QLOOKアクセス解析 為替変動要因

日刊アニログ

大好きな深夜アニメを中心に感想を書き綴りたい

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

りゅうおうのおしごと! 第7話「十才のわたしへ」

ryuohanime07_01.jpg
りゅうおうのおしごと! #07「十才のわたしへ」

それでも好きだから諦めずに夢を追い続ける。
ryuohanime07_02.jpg
ryuohanime07_03.jpg
ryuohanime07_04.jpg

年齢制限が迫る桂香ならではの重みのあるエピソードが響く。一番伸び代のある多感な時期に将棋を離れてしまった後悔の念。自分が足踏みしている中で、次々に頭角を現す新世代の台頭。そこから生じる焦燥感。力はあるのに中々壁を打ち破れない。ありとあらゆる負の感情が、桂香を暗い感情の沼に引きずり込み、後ろ髪引かれる思いが前を、未来を彼女に見させてくれない。

勝負事において技術が大事なのは勿論だが、それと同じくらいメンタル面の強さも大事なもの。他人とどうこうという以前に、他でもない桂香自身がどこかで諦めの境地に達し、自分自身で限界を定めて線引きしてしまっていた。どんなに形勢不利でも逆転を信じて越えようとしなければ、不可能を可能にする為に挑み続けなければ、それが叶うことなんてあり得ない。

精神面の充実が如何に重要なのか。今回は桂香だけでなく八一、あい、天衣の勝負を通じ、それぞれに大きな影響を及ぼすところが描かれていたが、良くも悪くもメンタルは結果を大きく左右するものだし、時に行き方そのものに多大な影響を与えるものになり得る。そして、人から教えられて伸びる技術面と違って、精神面は最終的に自分自身で克服しなければどうにもならないのだと。

それに際して十年前の自分からの手紙や棋譜。技術は拙くても純粋に将棋が好きで、情熱を注ぎ精神が最も充実していた頃の子供の自分に、足踏みしている自分の背中を押してもらい吹っ切るというのが良いな。一門の兄妹弟子にも師匠にも父にも出来なかったこと。負の感情を断ち切らせ、迷いを吹っ切り前を向かせることは、自分自身にしかできないことなのだと。

降級点の消失が掛かった一局で、全身全霊で応えてくれたあいと向き合えたのも、研修会の日に長年向き合うことが出来なかった父と向き合えたのも、桂香が吹っ切り未来へ向けて歩き出したことの何よりの表われ。好きだから諦められない。好きだからどんなに苦しくても離れられない。積み重ねてきた己の時間と研鑽の日々。それを桂香が無駄ではなく、前向きに捉えられたことが何より嬉しい。

桂香のメンタル面の問題と、あいのメンタル面の解決を繋げてくる話運びも良いよね。同門対決。例え身内の大一番であろうと、手を抜くことはお互いの為にならない。強い決意と覚悟を持って対峙した相手には全身全霊で応えるが礼儀。それが出来ないのであれば、より厳しい世界に進もうとする二人の道に先なんてない。それを乗り越えることもまたメンタルを鍛える一助となるのだから。

上の世界にいる者には上の世界にいる者なりの悩みや葛藤があるだろうが、あいが物心つくより前から足踏みしていた桂香ならではの苦悩懊悩。やっとの思いでそれを吹っ切った壮快感。様々な感情や思いが入り混じりつつ、積み重ねてきた時間の重み。生まれが棋士の家という特別な境遇を持つ桂香にしか出せないだろう深みあるエピソードだったと思います。

子供の頃に思い描いた理想の自分になるのは誰だろうと難しい。きっと出来ない人の方が多い。それでも子供の頃の自分に少しでも誇れるような自分になるために。驕らず迷わず研鑽を積んで夢に向かって歩いて行く。好きなものに打ち込む夢追い人の歩みは誰にも止められない。願わくば迫る期限付きの壁を乗り越え、桂香さんが夢を叶えられる日が来ますよう。過去の自分と今の自分の交錯。こういう話に自分は弱いなぁ。


ryuohanime07_05.jpg
ryuohanime07_06.jpg
ryuohanime07_07.jpg

意地もプライドもかなぐり捨てて。桂香も心中複雑だけど、それ以上に姉弟子はもっと複雑だったのだろうなと。それでも真っ直ぐに向き合い、また桂香と自分以上に圧倒的な才覚の差のある八一に対する彼女の秘めた思い。それでも決して諦めず挫けずに前を向く。銀子の決意の強さを見て取れたのがとても印象深い。

