湯音が最高に可愛かったヽ(*´∀`)ノ19世紀後半パリへと渡った日本の少女湯音とアンセーニュ・ド・ロアの店主クロードとの出会いの話。
文化的にも最高峰のフランスパリの描写や世界観が凄い好きです。
ロアの歩廊(ギャルリ・ド・ロア)周囲から物珍しげな眼で見られている湯音。
時代設定が19世紀だと確かに着物を着た日本人というのはまだまだ珍しいものなのですね。
逆に日本にはないものばかりで湯音は目に見えるもの全てが新鮮なのでしょう。
フランスではこういう商店街のことをギャルリというそうです。
背景描写も綺麗で素晴らしい。
OPテーマ曲名:世界は踊るよ、君と。
作詞・作曲:千葉はな
編曲:市川和則
歌:羊毛とおはな
世界観にマッチしたのんびりした曲調が良い感じです。
突然の奉公人の登場にびっくりのクロードギャルリ・ド・ロアの一角にあるアンセーニュ・ド・ロアに連れてこられた湯音。
祖父オスカーが日本で買い付けてきた品を見せられているクロード。
一緒にいる湯音も戦利品の一部かと勘違い。
ジャポネーゼって言い方は何か久しぶりに聞いたwキャプ翼の葵くん以来かも。
湯音は家の決まりで奉公に出なければならないそうな。
この時代は家の決まりやしきたりは絶対に守らなければならない時代ですもんね。
異なる文化、伝わらない言葉看板屋の自分の所に奉公人はいらないと言うクロード。
それに対し湯音の胃袋は雀の涙みたいなものと言うオスカー。
自己紹介を促された湯音が取った行動は土下座。
フランスではお辞儀や土下座と言った習慣はないためかなり困惑気味のクロード。
「土下座は感謝も謝罪も全て表せる便利なポーズ」会話の中クロードは湯音が挨拶程度の言葉しか理解できないことを知る。
意味も分からず返事をしている湯音に対し怒りを覚える。
「言葉も分からず、相手の言いなりとなって自分の意思も伝えられない」自分には耐えられないと反発するクロード。
「ますます信じられない、湯音も湯音の国もだ」オスカーはたしなめようとするが「何を言っても湯音には分からないだろう」とその場を去る。
しかし湯音自身は何を言っているのか理解している感じで少し寂しげに微笑む。
真面目に掃除に取り組む湯音工房は守るべき大事な仕事場だから邪魔だけはするなと言うが湯音が入ることは問題ないらしい。
掃除に精を出す湯音を温かい眼差しで見守るクロード。
湯音自身を嫌っているわけではないし心根は優しい少年ですね。
それにしても掃除している湯音が可愛い。
語られるギャルリと看板店の歴史経営難のギャルリ。
祖父、父、そして自分と3代に渡って続いている店を守ることへの並々ならぬ決意。
クロードの真面目でひたむきなところが伝わってきます。
外から着物を着た湯音を見て人形だと思い入ってきた客に対し、
クロードは「この子は人形じゃない」と一喝。
湯音へのいたわりが見えるシーンですね。
湯音は外から自分を見ていた子供を追いかけようとする。
しかし修理が終わりテーブルに置いてあった看板を着物に引っかけ落として割ってしまう。
それはクロードの父が生前製作した最後の看板で・・・。
アイキャッチ~♪
やりきれない想いの交錯怒ることもなく触ると怪我をすると湯音をたしなめるクロード。
謝るしかない湯音にアンタが悪い訳じゃないとクロードは言う。
「自分は湯音のことを何も知らない。だが湯音もここのことを何も知らない」
クロードは君はここの看板にはなれないと帰国を勧める。

修理が終わり湯音の部屋を訪ねるクロード。
なおも誤り続ける湯音に対し何でも謝ればいいって訳じゃない。
ガラスなんていつか割れるものだからもう気にしなくいていいと言葉をかける。
収まりのつかない湯音は大事な着物をクロードに渡す。
そんなことしなくてもと言いかけるクロードに対し譲らない湯音。
お前がそうしたいならと着物を受け取るクロード。
伝わりきらない気持ち看板を取り付け帰る途中クロードは湯音に幼児向けの本を買ってあげる。
言葉を覚えるならこのくらいがいいと。
湯音の嬉しそうな顔がたまらなくいいですなー。
翌日オスカーは湯音の着物が売却されていることに気づく。
クロードに詰め寄りあの着物は湯音の母親の形見だと教える。
何も知らなかったクロードは呆然としてしまう。
本音をぶつけ合い初めて通じ合う心何も言わなかった湯音に問いただすクロード。
着物を取り戻そうとするクロードに対し湯音は初めて強い口調で告げる。
「日本で看板は信用のことです。着物返して貰うことあなたもそのギャルリの人も信用を失う」ここに至ってクロードは湯音が言葉を理解していることに気がつく。
「私はこのギャルリの家族になりたい」お前は話すことができたんだなと言うクロードに対しまた謝ろうとする湯音。
しかしクロードはそのポーズをするのは俺の方だと遮る。
互いに向き合いいつか着物は何倍の金額で取り戻すこと、
自分が湯音の信頼に足る人物か見極めて欲しいことを約束し告げる。
湯音に対しても二度と勝手に自分の大切なものを捨てるなと約束させる。
自分がよく知らない国や文化に少しでも歩み寄ろうとするクロード、
初めて主に意見した湯音の心が通じ合った瞬間ではないでしょうか。
クロードいい人、湯音も本当に良い子ですな。
EDテーマ曲名:ここから始まる物語
作詞:山口みなこ
作曲:松浦みつを
編曲:保刈久明
歌:湯音(東山奈央)
湯音役の東山さんの透き通った声がいいです。
EDで癒されます。
Cパート 湯音は意外と手強い娘クロードから貰った絵本を読んでいる湯音。
クロードは言葉が話せるならその本はもういらないだろうと言う。
しかし湯音は
「大切なものは捨てない。クロード様と約束しました」とピシャリ。
一本とられる形になったクロード。
最後の絵本を抱きしめる湯音は本当に幸せそうです。
次回 第02話「チーズ - Fromage」自分の価値観とは異なる文化、伝わらない言葉に戸惑うこともある。
しかし言葉は通じなくても伝わるものはある。
まだ1話ですが個人的に凄く気に入った作品。
綺麗な背景描写、物語の世界観に合わせた優しいBGM。
これから湯音とクロードの信頼関係がどのように発展していくのか。
湯音はどのようにしてパリの街に溶け込んでいくのか。
今後の展開が楽しみです。
湯音役の東山奈央さんも素敵です~。
何度も言っていますが湯音は最高に可愛い子でした。
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