外の世界と自由への憧れ風邪の時に世話になったお礼を言うためにブランシュ家を訪問する湯音とクロード。
アリスが湯音を連れて行きクロードはカミーユと二人で話をすることに。
カミーユとアリスの子供の頃の話。
カミーユさんの内面が垣間見えた回となりました。
幼少時のクロードとカミーユクロードのことを愛している。
本当に好きだから大人になって自分が結婚しても遊びに来てくれるかを聞くカミーユ。
この時点でカミーユは家を繁栄させる手段として結婚をすると割り切っていたのかな。
カミーユ自身からその相手がクロードではないと半ば宣言されてしまった形に。
この時のクロードの気持ちはどんなものだったんでしょうか。
考え方の違い好きでもない人と結婚なんて御免というアリス。
結婚は家を繁栄させるための手段と割り切っているカミーユ。
社交界にデビュー前のお披露目もゲームとして楽しめばいいという。
カミーユは自分を半ば無理矢理納得させて本心を押し殺しているように見えますね。
久しぶりの再会風邪の時に世話になったお礼を言うためブランシュ家を訪れた湯音とクロード。
アリスは湯音を連れて行き中庭へ。
ここだけは館の中にいても外を感じられるお気に入りの場所だと告げるアリス。
普段は明るいアリスだけど彼女も抑圧された環境にいることに変わりはないですしね。
そんな二人を見ていたクロードの所へカミーユがやって来て。
今の二人の関係は・・・家にずっと閉じ込められた飼い猫に同情するカミーユ。
自分は野良猫の方が好きという彼女はやはり本心では自由を求めてやまないんでしょうね。
湯音の家柄や教養についてを質問するカミーユに俺にはどうでもいいことと答えるクロード。
クロードにとっては家柄や身分などは関係ないということでしょうか。
この辺はカミーユとは対照的な考え方をしていますね。
猫が苦手なのは猫を見ると否応なくカミーユのことを思い起こしてしまうからでしょうね。
アイキャッチ~♪
おとぎ話日本のおとぎ話に興味津々のアリス。
そんな彼女が最も気に入ったのはかぐや姫。
好きな相手を捨てるのも選ぶのも女性に主導権があることに感動した様子。
西欧のおとぎ話はお姫さまは王子が何かをするのを待つってスタイルが多いですよね。
自分と湯音が似ているのは芯の強さだというアリス。
ある意味似たもの同士であるからこそここまで湯音を溺愛しているのかもしれません。
アリスの物語カミーユとアリスの子供部屋でアリスが語った物語。
海の色の瞳と太陽の輝く金色の髪を持つ少女と夜の色の瞳と髪の異国の少女。
終わりのない世界が広がりまだまだ知らないことで溢れている海の向こうの世界。
ドラゴンにのって星空を自由に駆け回るという物語。
アリスの話を目を輝かせて聞き入っている幼いカミーユ。
ここでも自由に憧れるカミーユの姿が描写されていますね。
湯音とカミーユアリスと入れ替わる形で部屋にやってきたカミーユ。
自由なところがアリスの良さでもあると語る。
ここでもまた自由という言葉が出てきますね。
湯音に対して少々冷たい態度のカミーユ。
自分たちが子供の頃に着ていた服の中から好きなものを選んでみてと言う。
湯音が選んだ服を見て少し驚いた表情を見せたカミーユ。
ちゃんと選べるじゃないといい同時に選んだ理由を尋ねる。
クロードが以前言っていたことを参考に選んだという湯音に少し不満そうなカミーユ。
ドレスや飾りにどんな趣向を凝らしてもクロードの目には入りもしない。
クロードが言っていたそんなの俺にはどうでもいいことというセリフからも分かりますね。
あの物語のようにこんな風にクロードのことを一緒に話せて嬉しいという湯音。
そんな湯音に選んだ服を着せてあげるカミーユ。
フランスで馬鹿にされないために女の子としての流儀を教えてくれました。
先ほどの辛辣な態度は彼女の親切とクロードに対する複雑な感情とが入り乱れた故の態度だったのでしょうか。
湯音が選んだ服はアリスがあの物語を語ってくれた時に着ていた服。
そして将来同じ気持ちを語り合える異国の少女に手渡された服。
アリスのことを気遣い湯音の話をもっと聞かせてあげて欲しいとお願いするカミーユ。
アリスには自分と同じようにはなって欲しくないというカミーユは本当に妹想いな姉に見えました。
EDテーマ曲名:Tommorow's Smile
作詞・作曲:矢吹香那
編曲:長谷川智樹
歌:A.m.u.
空へと飛び立つ小鳥を仰ぎ見る湯音とカミーユ。
館の中にいても外を感じられるお気に入りの場所で空を見上げるアリス。
そして物憂げな表情で空を見上げるクロード。
同じく空を見上げる各人ですが内に抱える想いはそれぞれ様々。
自分にとって輝かしい大切なものが詰まったこの部屋で
空を見上げるカミーユの心境はどのようなものでしょうか。
かつてアリスが語った物語のように彼女が自由に飛び立てる日はやってくるのか。
この先どうなるのかはまだ誰にも分からない。
次回 第09話「秘密 - Jardin secret」今回は今まで殆ど触れられなかったカミーユさんの内面について語られました。
幼いながら家のために自由を制約されることを受け入れたカミーユ。
しかし閉じ込められた飼い猫よりも自由な野良猫の方が好きと語り。
アリスのドラゴンに乗って世界を自由に飛び回る物語に憧れるなど、
随所で自由を羨ましがる彼女の様子が描かれていました。
今のカミーユも自分の運命を受け入れてはいるがやはり自由を諦め切れていないのは変わりなく。
身分や家柄などどうでもいいとある意味正反対の考えを持つクロード。
自分の立場は十分に理解した上でなおクロードのことも未だに諦めきれていない様子。
今後カミーユが自由を謳歌することはないかもしれないけど、
彼女が少しでも救われるような展開になればいいなぁと思いました。
さて次回はいよいよクロードとカミーユの過去のいきさつが語られそうな感じ。
正直今回それをやると思っていたので良い意味でまた一週間楽しみに待てますね(笑)
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