やっぱり人が死ぬのは悲しいことだから互いにいない者として距離が縮まり始める恒一と鳴の二人。
しかし止まらぬ災厄を前にして遂に精神の均衡を崩し始める者が現れて・・・。
いやー今回も色々と衝撃の展開でしたね。
可愛い鳴ちゃんとのイチャイチャやまさかの妄想ダンスシーン等々。
誰も死なないし今回は凄く平和だなーなんて思ってたら最後にあれですもの。
予告と合わせて次回繰り広げられるであろう凄惨な光景を思うと今から怖い。
今回も新たな事実の判明と"現象"についての補足的なルール説明がありました。
同時に気になる謎も新しく増えてまだまだ事件の全容解明までは遠いですね。
察しの良い方なら現時点で与えられている情報で真相に至ってるのかもしれませんが。
私は鈍感も良いとこな人間なので本当まだ分からないことだらけな現状です(^^;
まずは鳴がいない者となった経緯と古い机を用いる理由が判明しました。
古い机を用いるのは特別な理由はなくおまじないにおいての決まり事でした。
鳴がいない者とされたのはやはり恒一の転校が契機となっていましたね。
座席の数と同じ人数だったのが恒一の存在により一人増えてしまった。
そのため「ある年」と判断されいない者として鳴に白羽の矢が当たったと。
拒否することも出来たようですが鳴はいない者として扱われることを受け入れました。
これも鳴の優しさというか今までの生い立ちが多分に影響を与えているのかなと。
自分が断り他の誰かをいない者として扱うくらいなら自分がという自己犠牲の精神。
なんですけど4歳の時に目の悪性腫瘍の手術中に死にかけ死を実感したという過去。
死と孤独を実感した鳴だから自分に近しい者がそうなることに耐えられない。
ならば自分がその役目に就くことで災厄を免れるならと考えるのは優しさかなと。
その経緯から人の繋がりは生きていても例え家族でも希薄なものと考えている鳴。
だけど誰よりも繋がりを求めているのが鳴なんじゃないなかと今回を見ていて思った。
恒一と別れ際に握手を求め軽快な足取りで階段を上ったりその後の付き合いを見るとね。
言葉や態度で分かりづらいけどそういう面もあるから鳴は魅力的に映るかなって。
鳴と仲良くなりその過程で過去の災厄について恒一は独自に調べ始めました。
そこで千曳司書から今まで分からなかったことがいくつか語られることに。
災厄の対象となるのは3組の構成員とその2親等内の血族で夜見山市内にいる者。
そして千曳司書が全ての始まりとなった年の3組の担任を務めていたこと。
始まりの年で話題に出ていた優等生の「みさき」は夜見山岬という男子生徒。
5月のある日の夜に家が全焼し両親と弟と共に本人も死亡してしまった事実。
この時死亡した人間が災厄の対象の親等と一致してるのが超常の印象を強めてますね。
前回鳴が語った通り増えた一人に関しては記録と記憶の改竄が起こる。
その年の"現象"が起こっている間は何をどうしようが増えた一人の特定は不可能。
卒業式が終わった時点で全ての記録と記憶が本来の形に戻るという超常的な力の作用。
そこでようやく増えた一人が誰か分かるがどういう理屈でそうなるのかは一切不明。
千曳司書の語ったことから判明した事実も多いですが何故そうなるかは分からない。
一つだけハッキリしているのはいない者を一人作る対策が有効であるということ。
そして千曳司書に恒一が確認を取りもう一つ判明したことがありましたね。
それが怜子と恒一の母親である理津子の死が密接に関係していたことでした。
怜子が3年3組の生徒だった時に姉が出産のため夜見山に帰省し結果死亡してしまった。
災厄との関連性は不明ながら条件は満たしてしまっていたわけですね。
これで怜子が姉や恒一に対し罪悪感を持ち何かに怯えている理由は分かった気がします。
災厄が途中で止まったらしい年の夏休みに何があったのかはまだ分からないんですが。
あと一つ気になったことは恒一に記憶の齟齬が生じているという点ですよね。
父親との電話で自分が持っている記憶と父親が語ることが異なっているという事実。
これから考えられるのはやはり恒一が増えた一人で死者なのではないかということ。
父親が記憶の改竄の影響を受けないのは海外にいて夜見山市内に現在いないため。
この考えで行くと恒一の主観で語られることが事実と異なる可能性が生じますよね。
他のクラスメイトと会話してるシーンはともかく観測者が恒一しかいない自宅のシーン。
この部分に関しては注意深く見ていく必要性があるのかなと思いました。
最後の方のお祖父ちゃんの台詞もおかしく聞こえるんですよね。
あれって理津子も怜子もなぁと言ってるのか理津子も怜子もおらんと言ってるのか。
自分の耳が悪くて聞き取りづらかったんですがこれって後者で良いのかな?
