アイカツフレンズ! #03「ビビっとインスピレーション」頂きを目指し貪欲に全てを取り込み突き進む!
どこまでも真っ直ぐで熱いみおに感化されていく。




アイカツシリーズでは最早恒例となった一日マネージャー回。新人アイドルがトップアイドルの働きぶりを間近に見ることで開ける新境地。トップアイドルたる者が持つ気高き志や、目標に向かってどこまでも真っ直ぐに。胸の内に迸る熱い情熱に感化され刺激を受けることで、みおの凄さをあいねが改めて痛感し、アイカツに取り組む真剣さや楽しさを再認識し、今後のアイカツに思いを馳せ活かしていく。
ここまでは歴代の同回と似た筋書きなのだけど、今回はトップアイドルであるみおの側も、新人のあいねに大きな刺激を受けていて、今までのアイカツでは気がつかなかった自分の新しい一面を引き出されたこと。自身の内に眠る更なる可能性の広がりを感じていることもあり、互いに良い影響を与え合うコンビとしての側面も描かれていて、まさに本作ならではの要素を感じるところでもある。
あいねがみおの言うところの差し色的な存在となり、彼女の様々な魅力を引き出すことで、みおは自身の可能性を広げているし、同時にあいねはこれまで気付かなかったみおを知り、彼女に対する理解を深めている。片方の存在が差し色となることで可能性を広げ、片方の存在が刺激となりもう一方を今より高いところへ引き上げ導き手となっていく。
まだ正式にフレンズを結成していない二人だけど、理想のフレンズとはこうであれというのを、自然に体現して見せる形になっているのが見事と言う他ない。みおが自身のフレンズ相手を選ぶのに慎重な姿勢を見せるのも、自身が目指す頂き。ダイヤモンドフレンズに至る道のりが、困難を極める茨の道であることを誰よりも理解しているからだ。
自分だけがどれだけ頑張ろうと一人だけでは決して至ることの出来ない高み。自分と同じくらい強い決意と覚悟を持ち、日々のアイカツに取り組むパートナーがいて、初めて共に歩むことが出来る道のり。安易に他のアイドルにそれを求めることも難しい。みおの憧れや志を知り、歩む道の険しさを知り、その上で自身のアイドル生命を懸けて共に歩んでくれる相手でなければ、みおのフレンズは務まらない。
だから、前回ラブミーティアに憧れるみおの気持ちを知り、今回そこに向かって彼女がどれだけ真摯にアイカツに取り組んでいるのか。あいねがそれを知ることがとても重要になるのだろう。みおの目指している所を知り、その為の努力や貪欲さ。彼女の凄さを痛感し、その凄さに憧れに似た気持ちを抱き、感化されてより一層アイカツに励もうと思えるあいねのような子でなければ。
トップアイドル湊みおの相方は務まらない。一人では見えなかった自身の可能性。一人では思い至れなかったアイカツの秘めたる可能性。互いに影響を与え合うあいねとみおのコンビ性を通じ、理想のフレンズに至るまでの過程。その道のりを示されているのを感じられて楽しいしワクワクしてしまう。
裏方と付き人を経てアイカツの持つ面白さや可能性に触れたあいね。そのアイカツがどんなものになっていくのか。みおから感じた凄さや熱さを胸に抱いて。アイドル友希あいねのアイカツは、ここから本格的に始動していく。理想のフレンズ。その先にあるダイヤモンドフレンズを目指して。あいねとみおが本当の意味で結びつく瞬間が、今から楽しみになる。そんな今回のお話でした。




トップアイドル湊みおのソロステージ!洗練されたクールさの中に見え隠れする大胆な要素と挑戦心。みおのブランド・マテリアルカラーの目指す方向性が感じられるし、今回みおが完成させたネオコンビネーションコーデからは、日々のアイカツの中でビビッときたものを積極的に取り入れようとする。みおの良い意味での貪欲さが反映されていて目を奪われる。
ブランドのコンセプトや第一印象は、どこか初代のフューチャリングガールを彷彿とさせるようなものがあった気もする。フューチャリングガールのミュージックビデオを撮った回。「stranger alien」を披露したときの、あおい姐さんとの相性が凄い良さそうだなぁと見ていて思ったりしたのだ。歌良し、CG良し、みおちゃん可愛い。うむ、言うことなしの素敵ステージだった!


基本的にはクールで格好良いイメージのみおちゃんだけど、今回はそんな彼女の意外な一面を沢山見られて嬉しい。虫に怯えてあいねに縋り付く可愛さだったり、アドリブ振られて少し戸惑ったり、ペン様相手に見せる乙女ちっくな反応だったり、目標に向けて少なからず感じてる重圧や焦りだったり。本当に様々な反応を見せてくれて、彼女のキャラ性というか人間味が一気に深まった。
あいねとのやり取りも特有のものがあって、今後二人の仲が更に深まっていく中で、どれくらい凄いものを見せてくれるようになるかと期待も高まってしまう。開始時点でトップアイドルと新人アイドルという立場的な違いのあるダブル主人公。それがもたらす新たな可能性というか物語の幅の広がり。そういうものも感じられるここまでの序盤で凄い良い感じ。ともあれ今回でみおちゃんファンが更に増えたことは間違いなし!
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