日刊アニログ

これは力。人の心を紡いで形を成す罪の王冠
何かを為したいと考えつつ何も出来ずに不満を持ちつつ日々を過ごしていた集。
そんな彼がいのりや涯と出会うことで何を思いどう変わっていくのか。
特別な力を手に入れた集の物語がいよいよ始まります。

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「鍵」を入手して地下水路のような所を逃亡しているいのり。
敵組織と思しき相手に追跡されて機動兵器のようなものまで駆り出され。
歌っているいのりと逃げているいのりが交互に描かれていたのが印象的でした。

アポカリプスウイルスの蔓延によってGHQの統治下にある現在の日本。
周囲と一定の距離を保ちつつ無難な日常を過ごしている集。
現状の日本の状況と自分の状況を鑑みて漠然と何かを為したいと考える集ですが。
特別な力や能力があるわけではないけど現状を変えるための道を模索する。
何とも主人公らしい悩みを抱えていますね集は。

立ち寄った建物で負傷したいのりと遭遇した集。
アーティスト「EGOIST」のボーカルで集の憧れの対象でもあるんですね。

「やれば、出来るかもしれない。でも、やらないと絶対に出来ない」

いのりの言葉を聞いて何やら人の生死に関わる過去を思い出す集ですが。
これは10年前に起こったアポカリプスウイルスに関する事件の思い出なのかな。
それにしてもいのりのこの言葉は意味深ですね。
集の現状を的確に指摘した深い言葉です。

突如踏み込んできた軍人と思しき勢力に一気に制圧され。
彼らの一人がいのりを「葬儀社」に属するテロリストの一人だと告げられ。
血を流し連れ去れるいのりをただ見ていることしかできない集。
ここでも何もできない自分の無力さを実感し、
これでいいのかという集の様子が描かれていますね。

暴力から解放され日常へ戻ろうとする集。
しかしいのりが連れていたロボットのふゅーねるが指し示した地図を見て。
自分を嫌いにならない最後のチャンスとして集が動き始めました。

いのりの預かりものを持って示された地点を目指していた集。
しかし柄の悪い連中に囲まれピンチになったのを救ってくれたのが涯でした。
凄い格好良く登場して瞬く間に相手を倒してしまいましたね（＾＾；
そして集に話しかけてくる涯ですが初対面のはずなのに涯は集のことを知ってる？

感染者と称し街の住民を粛正し始めるGHQの白服。
対処に当たり始める葬儀社の面々。
涯は集にいのりが持っていたものを絶対に手放さないように告げ。
今度こそ絶対に守って見せろといいますがやはり二人はどこかで出会っているのかな。

GHQのロボに撃たれそうになっているいのりを守りに入った集。
その時「鍵」が砕けて不思議な空間にいのりと入り手に紋様が現れる集ですが。
集に対して自分を使ってと言ういのりから武器を取り出し。
大型の剣と思しき武器を使い見事に相手のロボを破壊する集。
特別な「力」を得た集が今後何を為していくのか期待したいですね。

今回使用された曲目
挿入歌
「エウテルぺ」：EGOIST
歌：EGOIST / 作詞・作曲・編曲：ryo

逃げているいのりの状況とは対照的にのんびり悲しげな曲調が印象に残りました。
冒頭で出ていたいのりと一緒にいる仮面っぽいのを被った人物も気になりますね。

EDテーマ
「Departures ～あなたにおくるアイの歌～」：EGOIST
歌：EGOIST / 作詞・作曲・編曲：ryo

挿入歌同様もの悲しさを感じるのんびりした曲調の曲でした。
歌っているchellyさん17歳とは思えないくらい良い声で歌ってますね。

次回 第2話「適者：survival of the fittest」

と言うわけで始まりましたギルティクラウン。
個人的に今期の中でも期待度No.1だったのが本作です。

特別な力や能力は持たないが漠然と今の日常と自分の状況に不満を持っていた集。
集は自分にも何かやれることはないのかと常日頃から考えていました。
そんな集がいのりと出会い特別な力を得たことで何を為していくのか。
「力」を手に入れた集の今後の活躍には本当に期待したいです。

今回集が手に入れた力。
いのりの言葉から推測すると集の心の中に罪がありそうな感じも。
力を発現した時に集の頭をよぎったフラッシュバックのような映像。

あれが集の犯した「罪」に当たるのかなぁ。
人が死んだりして凄惨な光景なだけに「罪」と言うのには十分すぎると思いますが。
子供の時にあれを見たとなればショックで記憶を失ってもおかしくないと思いますし。

葬儀社の首領である涯も格好良かったですね。
涯は本当に集とは対照的な人物だと実感できました。
何かを為したいと思いつつも力も持たず何も出来なかった集。
そんな彼にとって圧倒的な力で他者をねじ伏せレジスタンスを率いる涯。
涯の姿はまさに集が思い描く理想の自分の姿なのではないかと思いました。

登場キャラに関して言えば女性陣はみんな魅力的に見えました。
いのりは公式の次回予告にある4コマや今回のおにぎりの描写を見ると、
どうやら腹ペコキャラのようですが（笑）
魅力的な女性メンバー達の活躍にも期待したいです。

あと個人的にはメカも出てくるという点でも期待してましたが。
今回出てきた人型ロボットのエンドレイヴも良い動きしてましたねぇ。
ただ今後集が生身で戦うことになるとメカの重要性が薄れる気もしますが（＾＾；

それにしても1話というのもありますがまだまだ世界観も掴めず謎も多いですね。

アポカリプスウイルスに感染した人間が起こした事件で占領統治されている日本。
そもそもアポカリプスウイルスとは何なのか。
それに感染した人間がどういう行動を取るのか。
何やら集のことをよく知っている言動を取る涯とか。
随所で挟まれる集の人の生死が絡んでいる過去の記憶みたいなものとか。

この辺の謎がどうなるのかに期待しつつ次回を待つことにしましょう。
個人的には物語に引き込まれる魅力的な1話だったと思います。
この先も期待できそうですし凄く面白かったです。

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第8話「夏日：courtship behavior」
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第2話「適者：survival of the fittest」
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