二人一緒なら何も怖くないよ重い展開一辺倒になるかと思いきやそれだけでないのが良いですね。
奏の力を継いでいる響を翼が認めることはあるのでしょうか。
物語全体を通して感じさせてくれた重い雰囲気。
それを残しつつ今回は明るさや笑える要素も織り交ぜてきたといいますか。
その大きな要因は響というキャラの性格と二課の皆さんのノリの良さと言うか。
前回の最後でガングニールの力を発動させ目が怪しく輝いていた響でしたが。
そこに至るまでの物語の重さから力に飲まれて暴走って展開もあるかと思ってました。
しかし予想を良い意味で裏切ってくれて響はしっかり自我を保ってましたね。
シンフォギアを纏ったときの力の制御は完全には出来てなかったですけど。
助けに入った翼の冷たい対応と訳も分からず怪しい連中に連れて行かれる展開。
どんなことになるかと思ったら弦十郎筆頭に明るいお出迎えでしたからね。
この物語が始まって初めて息をつくことができたかなぁと思いましたw
ただ二課の面々が明るいだけに陰のある翼の存在がより際立っていました。
翼にすれば自らが慕っていた奏の力を持つ者の登場で内心穏やかではなかったでしょう。
それと同時に翼が真の意味で心許せる人間がいないということの表れなのかなぁと。
前回の感想でも触れたんですが翼にとって奏は心許せる唯一無二の存在だと思います。
回想で出てきた奏の二人一緒なら何も怖くないよと言う台詞。
今は一人で戦う翼の前に奏の力を継ぐ響という別の形を取って自分の前に体現してきた。
心臓にかつての戦友の聖遺物を宿し同様の力を発現させているので尚更ですよね。
かつて響に言われて喜べた言葉も別の存在に示唆されれば受け入れることはできない。
それゆえのシャワーシーンでの苛立ちと最後に響と戦う展開に繋がると思うわけで。
翼が響に戦いを挑んだのはおそらく証明したいからですよね。
自分は一人でも戦えるしそれ以上に奏の替えは必要ないし認めることは出来ないという。
今作では「二人」というものを強く意識させる要素がいくつかあると思います。
翼と奏、響と未来の組み合わせもそうですし当然翼と響もそうですよね。
特に翼と響に関しては対照的な存在として描かれていると思います。
幼少時より戦士として訓練を積んできた翼と平凡に生きてきた響。
いつも一人で孤独な翼と友人に恵まれ回りに人が集まり心許せる未来という存在がいる響。
こんな対照的な二人だけど共通することもありますよね。
それが自分の大切な人間の命を守ることと奏の意思を継いでいるという点だと思う。
特に響が今回力を手に入れて戦うことを決意したのは奏の影響が大きいと思います。
かつて自分を命がけで助けてくれた奏のように今度は自分が大切な人を守る、守りたい。
この奏の意思や思いが翼と互いに認め合える存在になる鍵になるんじゃないかなぁと。
次回 第3話「夜にすれ違う」またも妄想を延々と書き立ててしまいましたが今回も面白かったです。
シンフォギアシステムや歌が必要になる理由もある程度分かりました。
ノイズに関してはまだ未知の部分多数ですがそれはこれから判明することですよね。
ノイズが倒されるときも人間と同様に炭化してる点が気になると言えば気になる。
姿形は違えど大本は人間と同一の存在か人間の思念が具現化した存在。
そんな妄想をしてしまいますがまぁこれは一個人の戯れ言ですね(笑)
あと公式サイトのキャラ紹介順が入れ替わってることにこれ書いた後で気づきました。
最初からこの順番だったら奏がどうなるか予想できちゃう人もいたのかもしれません。
となれば最初あの順番にしていたことも何となく納得です。
何にしても今は響の存在を認めることが出来ない翼。
戦いを通してわかり合える仲になるのかそれとも違う展開になるのか。
どうなるか自分には全然読めませんが来週も楽しみですね。
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