ハナヤマタ #08「ミッション・イベント」遂に迎えたイベント本番当日。
全てが上手くいくと思った矢先に…。



年頃の女の子と言えば体型的なあれこれに関しては特に機敏に反応する時期でもあり、なると多美がムチムチであることを指摘をされて何とかしようと躍起になって奔走する気持ちも分からなくもないのです。人によっては体型の悩みって物凄いコンプレックスに繋がってることもあるわけで。しかし今回のなると多美の二人はこのことに関しては自業自得というか、少しはヤヤを見習いましょう。
特に多美お姉ちゃん、安心してお菓子ばっかり食べてたら後々大変なことになりかねないよ!でも全部お胸の方に栄養が行くようなので問題ないか。それはそれでコンプレックスになる人もいるようだし多美お姉ちゃんも少なからず気にしてる素振りは見せていたけどね。実際今回はムチムチではなくムキムキになっていたから良いのですが、それはそれで悩みになりそうな気もしますね。
何にしても成長期の無理なダイエットはやってはいけない。縦に伸びるのはこの時期にしか出来ないけど横を減らすのは大人になってからでも十分に出来ることだから。ダイエットは計画的に。それに少しくらいムチムチの方が魅力的に映るものですよ?それは男側からした勝手な都合かもしれないけど。




これまで真智会長がよさこい部に入部するきっかけが掴めなかったのですが、ここに来てようやくその形が見えてきた気がします。まさか真智会長とサリーちゃん先生が実の姉妹同士の関係だったとは思わなかったなぁ。一瞬これまでの話で普通にこのことについて、既に言及されてたっけと思ったのですが、公式サイトのキャラ紹介やこれまでのEDクレジット、及び6話のアイキャッチでもこのことに関しては徹底して隠されていました。
真智が勉強に打ち込み表面的にはお堅い性格になったのも姉の影響に依るところが大きいのではないかなと感じた。二人の関係は険悪とまでは行かないかもしれないけど、互いに気を遣いあっているというかどこかぎこちない。特にサリーちゃん先生の方が真智に対して気を遣っているし引け目のようなものを感じているという印象であった。
今回だけでは常盤姉妹の間に具体的に何があったのかまでは分からないけど、それに関しては次回明かされそうですね。同じ学校に通っているのに現在は住んでいる住居も異なっている。これはサリーちゃん先生が社会人として自立して家を出ているだけかもしれないけど。でも今回のワンカットを見る感じだと二人がもっと幼い頃にサリーちゃん先生が妹を置いて家を出て行ってしまったようにも見える。
何にしてもこれで真智がよさこい部に関わるきっかけというか取っ掛かりは出来たわけです。
姉に対するコンプレックスや対抗心。そのあたりが大きな鍵となるのではないかと感じる。



ここ最近の頑張り具合から人前に出るのが苦手だったなるも、人前で何かをすることに対してある程度の耐性が出来ていると思いこんでいたのですが甘かった。そもそも人見知りで大勢の前で何かをすることが苦手なのも、生来の性格に起因してのことだとばかり思い込んでいたのですが、必ずしもそうではなかったのかもしれません。
もちろん生来の性格に依るところが大きいのもあるだろうけど、それ以上に小学校時代の失敗が今なお根強く残っている影響が大きいのだろうと。むしろ今のような引っ込み思案な性格が形成されてしまったのは、この失敗の経験があったからなのではないかとすら思えてくる。
練習では問題なかった。学内で演武を披露した時も上手くいった。緊張はあってもこれまで様々なことを一緒に乗り越えてきた仲間が一緒にいるし憧れのヤヤに背中を押して貰えた。それでもふとしたきっかけで当時の失敗がフラッシュバックしてしまい乗り越えられなかった。これだけのプラスになる要素がありながらも問題を乗り越えるまでには至らない。なるが抱えるトラウマが如何に大きく重たいものであるかということが凄く伝わってくるのです。
それくらい幼少期の躓きや失敗というのは後々の人生に大きな影響を与えるし、本人の人格形成を左右する程のものではないかと思うのです。この点において今回のなると真智は共通していた部分があると言えるのではないだろうか。真智に関しては、まだ詳細が分からないけどどちらも今のような性格になる原点とも言える経験だったのではないかなと。そして二人が抱える問題は今もなお解消されることなく本人の中に根強く残ってしまっているのである。



