かるたを続けていればまたきっと会えるよ!かるた教室の府中白波会へ入会することになった千早達。
大会の団体戦へ向けかるたの特訓に取り組み楽しくも充実した時間を過ごして。
このままずっと3人でかるたを楽しみたいと思うようになる千早だったが…。
今回は個人的に最高の感動回で素晴らしい話だと感じました。
文化センターで行われている府中白波会へやって来た千早達3人。
中で行われていたのは自分たちのが知るかるたとは全く違うかるた。
それを見た千早と太一は圧倒されるばかりで。
どんどんかるたの魅力にのめり込んでいく千早が見ていて面白いです。
一件怖そうな原田先生も3人を大歓迎。
啓蒙活動しても年に1人か2人しか興味を持ってくれなければ喜ぶのも無理ないですね。
更にそこで出会ったヒョロくんこと木梨浩に挑発される形で勝負することになりますが。
太一は確実に勝てると確信できないととことん弱気になりますね(笑)
千早はまぁいつもこんな感じですけど新もかるたのことになると凄く熱い(^^;
3対3の源平戦を行うことになるがルールもまともに知らない千早と太一。
試合前の時間を使って新は二人に担当の札について説明しますが。
千早担当の一字決まりの札と太一担当の大山札と呼ばれる六字決まりの札。
二人の性格や特徴から新なりに作戦を立てて勝負に挑んでますね。
足手まといの自分たちと一緒ではなく勝つために新一人でやればいいと言う太一ですが。
とことん素直じゃないというかひねてますね(笑)
でも今までずっと一人でかるたをやっていた新にとってはチーム戦への思いも特別。
二人も新の言葉に感じるものはあったようで。
勝負が始まるが千早担当の札も遅いといって取り。
太一担当の札も太一が間違っても新が当たり札を取りプラマイゼロで気にしなくて良いと。
二人の言うとおり完全に個人戦になってますが(笑)
圧倒的な実力差でも悔しがり立ち向かっていく千早。
母親の件もあり自分に対する期待なんてないと思う太一にはその姿はおかしく思えて。
そして他の誰よりも早く反応した千早に新と原田先生は驚いて。
前回同様に一字決まりの札を取られ一字決まりでは千早に負けると感じた新。
熱くなって仲間内で奪い合いを始めたのには少し笑ってしまいました(笑)
勝負が終わり明かされる新の経歴ですが。
小学校1年~5年まで学年別で毎年全国優勝し永世名人を祖父に持つ新。
尋常ではない実力も納得の背景がありましたね。
そして3人は3月の大会での団体戦を目指しかるた会に入門することに。
今度の大会は源平戦ではなく総当たり戦のため3人の内2人が勝つ必要がある。
新の自信満々な態度と絶対勝つようにと二人に言ってくる高圧的な態度が面白いw
そして始まる3人の忙しくも楽しいかるたの特訓。
楽しく充実した時間を過ごす千早はこれからも3人でずっと一緒にかるたをしたいと言って。
しかしそんな思いも太一の通学に時間が掛かる名門中学への合格。
そして卒業と同時に福井へ戻ってしまうと言う新の状況で儚く散ってしまい。
千早は大会には出ないと言って二人の元を去ってしまいますが…。
原田先生に二人の状況が仕方のないものだと説得を受け。
そして大会当日に千早に届けられた『チームちはやふる』のTシャツ。
時間ぎりぎりで会場に現れた千早。
怒ってはいるけどこんなに寂しいのは自分だけではないよねと確認をして。
どんどん減っていく百人一首の札。
それは3人で一緒にかるたが出来る楽しい時間が減っていくのと同義で。
試合では負けたけどそれ以上にもう3人で一緒にかるたが出来ないのが悲しくて。
思わず泣いてしまう千早と太一のこのシーンは本当に感動的ですね。
そして迎えた卒業と新の引っ越しの日。
先に一人で帰った新の家を訪ねた千早と太一。
新は千早と最後の真剣勝負をして今まで一緒にかるたをしてくれたことへの礼を述べて。
あの大会の日に涙を見せなかった新がここで泣いたのは凄く印象に残りますね。
もう二度と会えないという新ですが千早はそうは思わない。
かるたを続けていればきっとまた会うことが出来る。
EDへの入り方といい今回は徹底して泣かせにかかってきますねぇ(^^;
次回 第4話「しつこころなくはなのちるらむ」いやー今回も文句なしの面白さでした。
毎回面白いと書いてますけど今までの中でも一番良かった回だと思います。
回を重ねる毎に作品に引き込まれていってしまってますが。
色々要因はありますが何といってもキャラが魅力的ですよね。
真っ直ぐでぶれることのない自分の考えを持ち貫き通せる千早。
普段は大人しいのにかるたのことになると誰よりも熱くなる新。
負けることを誰よりも悔しがり勝つための努力を怠らない太一。
この特徴的な三人が繰り広げる物語だからこそ引き込まれるんだと私は思ってます。
そして今回の話では3人の「夢」、そして『始めて』といったものが垣間見えたかなぁと。
今までは姉のことを自分の夢として捉えていた千早。
そんな千早はかるたにのめり込みまさに自分のために頑張り始めました。
千早にとって始めて自分が情熱を傾けられるものに打ち込んだ期間だったと思います。
そしてそれは太一にも言えることだと思います。
母親の言いつけを守り勝てることだけに取り組むようにいわれて。
言われたとおりに結果は出しても太一は、
それで自分が期待されているとは感じることが出来なかった。
でも新に認められて期待を受けていると感じ取った太一。
太一も本当の意味で自分がやりたいことを自分で見つけ打ち込んだ期間だったと思います。
だからこそ名門中学への勉強と両立して千早達とかるたをやることに手を抜かなかった。
そしてそんな二人に多大な影響を与えたのが新ですよね。
新にとっては今までかるたは一人で寂しくやるものだったんですよね。
周りに友達と呼べる人は少なくてましてかるたをやる人間なんて皆無。
そんな新ですからチーム戦に対するこだわりというのは人一倍だったと思います。
そんな熱い気持ちを持った3人でかるたの特訓をした時間は、
本当に掛け替えのない大切な時間だったんだと感じます。
だからこそ大会終了後の涙であり。
最後に新の家で勝負をした時の涙に繋がってくる。
共にそんな『始めて』を一緒に経験し頑張ってきたからこそより別れが辛く悲しい。
終わりたくないという千早の気持ちがもの凄く伝わってきました。
新の部屋で新が泣いて感謝を述べ千早と太一も涙を浮かべました。
決してもらい泣きなどではなく純粋に別れが悲しいから見せた涙だったんだと思います。
楽しく貴重な時間を過ごした3人だからこその感動のシーンでした。
そしてこの作品は舞台背景も上手く描写していると思います。
かるたの勝負時の描写は言うまでもなく迫力ある物ですし。
途中3人でかるたを特訓している時に描かれた雪の描写。
そして新の部屋での別れの時に舞い散る桜の花びら。
季節の経過と共に築かれた3人の信頼関係を象徴しているシーンに見えました。
とまぁ支離滅裂に長々と語ってしまった訳なんですが。
それくらい私は今回の話に感動してしまったということなんです。
短く纏めると本当にこの一言に尽きます。
上手く纏めて表現が出来ない文章力のない自分が本当に恨めしい!
さて次回は今回の別れを受けて最初の高校生時代に戻るのかな。
かるたを続けていればまたきっと会えると言った千早。
太一とは再会を果たしましたが今後は新との再開になるんでしょうか。
変わらずにかるたへの情熱を持っている千早ですが他の二人はどうなのか。
来週が本当に待ち遠しいですね。
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