嘘つき・・・隠し事はしないって言ってたのに!戦士として認められ始めたがそれは同時に日常と乖離していっていることの証。
全てを知った未来と響が再び分かり合える日はやってくるのでしょうか。
シンフォギア奏者としての候補者でもあったクリスの戦う理由。
自分がかつて経験してきたことからこの世界から戦う力と意思を持つものを根絶する。
翼や響と形は違うかもしれないけどクリスの思いも戦う力のない弱い者のためで。
同時に破壊の力としかなり得ない自分の歌も嫌ってしまっている優しい子でした。
その思いは本当に純粋だけどそこをフィーネに上手く利用されてしまいましたね。
完全聖遺物ソロモンの杖を起動し自分の思い通りに動く手駒の奏者として。
しかし完全聖遺物を容易に起動させる響というクリスの上位互換たる人間の登場。
響の存在によりフィーネ曰く出来損ないのクリスである必要もなくなった。
その響が何故それほどに高い資質を備えているかも了子さんの説明で分かりました。
奏者とシンフォギアを構成する聖遺物とに隔たりがあるため常に奏者に負荷をかける。
しかし響の場合は欠片といえどそれが心臓付近に突き刺さり身体と融合し始めている。
偶然に依るところも大きいけど既存の奏者とは一線を画する存在になりつつある。
それはクリスとの戦闘において響が見せた攻撃にも現れていましたよね。
翼の絶唱に匹敵する威力を通常攻撃で生み出しネフシュタインの鎧を貫通しました。
でもこの行きすぎた力はその内響自信を破滅へと追いやるような気もするんですよね。
聖遺物と適合し力を増せば増すほど普通の人からはどんどん遠ざかってしまう。
だから作中で響が言った私たち同じ人間だよって台詞が凄い印象に残るというか響く。
聖遺物と融合することで徐々に人ならざるものへ近づき普通から遠ざかる響。
戦士として既に人を捨てて生きてきたけどその上で人間に戻ることを考えている翼。
特殊環境で生きてきて心を病み力を得たけど誰よりも普通の世界を望んでいるクリス。
普通の人であることと力に対して各人が置かれている状況と考え方の対比がお見事!
翼に戦士として認められたけどそれは同時に普通の世界から遠ざかったことの証。
それが目に見える形で表れたのが未来との以前とは変わってしまった関係。
そして未来から響に対しての決別とも取れる言葉ですよね。
響にとっての未来は守りたい人であるのと同時に自分が帰るべき居場所だったと思う。
未来がいるそこに戻って彼女と接することが出来れば頑張れるし普通でいられる。
そんな心の癒しや支えを失った響は加速度的に普通から遠ざかってしまうのではと。
そう思ってしまうんですが二人が以前のような関係に戻れる日が来ると良いな~。
次回 第8話「陽だまりに翳りなく」いや話のテンポが良くて見ていて飽きさせない面白さがありますね。
本当に終盤で判明してもおかしくなさそうな事実がこの時点で次々に明るみに出る。
物語的にまだいくつも山場がありそうでこの先の展開に期待せざるを得ません。
クリスが所持していた第二号聖遺物イチイバルも初お披露目となりました。
翼や響とはまた異なるタイプで両手にマシンガンとミサイル搭載のシンフォギア。
相変わらず戦闘シーンの描写は動くし今回も見ていてワクワクさせられました。
心の拠り所であったフィーネに己の戦う理由を否定され見限られしまったクリス。
更に響の言葉により今のクリスは揺らぎに揺らいでいる状態ですよね。
こうなってしまった以上クリスには是非とも響や翼の仲間になって欲しいですが。
何にしても状況が大きく変わり始めたし今後どうなっていくか本当に楽しみです。
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