なるや真智より一足先に悩みが解消されたヤヤは吹っ切れたように今回奮闘しておりました。まぁヤヤの場合は二人が抱えているトラウマとはちょっと性質が異なる悩みだったとは思うんですけどね。前回の感想で青春を謳歌するための道は一つではない的なことを書きましたが、ヤヤは新しい道を全力で歩み始めていました。
一つの道が駄目だった時に単に駄目だったで済ませるのか、それともそこから何か一つでも得ようとするかでその後が大きく変わると思うのです。ヤヤのバンドでの経験は曲のアレンジに活かされていて、経験をしっかり糧に出来ている。その道で得た経験を生かすも殺すもその人次第。
人生に無駄なことなんて一つもないとはよく言うけど、それはヤヤのように過去の経験を糧にして活かせる人のことを言うんだろうなと。一つ一つの経験を糧にして何事にも全力で取り組むヤヤだから、みんなが憧れて信頼を集めるのかなと改めて思わされたのです。
それにしてもヤヤがよさこい部にいなかったらかなりヤバいことになってたんでないかな。
やっぱり部の中に一人は緩んだ空気をビシッと引き締められるような人物って必要ですね。
人それぞれ抱える悩みや問題は様々なものがあれど、トラウマやコンプレックスはそう簡単に克服できるものではない。そんな簡単に解決しちゃう程度のものであるならば、そもそもそれはトラウマとかコンプレックスとは言えないのではないかと思うのです。逃げられるのなら逃げたって良い。避けて問題ないことなら避けてもいい。でも向き合って乗り越えなければ先に進めないことだってある。
対外的には初となるステージで過去と同様の失敗をしたという現実は、なるにとって重く圧し掛かることだろう。再度立ちはだかった壁はこれまでとは比較にならないくらい高く乗り越えるのは難しいのかもしれないですね。長年抱え続けてきたトラウマと真っ向から向き合わなければならないのだから。でもここを乗り越えられなければみんなと一緒に輝き感動を共有するという経験を得ることは叶わない。なるちゃん正念場です。
でもなるだって小学生の時のままではない。少しずつ、でも確実に前に進んで成長もしている。当時頼れる同年代の相手はヤヤだけだったかもしれないけど今は状況が違う。一人で駄目ならみんなの力を借りて乗り越えればいいのです。周囲の人に頼ることは恥ではない。ヤヤちゃんや多美お姉ちゃんが悩んでいた時に、力になろうとしたなるちゃん自身が一番分かっているのではないかなと思うのですよ。
これに関しては真智会長も同じことが言えるのかなと思います。他のメンバーは知らなかったようですが、多美お姉ちゃんは常盤姉妹の事情をある程度把握していると思われる。となれば真智に関して力になってあげられるのは多美お姉ちゃんであるのは間違いないと思うので。何よりヤヤちゃんがなるちゃんに弱いのと同じくらいに真智会長は多美お姉ちゃんに弱いと思うから。
なると真智。二人が長年に渡って内に抱え続けてきたトラウマとどう向き合いどのように乗り越えていくのか。展開としては少し重い空気が漂っているが次回以降がどうなるか楽しみにもさせてくれたハナヤマタの8話でありました。

今回も見ることが叶わなかったなるちゃんママの素顔。最終回までにそのご尊顔を拝する機会はあるのだろうか。色んな事があった回なのに一番気になった部分がここって、我ながらそれはどうなんだと思わずにはいられない今日この頃。
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アニメキャラにしては珍しく、ちゃんと外見も似た姉妹ですしね(笑)