日刊アニログ

灯台下暗しとは良く言ったもんだぜ･･･
己の美学を追究し続けた龍之介の散り様は美しくすらありましたよ。
本当の意味で最初の脱落者が出始めて聖杯戦争は益々加速し続けていく。

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本当に良いところでお預けを喰らって3ヶ月待ちに待ったFate Zeroの続き開始ですね。
キャスター陣営の暴虐を見過ごせずに各陣営共闘し追い詰められたキャスターが奥の手。
というところで前シリーズは終わってましたが待っていた甲斐がある素晴らしい出来映え。
続編初回ながら惜しみない迫力ある映像と戦闘シーンにまたまた魅了されてしまいました。

共闘していたセイバーやライダー達の奮闘ぶりが気になってたけど今回はそれ以外が凄い。
前シリーズで不遇だ何だと言われたセイバーさんが相変わらずの空気だった気もするけど。
それが気にならないくらいに横の方で行われていた暗闘の方に目を奪われてしまいました。
特に前シリーズでは表舞台に中々出てこなかった時臣と雁夜が出てきたのが大きかったよ。

時臣は魔術師としての生き方に凝り固まる杓子定規な男でギル様との相性最悪に見えるし。
どう見たって綺礼に入れ込むギル様と考え方が変わりつつある綺礼に裏切られそうでねぇ。
そんな時臣と因縁渦巻く雁夜のおじさんは見ていて痛々しい姿だけど心根は優しいですな。
個人的な心証としては雁夜のおじさんに肩入れしたくなるけど甘い世界でもないし難しい。

ギル様とバーサーカーのバトルは前シリーズ同様に見応えばっちりの迫力ある映像でした。
バーサーカーが武器と認識し手にしたもの全てを宝具として扱えたことを思い出しつつ。
戦闘機も武器である以上その範疇なんだなと思いつつ二人の空中戦には魅入っていました。

そして目的のためなら手段を選ばず暗躍を繰り広げる切嗣さんがブレなくて流石すぎます。
龍之介の死に関しては自業自得な部分が多分にあるので同情は全く出来ないんですけどね。
それでも遠距離狙撃で安全圏から確実に対象を葬るその姿はやっぱり魔術師らしくねぇ！
それが切嗣という人だし龍之介も探し求めていた物を最後に見つけられたし良いけどね（笑）

次回 第15話「黄金の輝き」

時間軸が連続してるから各キャラが変わらないのは当たり前なんですがそれでも安心した。
安定したハイクオリティな映像で30分があっという間に感じられるのは流石の出来映えで。
モーパイもあるししばらくの間は土曜日深夜が熱い日になるのは間違いないですな。

個人的に今回良くやったと褒めてあげたい使命に殉じた小林隊員と仰木隊員の両名。
ゼロ使と違って科学の結晶である戦闘機が魔術の前に全く役に立たなかったけど頑張った。
正直今回だけで言ったらセイバーさんより確実に目立っていたと思うし出番もあったかと。

まぁセイバーに関してはどうやら次回最大の見せ場が到来しそうな予感で一杯ですけど。
宝具を用いればキャスターを止められるけどそのためにはランサーの呪いが邪魔になると。
一般市民への被害すら考慮に入れ騎士道精神溢れる二人を上手く使おうとする切嗣がねぇ。
切嗣の目論み通りに事が進むかどうか次回も目を離せない展開になりそうで楽しみですね。

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第15話「黄金の輝き」
第14話「未遠川血戦」
第9話「主と従者」
第8話「魔術師殺し」
第7話「魔境の森」
第6話「謀略の夜」
第5話「凶獣咆吼」
第4話「魔槍の刃」
第3話「冬木の地」
第2話「偽りの戦端」
第1話「英霊召喚」

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