見崎鳴っていう女の子ね。本当に居るの、その子?やっぱり今作においてエレベーターというのは恐ろしい空間の一つでした。
彼女の死によって呪われた3年3組という噂の信憑性が更に増すことになりますね。
26年前に端を発している「みさき」の話と呪われた3年3組という噂話。
当のクラスメイト達も実際の所は半信半疑だったところがあるようですね。
しかし桜木さんと彼女の母親の死によって噂話が現実味を帯びてきてしまった。
3年3組の呪いは毎年必ず起こるものではなく「ある年」と「ない年」があるようで。
しかし一度誰かが死にある年になってしまうとそこから毎月のように死者が出る。
しかもそれは3年3組のクラスメイトに限らずその肉親にまで及んでしまうんですね。
これでクラスメイト達が何か起こることを恐れ口を閉ざしていた理由は分かりました。
泉美の対策係というのもこの呪いに関してのもので間違いないようですね。
勅使河原君が来月になったら話しても良いと言っていたのも分かった気がします。
ある月を経過しそこまで何も起こらなければその年は「ない年」と判断してもいい。
そうなれば恒一に対し事情を明かしても良かったが実際には事が起きてしまった。
桜木さんの死で事情が変わりそれ故に話すことが出来なくなってしまったと。
ただこの時点では桜木さんの件はただの事故で偶然の可能性も捨てきれない。
しかし彼女の母親まで死亡している以上は楽観視することも当然出来ない。
更に綾野と恒一を襲ったガラスの事故、クラスメイト水野の姉である水野さんの死。
どれも偶然の事故と取れることだけど噂の信憑性を増すには充分すぎる事件。
一つ一つは単なる偶然であっても積み重なってくるとそれは偶然ではなく必然となる。
ましてや彼ら彼女らには呪われた3年3組という既に出来上がっている噂話もある。
人間一度そうだと思い込みはじめると単なる偶然も偶然では片づけられなくなる。
周りの多くがそう思い始めると群集心理も働いて超常現象を現実的なものと錯覚し始める。
そうなってしまうともう何が起きてもそれは呪いのせいだという流れになりますよね。
例え人間の作為が働いているものでも呪い、超常現象のせいだと思い始めてしまう。
不必要な警戒は疑心暗鬼にも繋がり要らぬ事故や最悪人間同士の殺し合いにも発展・・・。
なんて言う妄想も出来てしまうんですが実際3組の現状はかなり危うい状態だと思います。
事件が起きる前から不安を抱えていても基本黙っていることしか出来ない。
しかし事件が起こり今度は自分の番かもとなると次第に統制も取れなくなってきそうで。
自分の身を守るために他のクラスメイトに直接的な行動を取る者も現れ始めるのでは?
次回 第5話「Build limbs -拡散-」いやー今回も怖かったけど水野さんの死に方も生々しかったですねぇ。
死亡フラグ立てまくりとか前まで言ってたけど本当に死んでしまうとは。
ただ彼女の死に方には気になる点というか本当に事故なのかと思う点もある。
今回は恒一と水野さんが病院とファミレスで会話するシーン。
そして恒一と綾野が硝子工務店の前で会話シーンがありましたが。
両方のシーン共に全体的に二人を遠目から見ている描写が多かった気がするんです。
それこそ恒一の行動を誰かが常に監視しているんじゃないかと思えるくらいに。
そしてエレベーターに乗った水野さんの「でもこれっ」という台詞も気になります。
エレベーターの転落前に何かに気づいて焦ったようにも見えるんですよね。
綾野と恒一を襲ったガラスにしても余りにもタイミングが良すぎる気がします。
どちらも偶然と言われればそれまでなんですが人間の意思の介入も感じるんですよね。
誰かが呪われた3年3組という噂話を現実のものとするために行動しているようにも。
最初の桜木さんの件は完全な偶然としてもその後に関しては誰かが動いているのでは。
もしくは噂話を隠れ蓑にした明確な意思に基づく殺人を行っているのではないかとも。
そんな疑惑を警察も持ったのか予告では恒一が事情聴取されてるシーンがありましたね。
桜木さんの死を目の前で目撃し水野さんが死んだときの電話の相手は恒一。
更に事故にならなかったとは言えガラスの件と短期間に恒一が事件に関わりすぎている。
本編の中で水野さんが語っていたオーメンのダミアンと状況が酷似してますよね。
警察が介入する事態になった状況の中で次なる犠牲者は出てしまうのか。
自分に危機が迫る中でイレギュラーな恒一という存在にクラスメイトが取る対応は。
気になる点多すぎて次も楽しみすぎるし早く次回が見たい!
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水野さん…明るくて可愛くて魅力的だったので残念です。
ホラーはあまり詳しくないですが、ガラスもエレベーターも「オーメン」に絡めた小道具らしいですね。
ちなみに前者は原作には無かった一幕ですが、なかなか効果的な挿入だったと思います。
(ただ、ガラスはもう少し高い位置から落ちて来た方が一層怖かったかと…)
ファミレスのカメラワークは意味深でしたね…
ああいう会話シーンだと背景の作画はおざなりにされがちですが、手抜きの一切無い力の入れようには感動すら感じました(^^)