銀子いわく将棋星人と地球人。その間に厳然として存在する絶望的なまでの開き。女流棋士と三段リーグ、その先のプロ棋士との間に立ちはだかる絶対的な壁。歴史上、未だ誰も越えたことのない壁を前に、それでも銀子は挑もうとしている。それが如何に難しく現実的でないか。誰よりも銀子自身が身に染みて理解してるだろうが、それでも彼女は諦めずに挑もうとしている。

冒頭の八一の台詞を借りれば、不可能を可能にする唯一の手段は不可能に挑むこと。挑もうとしなければ一抹の可能性すら生まれることはない。女流に留まらずあえて茨の道を行こうとする。女流タイトルを持とうと、ある意味においては足踏みしている銀子の生き様は、今の桂香に物凄く突き刺さったのではないかなと感じる。

つい先日、現実の方で里見女流五冠のことが話題になっただけに、今回の銀子の独白シーンは特に印象深く映るシーンでした。それくらい難しくて厳しい現実が将棋界にはあるんですよね。一介の凡人たる自分などでは計り知ることなど到底適わない。想像を絶する本当に凄い世界だ。

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
関連記事
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

りゅうおうのおしごと! 第7話 「十才のわたしへ」 感想
りゅうおうのおしごと! 第7話「十才のわたしへ」感想
苦手とする山刀伐への対抗策として振り飛車を拾得した八一。 だが、山刀伐は名人と振り飛車の研究をしており、八一の手は完全に封じられてしまう。 窮地に追い込まれた八一だったが、山刀伐の背後に居る名人の存在を意識。 名人の策を打ち破るべく、起死回生の一手を咄嗟に見つけ出してしまう。 山刀伐に勝利した八一の対局を視聴していた桂香はその才能に驚嘆。 25歳...
[2018/02/20 23:05] アニメ色の株主優待
りゅうおうのおしごと 第7話「十才のわたしへ」
第7話「十才のわたしへ」 おお、ガッツリ将棋してますよ!
[2018/02/20 20:19] いま、お茶いれますね
りゅうおうのおしごと! 第7話 『十才のわたしへ』 待ってましたの桂香回!
負けると思った山刀伐戦。八一の手は名人と研究済み、こう言われたら勝てる気がしません。しかし諦めない八一、名人が見ているから。そう言って眼鏡を取った、これって伊達眼鏡だったの。最大限あがいて負けるのかな、そう思ったら突破口見つけましたね。まさかまさかの逆転勝利です。  この対局を銀子と桂香も見ていました。何が起こったのかわからない桂香、他方的確に分析する銀子。凡人と天才の差を感じます...
りゅうおうのおしごと! 第7話 「十才のわたしへ」
10才の桂香さんがかわいい 桂香さんメイン回で大人の女性の葛藤や魅力を描きつつもやはり”小学生”にはこだわり回想でしっかりと見せていくスタイルが流石だった。今の桂香さんもいいけどこのキャラであいちゃんのライバルとして更に場をかき回すそんな世界線も見てみたかった。
[2018/02/20 12:41] ムメイサの隠れ家
りゅうおうのおしごと! BSフジ(2/19)#07
第7話 十才のわたしへ山刀伐八段と名人で研究し尽くした振り飛車。八一はピンチな局面、でも敗北を受け入れることなく諦めない。名人も見ている、いずれは対戦することになる相手を考える。八一の指し手に違和感を覚えながらも指す山刀伐。八一は57手目で30手先を読み切っていた。名人との研究に奢っていたと反省して負けを認める。 ネット観戦していた銀子は八一の天才ぶりを解説する。彼は将棋星人、駒の...
アニメ感想 18/02/19(月) #りゅうおうのおしごと! 第7話
りゅうおうのおしごと! 第7話『十才のわたしへ』今回は・・・桂香の回でした。前回の山刀伐との勝負は・・・勝ちましたね。特訓の成果が出たみたいです。桂香と天衣の勝負は・・・桂香が勝ちました。次は桂香とあいとの勝負です。桂香にとっては女流棋士になるために大切な勝負ですが・・・あいにとっても前回の件があるので、大事な勝負です。相手には後がないとは言え、わざと負けるってのは一番やってはいけないことで...
[2018/02/20 03:00] ニコパクブログ8号館
プロフィール

雪光

Author:雪光
相変わらずアニメばかり見ております。最近は全日帯アニメに回帰しているような気も。

当ブログについて

相互リンクについて

カウンター
カテゴリ
ブログランキング
1日1クリック応援して頂けると幸いですm(__)m


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。