だとしたら目の前に怜子がいるのにもうおらんって発言はおかしいと思うのですが。
前者なら死んだ理津子とそれで精神を病んだ怜子が可哀想でもおかしくはないですね。
あとはもう最後に担任の先生が凶行に走ったのは衝撃的過ぎました。
今まで平静を保っていた先生が急にあのような手段に出たのは何ででしょうかね。
彼の身内に犠牲者が出てしまって自暴自棄になってしまったのか。
次々に死んでいく生徒を見て次は自分かもと精神が耐えられなくなってしまったのか。
クラスメイトの中からどれだけの犠牲者が出てしまうのか次が気になるけど怖い!
次回 第7話「Sphere joint -変調-」うーんやっぱり面白いなぁAnother。
怖いって気持ちもあるけどそれ以上に面白くて視させる作品としての魅力がある。
1話の時も書いたけど色々と妄想を広げられる楽しさもあって毎週待ち遠しい。
今期のアニメ感想の中で間違いなく一番時間をかけて書いてるのが本作ですね。
結局妄想の域を出ずに殆ど当たらなくて間違ってばっかりですけどね(笑)
今回はもう鳴ちゃんが今までの印象と全然違って饒舌で可愛すぎました。
謎めいた雰囲気が薄れて凄く人間味溢れるキャラにもなってきてますし。
ふとした折に見せる笑顔の破壊力といったら半端じゃなかったぜ!
予告でもあった指ペロする鳴ちゃんも可愛すぎてもう臨界点突破です。
恒一の妄想ダンスタイムは突然すぎたのもあって本気で笑ってしまった。
一瞬いない者というのを良いことに二人で仲良くアピールしてるのかと思ったもんw
結局妄想だったけど隣の望月君と後ろの勅使河原は恒一の様子に気づいてましたね。
望月君の何とも言えない微妙な表情も最高でした(笑)
あとは最後担任の先生が大きな鞄持参で現れ包丁を出す流れはドキドキでした。
一瞬あの鞄の中に彼の身内の死体とか入っててそれでおかしくなったのかとも思った。
上で書いた鳴ちゃんとの諸々があったので完全に平和回だと油断もしてましたし。
次回予告も毎回良いなと思ってましたが今回の予告はいつも以上に秀逸ですね。
次々に切り替わるカットで何が起きるかを的確に示唆して緊迫感が高まりますよね。
1話冒頭もそうだけど矢継ぎ早にカットが凄い効果的に使われているなと思います。
次回はもう多数の死傷者が出そうな気がしますが本当どうなるのか楽しみです。
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関連エントリー第12話「Stand by oneself -死者-」第11話「Makeup -惨劇-」第10話「Glass eye -漆黒-」第9話「Body paint -連鎖-」第8話「Hair stand -紺碧-」第7話「Sphere joint -変調-」第6話「Face to face -二人-」第5話「Build limbs -拡散-」第4話「Put flesh -輪郭-」第3話「Born work -骨組-」第2話「Blueprint -思惑-」第1話「Rough sketch -素描-」
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どのシーンも満遍なく可愛かったですね(逆上がりとか、指ペロとか、妄想ダンスとか)
個人的に一番ヒットしたのは…握手後に石段を駆け上る仕草、ですね(^^)
イチャイチャ展開の裏でシリアスな話も進行していましたが、情報を若干詰め込み過ぎな感も…
アニメと小説では勝手が違うのは理解してるつもりですが、原作での手掛かりの見せ方が非常に巧いだけにその点は残念です;
>お祖父ちゃんの台詞
原作では「可哀想になあ。理津子も、怜子もなあ……」となっております。
理津子さんが亡くなった年であり、怜子さんが3年3組にいた年でもある15年前。この時に何があったのかが今後のポイントですね。