ゆるキャン△ #07「湖畔の夜とキャンプの人々」備長炭は優秀だねぇ。



リンとなでしこ。二人きりの四尾連湖キャンプになるかと思いきや、他のキャンパーも交えて描かれるキャンプ模様が新鮮で楽しいね。段階的に交友を深め仲良くなっていくリンとなでしこの関係そのままに、二人のキャンプも順を追って広がりを見せていくところがとても良い。見知った相手だけでなく、偶発的に遭遇した同好の士と交友するのも、またキャンプの醍醐味の一つかなと感じるところです。
今回はなでしこよりキャンプ経験が豊富なリンが、彼女の前で戸惑ったり失敗してしまう姿も見せていたが、そういう反応を知ることで分かる相手の一面もありますし、トラブルを協力して乗り越えることで深まる絆もあると思います。こういうのって何事もなく穏やかに終わるより、不測の事態が発生した方が後々思い出に残るってこともままありますし。
幽霊騒動も鉢合わせたのはリンで、なでしこではなくリンの方が逆にテントの中に潜り込んできたというのも、意外性があって新しい一面を知った気分なのです。リンも一人で来てたら協力を仰げなかったかもしれないが、なでしこがいたことで大事には至らなかったし、なでしこの頼もしい一面を知ることが出来て、双方にとって互いの理解が深まるキャンプだったんじゃないかなと。
困った人が居たら助け合い。他のキャンパーに助けられたように、リンとなでしこも偶発的な出会いから、途方に暮れていたなでしこをリンが成り行きとは言え助けてあげるところから始まった。引っ越しの道中でなでしこが寝てしまったことで、富士山を見逃すという想定外なことがあったから生まれた二人の出会い。最初のキャンプを想起させる要素が、改めて出会いの尊さを訴えかけてくる。
備長炭じゃないけど今回のキャンプは、まさに一粒で二度おいしい。一緒に火を囲んで温かい物を食べて、リンの方が自分のテントに潜り込んできてくれて、また一緒にキャンプしようと誘ってもらえる。なでしこにとってはリンと更に仲良くなって、彼女のことをもっと知れただけに留まらず、リンの方から歩み寄りの姿勢を見せてくれたのだから。そりゃもう嬉しいよね。
リンとなでしこ。二人きりで行うキャンプは都合三度目。予期せぬトラブルを交えながらも、たき火を囲んでお互いの話をするのは一度目の、一方がもう一方のテントに潜り込むのは二度目のキャンプを思わせる要素だったと思うのだが、二人が交友を深め更に距離感を縮めるにあたり、最初の出会いと二度目を想起させる作劇の重ね方がとても印象的でした。
段階を踏んで丁寧に描いているから以前との違いも明確に浮かび上がる。狭いテントの中で身を寄せ合って体が温まり。ボートと徒歩で物理的距離は離れていても心は来るときより通じ合い近づいてくるのが伝わってくる帰り道に心温まる。外は寒いけど心も体も温まる。四尾連湖キャンプ編も凄く良いお話で満たされたのだ。今回もあっという間に終わっちゃった!



予期せぬトラブルに遭遇して落ち込んだり震えちゃうリンちゃん可愛い。人は想定外の事態に直面したときにこそ本当の姿を表すと言いますが、これもまたリンちゃんを形作る一面なのだ。今回は本当になでしこが一緒で良かったというか、リンから見てもなでしこが本当に頼もしく見えたんじゃないかな。なでしこの隣で安らかな寝息を立てて安眠しているリンちゃんの表情が全てを物語っていた。はー、堪らん!
にほんブログ村
- 関連記事
-