全体的に不思議という印象を抱いた1話でしたメディア王と呼ばれる麟六の名代として娘の梨江は加納グループのパーティに出席。
その会場で梨江は敗戦探偵と呼ばれる新十郎と奇妙な因果という二人と出会うことになり…。
因果の反則能力に思わず( ゚Д゚)ポカーンとなった初回でした。
物語冒頭で早くも血を吐いて死にかけている男が。
因果との出会いのようですが倒れているのは新十郎かな?
加納グループの夜会に招待された梨江。
父の麟六の名代として出席することに色々文句があるようで。
でも泉さんの前では自分が名代であることをアピール(笑)
メイドさんの言うとおり天の邪鬼な娘ですねぇ。
ネットビジネスに成功し今では金と技術を独占して各省庁の顧問まで務める麟六。
探偵として新十郎は麟六と検事の泉とは面識があるようですね。
梨江とは新十郎と因果の二人とも初対面のようですが。
パーティ会場で麟六の名代として名乗りを上げる梨江。
実在を怪しまれている麟六ですが早速取り入ろうと周りの人は必死ですね(笑)
そして明日にも逮捕されると何やら嫌疑をかけられている加納に挨拶する新十郎。
因果の説明によると最後の名探偵とのこと。
世間的にも名が通っているようですが「敗戦探偵」というマイナス面で有名(笑)
いつも麟六の推理にけちをつけているせいで周囲の評価はあまりよろしくなく。
真実を知らない人にすればそう思っても無理はない(^^;
パーティが始まり梨江と会話する加納夫人ですが。
いつの間にかついていたSPもそうですがこの二人は怪しすぎる(笑)
そして会場の間取りを何やら特殊な能力で把握している因果ですが。
この子もまだまだつかみ所がないキャラですねぇ(^^;
会場にて自らの無実を訴えようとする加納が壇上で殺された!
梨江にお酒を飲ませて会場から連れ出して自ら介護する夫人。
どう見てもアリバイ工作のために梨江を利用しようとしているようにしか見えない(笑)
神田代表と小野代議士を疑う梨江。
加納がかけられていた嫌疑は海外からの復興支援費の着服疑惑。
二人もそれに関与し加納が逮捕されれば自分にも害が及ぶ。
梨江の言うように確かに動機としては十分なものがありますが…。
しかし梨江の推理は直後に映像を通して現れた麟六パパに速攻で否定され(^^;
麟六の推理によれば普段から居て当たり前の存在となっているSPが黒と。
先ほど梨江に付いていた女性のSPは拳銃で撃たれて死亡していて。
それを見ていた因果はもう限界だと様子がおかしくなりますが。
SPの死に方が不自然だと良い披露された新十郎の推理。
黒い眼鏡にスーツを着れば誰でもSPに見える。
先ほどの女性SPを殺したあとに彼女に成りすまし加納を殺害したと。
そしてそれが可能だったのはその時会場にいなかった梨江か夫人のどちらか。
そんな推理を披露する新十郎たちの元に戻ってきた因果は姿が変わってる( ゚Д゚)
何やら大人っぽくなった因果に迫られる夫人。
「教えて。あなたにとって夫は犯罪者、愛する人? それとも何?」因果の能力によって質問に答えた夫人。
彼女にとって夫は「英雄」でなければならなかった。
ついこの間まで行われていたテロ行為などの戦争。
その対策に私財を投じて取り組んでいた加納は英雄と呼ばれていたと。
しかし戦争が終われば犠牲者は英雄と呼ばれても、
加納は私腹を肥やしているとしか言われず。
彼女にとって理想の英雄のままで居て欲しかったがために殺したと。
証拠として新十郎が上げた夫人の下に穿いているパンツ。
冒頭で梨江に送られてきたドレスのボタン一つで簡単に着替えられるという点。
これも伏線になってましたか(^^;
警察関係者が殺したとなれば犯罪者ではなく国の陰謀の犠牲者。
自分の思いのためだけに殺しをやる殺人犯なので身勝手なのは当然ですけど。
今回殺された女性SPはあまりに不憫じゃなかろうか。
そして事件が解決し麟六から連絡が入り。
今回の事件も美しい結末として情報操作を行うと裏取引。
こうやって都合の良いように情報を操作するからこその「メディア王」なんですね。
新十郎がそれについて何も言わずにいるのは何か理由があるのかな。
今まで父が解決していた事件は実は新十郎が解決していたとしった梨江。
今までの非礼を新十郎達に詫びる梨江ですが。
今回最後に取引したように美しい嘘があっても良いと新十郎に言って。
自分たちに美しいものは似合わずただ堕ち続けていくだけと語る新十郎。
敗戦探偵の新十郎と謎の助手因果の物語はこれからですね。
今回使用された曲目OPテーマ「How to go」:School Food Punishment
歌:School Food Punishment / 作詞:内村友美、江口亮 / 作曲:School Food Punishment、江口亮 / 編曲:江口亮
何ともオサレ感漂う曲でした。
荒廃した東京の街並みが凄く印象に残ります。EDテーマ「Fantasy」:LAMA
作詞・作曲・歌:LAMA
OP同様にこちらもオサレ感満載の曲で良い感じです。
オサレさと同時にこちらは何とも「不思議」という印象を受けました。
あまり自分が聞かない曲調だから尚更そう感じるのかもしれません。次回 第2話「無情のうた」予想していたよりもまともな推理ものではなかったですね(笑)
いや新十郎や梨江は割とまともに推理してたとは思うんですけど。
それにしたって因果の能力は推理ものでは反則のジョーカーもいいとこですよね。
1問だけ因果の質問に人は必ず答えるっていうのは。
これ本当に使い方次第では何でも出来ちゃいます。
特に今回のように閉鎖された空間で事件が起きて容疑者が絞り込める場合。
最悪「あなたが犯人ですか」って質問で全部解決できちゃう気もする(^^;
もちろんこれは限定された空間での事件に限っての話で。
違った趣の事件だとこの話には当てはまらないとも思います。
今後因果の能力をどう上手く見せていくのか。
殺人以外の事件に対してどう活かしていくかが見所になるかなぁと思います。
くれぐれも能力頼りで解決するっていう一辺倒な展開にはならないで欲しいです(笑)
あとこの作品は世界観もかなり独特ですよね。
パソコンやインターネット通信などが普及しているにも関わらず日本は戦後です。
このアンバランスさが探偵という世間から忘れ去られた職業。
そして謎めいた存在である因果をより際立たせているというか何というか。
そんな風に感じました。
作中で使用されたBGMも何か明治、大正を彷彿とさせるものがあった気がします。
敗戦探偵と揶揄されていながら自分の手柄を吹聴せず現状を受け入れている新十郎。
そんな彼と因果との出会いや過去の話にも期待したいですね。
個人的には今回登場した麟六の娘の梨江がかなり気に入りました。
新十郎達を巻き込んだり場を引っかき回したり勘違いな意見を提供するお嬢様。
そういった役回りを彼女には期待したいと思います(笑)
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