない気持ちも悔しい気持ちも勝ちたい気持ちも全部を自分の音楽に込めて。あおちゃんらしさを乗せた全力のロックを、岬さんにぶつけて届けられる日が来ると良いよね！






それでも無邪気にはしゃぐミーハーなあおちゃんも私は好きなのだ。キラッキラに目を輝かせるあおちゃん可愛い。やはり幸せのキラキラルに溢れている姿が最高なのだ～。


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