初対面の人との接し方初めて会う人にも笑顔で気さくに話しかけようとする湯音。
しかしパリにおいてはその姿が異端であったらしく。
クロードに忠告され落ち込んでしまう湯音であったが・・・。
クロード君がいつも以上に格好いい回でした。
ずっと傍にいる湯音クロードは湯音にお前は日本から来たばかりなのに良くやっていると告げる。
言いつけも守るし、掃除も繕い物も何でもこなす。
しかしそれが終わった途端自分の作業をじーっと見ているのは勘弁してくれとクロード。
そう言われて遠くからこそーっと見ようとする湯音が可愛いw
どうすればいいか聞く湯音にクロードはお金を見せる。
それに描かれていたのは自由の女神マリアンヌ。
この国の象徴なんだと言い湯音に手渡すクロード。
湯音は名前を覚えるのに必死ですがクロードは自由の象徴が描かれたお金を渡して
もっと自由にしていいと伝えたかったんでしょうね。
日本人はみんなで一つなのさ。俺達と一つのことをしてないと不安なんだよ。
オスカーさん湯音の性分をしっかり把握してますね。
湯音ならそう考えているのは間違いないと思います。
店番としての役割を果たそうとする湯音だがクロードに言われたランプ磨きをしながら店番をしていた湯音。
お客が来ないと湯音が言ったとき店の外から商品を眺める女性の姿が。
思わず飛び出し色々とアピールする湯音。
しかし女性は困惑気味にその場を去ってしまう。
それを見ていたクロードはお前があんな笑顔で話しかけるからだという。
考え方の違い初対面で急に馴れ馴れしくしたら警戒されるに決まっている。
店番なんて黙って客が怪しい行動をしないか見張っていればいいとクロード。
驚きを隠せない湯音ですが確かに日本ではあまり考えられないことですね。
現代でも日本の店員のサービス精神や気配りに驚く海外の方はいるようですし。
更にクロードは相手から馴れ馴れしいのも気をつけろと忠告する。
最初っから笑顔の奴なんて裏に何かある危険な奴だ。
少しこの街になれたからといって調子に乗ると痛い目にあうとクロードはいう。
前回のアリスはどうなんだろうw
最初っから笑顔で馴れ馴れしさ全開だった気もする(笑)。
クロードは警戒してたし湯音は困惑してましたけど。
忠告されたばかりにも関わらず店の外にいた子供に笑顔で手を振る湯音。
それを見ていたクロードは思わずため息をつく。
いったそばからこれならため息つきたくなるのも分かりますw
思うように伝わらない互いの気持ちまだ小さな子供だという湯音に大きいも小さいも関係ないとクロードはいう。
特にああいう汚い格好の子は気をつけなきゃ駄目だと。
格好で客を分けるのかと強く反発する湯音に注意しろと言ってるとクロード。
「最下層の貧民はパンだって買えない。泥棒だって必死にするさ」この国をよく知るクロードだからこその注意の言葉ですね。
なおも言い募ろうとする湯音にお前は無防備すぎると強くいう。
クロードはお客が大事ではないのか問う湯音に俺はお前の方が大事だというクロード。
「分からないです。ここは日本と全部逆。私お客様一番大事にしたい。喜んで欲しいです。
私はパリに憧れて勉強に来たです。ここではクロード様もみんな先生です。
教えてもらうからにはお礼したい。役に立ちたい。でも私は役に立ちません」滅多に聞くことはない湯音の本当の気持ち。
クロードは湯音の気持ちは分かるがここにはここのやり方がある。
お前は座っているだけでいい。何かあったら呼んでくれとクロードは言う。
湯音は返事をしたものの本心では到底納得しておらず。
気まずい空気が二人の間に漂ってますね。
時代の流れクロードの言いつけ通り店番をする湯音だが表情は晴れない。
「やっぱり分からない。ここは誰とも気持ち重ねてはいけないのでしょうか」悩む湯音の前にオスカーが来る。
湯音が磨いていた古いランプを手に取り芯が古くもう使えないと言うオスカー。
「ロウソクもオイルもガスに取って代わられてそのうち電気の時代が来る。
そうなればオイルランプは役に立たない無用の長物だ」オスカーの言葉を聞き私と同じですと落ち込む湯音。
そんなことはないと湯音を励ますオスカーだが湯音は落ち込んだまま。
「俺達が作り続けてきたこの鉄細工の燭台やギャルリのように
時代に取り残されていく物もあるってことだ」年長のオスカーだからこそ時代の流れや変化をより鮮明に感じるんでしょうね。
