カードキャプターさくら クリアカード編 #13「さくらとただいま苺鈴」頼れる皆の姉御肌、苺鈴ちゃんが堂々の再来日!




少し大人っぽくなって帰ってきた苺鈴と旧交を温めるエピソード。さくらと小狼が恋仲になる上で橋渡し的な存在になってくれたのも苺鈴でしたが、今回は彼女の再登場によって、互いが互いのことを思うが故に、なかなか本心に触れづらい状況になっている今の二人を、苺鈴が再び繋いでくれる役割に収まってくれるのではと感じられる回でもあった。
その人にとって特別な相手だから言えること。特別であるが故に言えないことってあるものです。今回の苺鈴にしても藤隆との電話では大人びた物腰で応対しているけど、かつての旧友たちやケロちゃんを相手にしたときは、年相応の「小娘」としての可愛らしい姿や言動を見せてくれる。相手によって本心を、自然体の自分を曝け出せるというのは信頼の表われでもあるもんね。
逆に大切だから巻き込まないように。言わなくて済むのなら言わないままに。大事だから曝け出せないこともあるもので。桃矢と雪兎としての二人の会話、桃矢と月としての二人の会話は、だから今回の話を象徴するシーンでもあったんじゃないかなと感じるのです。特別で信頼している相手だからこそ言えること、言えないこと。曝け出せることと出せないこと。
その板挟みの解消は当人同士だけでは難しい。だから両者を知る第三者の存在が重要になるのかなと思う。小狼が何かに悩み言えないことがあると察しつつ、それに触れられないでいるさくらの気持ち。カードに纏わる事情以外に、魔術師の名門李家ならではの複雑な家庭事情を抱えつつ、それを表に出さないようにしている小狼の気持ち。その両方を知る苺鈴の存在ってやっぱり大きいよなぁと。
お互いがお互いを思うが故にどこか膠着しつつあった現状。苺鈴の介入によってそれが良い方向に転がるのであれば言うことはない。最後に苺鈴に生えた猫耳しっぽ。それ秋穂が読む本の内容の繋がりも気になるところ。それが仕掛けによるものなのか否か。秋穂の傍に控える海渡の思惑にしても、さくら達側と同様に大切な人を思うが故に表に出せないものなのか否か。
繋がりそうで繋がらなかった部分。それぞれの思惑や感情が一つに繋がり始める。苺鈴の登場によって、それらに変化が生じるのを予感させる。新たな一石が投じられた回だったのではないだろうか。ともあれ苺鈴の加入によって更に華やかに賑わいを見せるさくらワールド。苺鈴が帰国するまでの短い間かもしれないが、この楽しい時間を今は存分に味わえたら良いな。



固い信頼で結ばれた者同士。特にさくらカード編においては、お互いのことが大切だから言えないことがあり、不安を抱えていた間柄でもある。それだけに今回の桃矢と雪兎、月の会話シーンは印象深いですね。雪兎と月を救う為に桃矢が差し出した力は、永続的にもう戻らないものと思い込んでいたのだけど、必ずしもそういうわけではないようで。
桃矢兄ちゃんが言う来たるべきそのとき。それが訪れたときに何が起こるのかは序盤から示唆されていることなだけに、本当に気になって仕方がない。



まるで本当の姉妹のようなさくらと苺鈴のガールズトークに和みますわ~。クロウカードを巡って争っていた苺鈴が来日した当初のことを思うと、二人だけでお泊まりして仲良くしている二人を見て感慨深くなってしまうのも無理からぬことよ。髪おろし苺鈴ちゃん可愛いし、毛先をちょっとアレンジしたさくらちゃんの髪型もグッドですよグッド!
就寝前に苺鈴に生えた猫耳しっぽは…。今のところ秋穂から渡された海渡作のクッキーが原因としか思えないが、さくらしか認識してない苺鈴の身に起こった症状と、秋穂が読む本の内容とのリンクも気になるところ。ここに込められた思惑や如何に。ということで次回も楽しみなのです。
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苺鈴早めに来てくれましたね~。
さくらとの仲も良好でほんと姉妹みたいでしたね。
今回はカード絡みの事件はなし。
苺鈴にネコ耳と尻尾が生えているときが。
海渡がくれたクッキーが原因なんでしょうか。
さくらはなんともありませんでしたが。
秋穂が読んでいる本とも連動していますし気になりますね。