防人の生き様、覚悟を見せてあげる自分から大事なものを奪った元凶を前にして翼の剣としての覚悟は見事でした。
全てを知り他の誰でもない自分のままで強くなる覚悟を決めた今後の響に期待です。
ノイズによって殺された家族の敵を討つべく復讐のための力を求めた奏。
狂気に満ちた過酷な訓練と薬物投与を経てガングニールへの適合を試みたんですね。
生来より聖遺物と適合できて自然と力を手にした翼も間近でこれを見続けていた。
これを見ていたなら翼が響に覚悟がないと判断しても無理はないですよね。
ただ復讐のために戦い始めた奏も戦いを通じて心境の変化はしていきました。
歌うことの楽しさや歌を通して伝えられることの喜びと言った感情。
復讐のために得た力も次第に人々を守るための力に変じていったんですよね。
2年前のあの日に皆を守るために絶唱を使用したのもそのためであって。
自分の片翼である奏を失う原因となったネフシュタンの鎧を纏うクリスの登場。
奏を奪った原因と奏の遺したガングニールが同じ場に集った巡り合わせ。
この時のために生きてきたと言ってもいい翼が冷静でいられるわけもないですね。
ここからの翼とクリスの戦闘シーンは本当に良く動いて凄かったんですが。
完全聖遺物であるネフシュタンを纏った上にクリス自身の強さも並のものではなくて。
更にノイズを自在に召喚し操ることも出来るというものでしたが。
これはネフシュタンだけに備わる限定の力なんでしょうかね。
何にしても劣勢な上に相手の狙いは響でその響もノイズに拘束される状況。
手段を選んでいる余裕もない翼の影縫いから絶唱を使用する展開は正直驚きました。
まさか翼がここで退場とか普通に勘違いしてしまいました(^^;
ただ翼の血を流しながらもやりきりそれでも尚折れることのない壮絶な覚悟。
これを目の前で見ていた響に与えた影響は並々ならぬものがありましたね。
守りたい人がいるといっても戦いに対する覚悟、決意その全てが足りていない。
ここで自分を殺してでも変わろうとする響を止める未来が良いですよね。
奏の代わりは誰にもなることができないけどそれは響だって同じことで。
響の代わりだって誰にも出来ないし響は響のままで強くなればいい。
翼が奏なしで一人で戦えないように響も一人では戦えないことは分かっている。
自分だけでは何も出来ないと理解しつつもそれでも響は前に進む事を決めました。
翼の戦いに対する覚悟や決意を知った上でその横に並び立てるようになるために。
何よりも自分の大切は人を守るための力を自分で得るために。
最後に弦十郎に弟子入りしての武術訓練は本編とのギャップがあって面白かった。
ただ響が今後も篭手をメインに素手で戦うのならこれ以上ない師かもしれませんね。
次回 第5話「なお昏き深淵の底から」相変わらず自分の予想通りに進む事がなくて面白いです。
クリスに対して翼と響が共闘して認め合える展開も有りかと思ってたんですが。
共闘どころか翼が絶唱を使ってあわや命の危機という展開には本当に驚きました。
翼が無事でいられたのは聖遺物と自然に適合した人間だからでしょうか。
今回はいつも以上に戦いに関する覚悟が強調されていたように思いました。
奏が力を手にするまでにどれだけの覚悟と決意を以て臨んでいたか。
その奏を見て共に歩み剣としての覚悟を響の目の前で見せつけた翼。
そして翼の姿を見て覚悟と決意を改めて強くする響と繋がっていますよね。
奏の覚悟と決意を継いでいるという意味では翼と響は同じなのかもしれません。
完全聖遺物ネフシュタンを纏うクリスの目的は響にあったようですがその狙いは何か。
本編で語られたように力を手にしたばかりの響という個人を知っているという事実。
ならば二課の中に内通者がいるのではないかという話になりましたが。
仮にそれが正しいなら内通者は一体誰でその目的も気になりますよね。
怪しい候補筆頭は天才を自称するみゆきち櫻井さんですけど果たしてどうか(^^;
以前と変わらぬ関係を保っているように見える響と未来の関係も気になる。
変わっていないように見えて二人の間には温度差があって徐々に開いている気もする。
最後の隠し事はしないという話も今後の展開に繋がってきそうですがどうなるか。
何にしても翼の負傷によりその間は響が一人で頑張ることになるのかな。
戦いを通して成長し復帰した翼と共に鎧の少女と再戦とかだと熱い展開なんですが。
物語の中で二人が歩み寄り共闘する姿を一回は見たいです。
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