クロードは守りたいと思っていると湯音が言うとあいつにはあいつの考え方があるとオスカー。
そう言い出かけようとしたオスカーの荷物の多さを指摘する湯音。
急に旅に出たくなったというオスカー。
驚く湯音にじーさんの癖だから放っとけとクロードは言う。
去っていくオスカーを見送る二人。
湯音はクロードは店を守るために働いている。
しかしオスカーは店やギャルリが大切じゃないのかを聞く湯音。
クロードは俺のことは良いから自由にさせてやれよという。
クロードの忠告が現実のものに店番をしつつ日本とは違うパリの自由について考えていた湯音。
そこへ先ほど店の外から中を見ていた子供が入ってくる。
全く警戒せずに近づいた湯音の隙を突いて商品を持って逃げ出した子供。
一瞬呆然とする湯音だがすぐに子供を追い始める。
一方店内から物音が聞こえ様子を見に来たクロード。
誰もいない店内と床に転がった商品を見て何が起きたかをおおよそ悟った感じです。
ギャルリ内で逃げる子供を必死で追いかける湯音。
自分のせいだと言いながら追い続けるもついに見失ってしまう。
ギャルリの中で立ち尽くしてしまう湯音だが・・・。
アイキャッチ~♪
ギャルリ内を必死で捜索する二人いなくなった湯音を探してクロードは知人に行方を尋ね回っていた。
必死な様子のクロードを見て家出かと言ったのには少し笑ってしまったw
一方逃げた少年の行方を追おうと周囲の人に聞き込みをしようとする湯音。
しかし誰に話しかけようとしても全く相手にされない。
仕方なく戻ってクロードに事の顛末を伝えようと決めた湯音。
しかしここに至ってようやく自分がギャルリのどこにいるのか全く分からないことに気づく。
ここの湯音の表情が個人的に凄く良かったと思います。
必死で子供を追いかけていた湯音。責任をとるために聞き込みを優先していた湯音。
一旦冷静になったところで自分の居場所が分からないことに初めて気づいた
湯音の焦った様子が良く出ていたと思います。
誰にも話しかけられない必死でクロードの店を探す湯音だが見つけることが出来ない。
ギャルリ内にはこんなに多くの人がいるのに誰一人として話すことも出来ない。
湯音の焦りは増す一方ですね。
周りの人に恐怖を感じてしまう湯音歩いていた自分を呼び止め突然手を掴まれる湯音。
クロードの友人であるアランが一緒に探していてくれたんですね。
笑顔で親しげに自分を心配してくれるアラン。
しかしクロードの知人であると知らない湯音は、
クロードに言われたことを思い出し手を振り切って逃げ出してしまう。
自分の悩みや焦り、様々な要素が絡み合い徐々に疑心暗鬼に陥っていく湯音。
格好良すぎですクロード君ギャルリ内を闇雲に走っていたところをクロードに見つけてもらった湯音。
自分を掴んだのがクロードだと分かったときの湯音の安心した顔が良いですなぁ。
安堵したところで商品を盗まれたことを報告する湯音。
自分の考えが甘かったせいだと言う湯音にもういいと告げるクロード。
「クロード様やお父様やオスカー様の作った大事なものだったのに」「湯音。お前の無事以上に価値のある商品なんか店には置いていない」格好良すぎるよクロード。
いわれた湯音がクロードの服をきゅっと握ってますがこれも良いですねぇ。
話が出来ない人に対して疑心暗鬼になりかけたところへクロードが現れた安堵感。
自分のせいで商品が盗まれたことを許して貰えた安堵感。
様々なことから解放された湯音の心情を上手く表現してるなぁと感じました。
怖い人ばかりではないすれ違う人に怯えた様子を見せる湯音に気づいたクロード。
パリの人が怖いか尋ねるクロードに最初からクロードの言うことを聞いていればと湯音。
そんな湯音に誤解はするなよパリの人が皆怖いと言っている訳ではないとクロードは言う。
「お前の怖い人と怖くない人の違いは一つだけだ。お前のことをよく知ってるか否か。
お前がいい人間と分かればここの人たちも皆お前に笑顔を向けるはずだ。
まぁ親しい人なんてそう簡単には増やせないがな。ここの人たちは警戒心が強いから。
だがその代わり一度友人だと認めたならそいつを一生大事にする。
何があってもそれは変わらない。それがここの流儀だ」それを聞いた湯音は少し安心した表情を浮かべる。
広がる湯音の交友関係盗品を売却している先ほどの少年。
クロードの指摘通り最下層の貧民なんでしょうね。
