そうかこれが奏の見てきた世界なんだ響や未来との交流を経てかつて奏が見ていた世界を知った翼の変化。
歌に対する楽しい気持ちを思いだした翼は新たなる舞台への決意を新たにする。
絶唱のダメージも完全に癒えて回復した翼ですがすっかり丸くなりましたねぇ。
1話から彼女がずっと見せていた冷たさや厳しさと言ったものがすっかり消えて。
消えたと言うよりはきっとこの翼が本来彼女のあるべき自然な姿なんでしょうね。
奏と二人で戦い心を許すことが出来る人物が身近にいた時のありのままの姿というか。
響提案のデートでようやく年相応の女の子らしい翼の姿を見ることが出来ました。
戦士として生きてきて普通というものとは無縁の生活を余儀なくされてきた翼の。
響や未来と遊んでそこに生きる人達と触れ合って翼は初めて感じたんじゃないかな。
奏が言っていた戦いの裏側や向こう側にある違ったものをようやく知ることになった。
奏の思いを理解し乗り過去を乗り越えて行けたら良いと考え始めることが出来た。
そういった翼の思いがライブシーンでの新天地へ向けた新しい決意に繋がって。
そして何よりあの頃口ずさんでいた鼻歌のように歌うことが楽しいという気持ち。
これを思い出すことが出来たんじゃないかなと思うわけです。
翼自身の変化と響との関係の変化は他ならぬ響自身にも多大な影響を与えている。
ノイズとの戦いを一人で引き受け翼に自分自身の戦いに臨んで欲しいと願う響。
その思いが呼応したのかは分からないけど今回の響の強さは凄まじかったですね。
成り行きとは言え響と共闘することになったクリスとのシーンも良かったです。
そのクリスを巡って当時彼女を取り巻いていた環境も司令の口から語られました。
音楽家として優れていた両親の子供として当時適合者として候補に挙がっていたこと。
保護しようとして行方をくらましたクリスを捜索した仲間が殆ど死亡したこと。
司令がクリスやイチイバルに過剰反応していたのもそういう経緯があったからで。
響と翼が距離を縮めているのに対してクリスは未だに迷っていますよね。
決別したと思っていたフィーネに対する思いもまだ完全に断ち切れてはいない様子。
今度はクリスに救いの道が示されると良いなと思うけどどうなっていくでしょうか。
次回 第10話「繋いだ手だけが紡ぐもの」歌に気合入ってるのは毎回かもしれないけど今回の翼単独ライブシーンは凄かった。
こんなにワクワクしたのはツヴァイウィングのライブシーン以来かもしれません。
戦闘面では毎回楽しませてもらってますが今回は歌で楽しませてもらえました。
復活した翼はもう本当に普通の女の子でその反応がまた可愛くて仕方がない。
デートの待ち合わせに遅れて来た響達に対してムキになり遅れを取り戻そうとしたり。
カラオケの演歌は翼というか奈々様の本領発揮となった部分じゃないでしょうか(笑)
ただ翼と響が順調に仲良くなっているのが嬉しくもあり辛くもあるんですよね。
響の迎える結末が本当に一話冒頭通りならばこの後確実に別れが待っているわけで。
あのシーンでは未来以外の人物の様子は分かりませんでしたがどうなっているのか。
翼にしてみれば奏の後継でありようやく認めた相手をまたも失ってしまうことになる。
響の前に翼がどうなっているのかもまだ分からないですけど先を考えると重いですね。
あとは本当に優しいけど可哀想な境遇のクリスに何とか救いの手を!(笑)
今のところ何一つ報われていない印象を受けてしまうだけにどうにかして欲しい。
今回だって布一枚纏って部屋に潜み食事だって毒味を経た冷めたものばかり。
しかも司令と間接キスというおまけ付きでヒロイン的な人物の扱いとしてはね(^^;
鍵を握るのは響と翼、フィーネの三人でしょうけど良いことあるといいなぁと。
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