カードキャプターさくら クリアカード編 #03「さくらの大雨注意報」備えあれば憂いなし。




新しいカードのこともさくらが見る予知夢のことも今の段階では詳しいことは分からない。今のところはどうしても場当たり的な対処になってしまうのだけど、こういう状況だからこそ何時その状況に陥っても冷静に対処出来るような心構えをしておくこと。事前の準備が肝要になるのかなと思います。知世ちゃんの台詞を借りるなら「こんなこともあろうかと!」なわけです。
例え降水確率0%の予報が出ていようとも折りたたみ傘を携行している。さくらと知世の周到さもそうですし、事態が起こることを前提にさくらの衣装と撮影機器を用意している知世の抜かりの無さにしてもそう。それはいつものことかもしれませんが、水源のようなカードを想定してカメラを防水仕様にしているのもその表れの一つかなと。これは何時ぞやの水族館の時のことを踏まえての措置かもしれませんね。
知世が考案した新しい決めポーズにしても、その時が来たときの為の心構えを表す要素であるようにも感じる。小学生時の昔話として出てきた演劇発表の時も、突発的なアドリブではなく事前の心構えあればあれほど慌てふためることもなかっただろうし、さくらの教科書に奈緒子が仕掛けていた可愛らしい悪戯描きイラストも、不意打ちなればこそさくらの心の動揺を誘うものになる。
あまり身構えすぎていても疲れてしまうけど、でも心構えが出来ていれば、ある程度の事態に陥っても冷静に対処に当たれる。水攻めでピンチになろうと突然周りから人が消えようと冷静に状況判断を行い、それに合わせてさくらが状況を打破するカードを取捨選択出来るのも、カードキャプターとして幾度となく危機を乗り越えてきた経験の蓄積に加え、その心構えがあるからだと改めて感じた次第。
以前とはまた異なる新たな力に目覚めた様子の桃矢兄ちゃんもそうだけどね。未来視の力を持つ者がいなくなった今、先がどうなるかは誰にも分からない。桃矢の言葉を借りればその時が来りゃ分かる。でも来たるべきその時がいざ現実の物になったとき、慌てふためき大切な物を失うようなことにならないように。心構えと事前の備えってやっぱり大事だよねと思わされた今回のお話。
水源と反射。二枚のカードを一気に手に入れた回にもなりましたが、さくらカード編の時とは違って魔力の変化や状況の推移を明確には確信出来ない現状。そんな中で変化の兆しを見せたさくらの予知夢。さくらと同じくらいの背丈を持つ謎の人物の正体は…。新たに登場する転校生によってまた動き出しそうな物語。これまでは基本旧作キャラの成長した姿が中心に描かれていただけに。次回も楽しみですね。



どれだけ身構えていても大好きな人から不意打ちを喰らえば脆くも崩れ去ってしまうものなのですな~。小狼くんのイケメン過ぎる行動に、あっさり心揺さぶられて乙女になってしまうさくらちゃん可愛すぎる。カードキャプターとして毅然とした姿を見せていたからこそ、狼狽えてしまうさくらちゃんの姿もより映えるというものです。
さくらちゃんの心を一番揺らす存在は、やはり小狼くんなのだなぁ。どれだけ備えていても対処不能な嬉しい揺さぶり。そういうのがあるのもまた事実。


山崎くんと千春ちゃんの安定の掛け合いも和むし好き。ホラ話が始まってもまた始まったよと言わんばかりに、行き過ぎないところでセーブを掛けて突っ込み入れてくれるもんね。これも幼馴染み同士の相手に対する理解と信頼。そして、何より事前の心の備えがあればこそ成立する関係性じゃないかなと思います。
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「ほええええ!」と慌てふためくさくらちゃんは見慣れた光景ですけど、確かにカードキャプター活動中の状況判断は冷静ですよね。経験ゆえの心構えがあってこそという見方には納得です。
「どれだけ備えていても対処不能な嬉しい揺さぶり」というフレーズが素敵ですね!(^^)