生きるためには手段を選んでいられないということでしょうか。
一方クロードと一緒に戻ってきた湯音は先ほど自分を掴んだ人物がいることに気づく。
驚く湯音と少しおどけて話すアラン。
二人の様子を見て事情を聞くクロードに先ほどの顛末を話すアラン。
言いつけを守った湯音を見て少し嬉しそうですねクロードw
先の非礼を詫びる湯音に対して手を差し出すアラン。
そして握手をする二人。
湯音の新しい友人が出来た瞬間ですね。
見失わないように自分が笑顔を向ければ笑顔を返してくれるはず。
しかしそうじゃないと分かったら今度はパリの人が怖いと決めつけてしまった。
自分で自分のことを自由じゃなくしていたという湯音。
それをいうなら俺も自由じゃないけどなとクロードはいう。
そして湯音に自分の店の看板を見てみろというクロード。
アンセーニュ・ド・ロア。
あの看板をよく覚えておけよというクロードに返事をする湯音。
そして湯音は見失わないようにこの背中が私のとクロードの背中を掴もうとする。
湯音の戻るべき場所。
それはお店でもあるがそれ以上にクロードがいるところなんでしょうか。
背中を掴もうとする湯音の仕草が可愛すぎます。
オスカーを大切に思うクロード夕飯の準備をしていたところに突然帰ってきたオスカー。
湯音が心配でしばらくパリに残ることにしたという。
近くに昔の愛人でも見つけたかというクロード。
それを聞き流しつつ湯音に昼間磨いていたランプを持っておいでというオスカー。
芯を替えればまだ十分使えるとランプを修理してくれたオスカー。
湯音はこのランプなんだよなというオスカーになんだそれと聞き返すクロード。
自分とクロードの地味で味気ない男所帯に湯音が来て、このランプみたいに暖かい光が灯った。
クロードの相手を頼んだよと花束を渡すオスカー。
自分がいなくてもクロードは湯音に任せられると判断したんでしょうか。
クロードは湯音に許してやってくれよなという。
「あれでもあの人は昔アンセーニュ・ド・ロアを作ってくれた偉大な人だ。
俺があの人に出来るのはこの店を守ることぐらいだしそれもままならないぐらい俺はまだ小さい。
あの人が幸せそうなら一人で遊んでても俺はそれでいいんだ」アンセーニュ・ド・ロアの創始者として尊敬し祖父を大事に思っているクロード。
それを聞いた湯音はまた勝手に決めつけていたと謝罪する。
さっきは私が小さい人間だったという湯音にお前は今も小さいがというクロード。
体の大きさと違うですとむくれている湯音が最高でしたw
Cパート星空のした猫と身を寄せ合いパンを食べている少年。
住む家もなくその日暮らしの生活のようです。
19世紀のパリだと今以上に富裕層と貧困層の貧富の差は大きいと思います。
生きるためには手段を選んでいられない。
とは言え盗みはもちろんやってはいけないことですが。
次回 第06話「鳥籠 - Crinoline」自由ということがテーマであった今回。
今までの人との接し方が通用しないパリ。
クロードの言ったとおりの反応をする街の人を見て湯音は困惑したでしょう。
そして自分自身で自由を制限してしまいました。
クロードの言葉で湯音は救われてギャルリで新しい友人も出来ました。
まだまだ街の人に理解されるには時間がかかるかもしれませんが、
湯音がまた新たな一歩を踏み出したのは間違いないでしょう。
さて今回のサブタイでもあった迷子。
あの少年が迷子になって湯音が捜したりするのかなぁと見当違いな予想をしてましたw
少年の行動がキーにはなりましたが迷子になってしまったのは湯音。
ギャルリの中で物理的にそして自分の悩みから心の中でも迷子になってしまった湯音。
そういう意味でこのサブタイトルは本当に上手いことつけてるなぁと思いました。
さて次回はどうなるでしょうか。
着物を着てはしゃぐアリスとドレスを着て照れている湯音。
一種の異文化交流でしょうか(笑)。
ただ鳥籠というサブタイと物憂げな表情のカミーユ。
4.5話を見ているので色々思うところがあるのは何となく分かります。
カミーユさんに焦点が当たる回なのは間違いないでしょう。
本編でこれからどういう風に話が展開していくのか。
色々妄想しつつ次回を楽しみに待ちましょう。
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