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月刊少女野崎くん 第12話「最後の最後まで健気で一途な姿勢を貫き通した千代ちゃんに乾杯」

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月刊少女野崎くん #12「この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない。」

変わっていないようで少しずつ変化を見せている二人の関係。
いつか千代ちゃんの一途な思いが伝わる日が来ますように。
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季節外れのバレンタイン。千代が冷蔵庫の奥から発掘したチョコを通して当時を回想することで、二人が今のような漫画家とアシスタントという関係になる以前に何を想い、どのような行動を取っていたのかが追走出来る形になっている。改めて振り返ってみると本作は千代が野崎くんに告白したところから始まっており、どういった経緯があって千代が野崎くんに対して恋愛的な感情を抱くに至ったのかという過程の部分については、これまで殆ど描かれることがなかった。

物語開始時点で千代ちゃんの野崎くんに対する好感度は既にMAXであり、常に野崎くんのこと最優先な千代の一途さは既知のことでもある。その認識を再度強く意識付けるのと同時に「漫画家とアシスタント」の関係になる前の二人の姿を描くことで、純粋に年頃の男女の関係として二人を見た場合はどうなのかということも意識させられる作りになっていたのではないかと思うのです。

漫画家であることを知らなければ奇行に走っているようにも見える野崎くんを前にしても、千代が己のスタンスを変えることはない。今も当時も健気で一途であることが再確認出来たのと同時に、千代にとって野崎くんが何者であるかはさして重要ではないということが改めて窺い知れた。何をやっていようともそれが野崎くんであるなら千代的にはオールOKなのです。


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バレンタイン回想が二人が漫画家とアシスタントの関係になる前を描いたものなら、お祭りのシーンはなった後の野崎くんと千代の関係性を描いていたシーンであった。これまでの経験から「余計な期待はすまい」とラブロマンス的な展開を否定しつつ、野崎くんのことを分かったようで分かってないと千代が認識したことが興味深いところ。二人の関係性が変わる前と後を描いたことで二人の関係性の「変化」が浮かび上がってくる構成になっている。

バレンタインの時は遠目から見ているだけで直接会話することはなかったけど、今は違う。互いに冗談を飛ばしあい精神的にも物理的にもとても近しい距離感になるくらいに両者の関係性は変化している。二人にとって大きな契機となった「告白」の前後を描くことで、二人の関係性の変化を視覚的にも捉えやすくしていたのではないかと思う。

余計な期待はしないと思いつつ心のどこかでそれを期待しちゃう千代の心の機微の描写は見事であった。
こんな荒んだ思考をヒロインがしてしまう現状が悲しい。野崎くんは本当罪作りな男です。


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そしてラスト直前に二人の出会いのシーンである。一般的とは言えない二人の特殊な関係らしくその出会いもまた変わっていたけど、重要なのは千代ちゃんが好きになったのは野崎くんの本質的な部分であるということではなかろうか。だから野崎くんが漫画家であろうとなかろうと、変わっていようとなかろうとそこはさして重要ではないのである。千代が一途である理由がここから垣間見えた。

一つ気になったのは、この時点では千代のトレードマークとも言えるリボンの色が白だったこと。祭りのシーンで野崎くんがリボンで千代の存在を判別しているとも取れる冗談めいた発言をしていたが、あれはあくまで冗談ですもんね。二人の出会いのシーンで初めてリボンの色が変わったので作品においてそれなりの意味を持ちそうな気もしますが、どうなんだろう。


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漫画家とアシスタントの関係になる前後。そして出会いの描写。その全てが集約していたのがラストの花火のシーンだったかなと感じる。花火の音に思わず口をついて出た千代の再度の告白がかき消されて聞こえないという王道パターンを踏襲しつつ、お約束とも言える的外れな回答を返す野崎くんが如何ともしがたい。しかしこの返答が勘違いから始まっている今の二人の関係を象徴しているのがまた面白くもある。

これまでの千代の軌跡を辿り、直前に二人の初めての出会いを描いたことで千代の「ずっと、ずっと好きだよ」という台詞に重みを持たせる構成は見事でした。出会いから始まりこれまでも、そしてこれからもその想いは変わらないということを端的に言い表していて、たった一言だけど凄く印象に残る台詞となった。

一緒に居る時間が増えたことで二人の関係は着実に変化を見せている。歩みは遅いかもしれないけど少しずつ確実に。千代の想いが正確に伝わることはなかったけど、それでも千代が「今はこれだけで幸せ」と思えたことが素直に嬉しい。一緒にいてくれてありがとう。最後の最後まで健気で一途な姿勢を貫き通した千代の姿は正に理想のヒロイン像であった。


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漫画のキャラの元ネタとなるくらいの個性を持つ面々なので、それぞれが一風変わった祭りの楽しみ方をしていましたが、その中にあって誰ともペアを組まず最終的に一人で遊んでいたみこりんの特殊性が改めて浮き彫りとなった。

女の子にもモテるのに最後は一人でガシャポンやってるんですぜ。なまじ楽しそうなだけにこれ以上は何も言えねぇよ…。千代ちゃんと居るときはあんなに饒舌で活き活きしてるのに慣れない人に対する人見知りっぷりは相変わらずだった。みこりんの心の中には友田くんが居るからいいか。良くないか。最後の最後までオンリーワンな存在でしたねぇ、みこりんは。


ということで少し変わった少女漫画家とその人物に恋した健気なヒロインによるドタバタラブコメディーもこれにて終了。漫画のネタ出しの為に奔走する野崎くんの行動の面白さもさることながら、それを盛り立ててくれた周囲のキャラの貢献は非常の大きかった。肝心の漫画のキャラの元ネタになるくらいなのでどの人物も個性が強く、その個性を全面に出した掛け合いが上手くハマり面白さを更に引き出した印象。出てくる人物がほぼ例外なく男女逆転してしまっているのも面白かったですね。

その掛け合いが反映された野崎くんの作中漫画の出来がまた秀逸で個人的には本編以上に楽しんでいたかもしれない。どんな無茶なことでも真剣にやっているヒーロー鈴木とヒロインマミコの存在は自分の中で無視できないほど大きな存在となっていた。基本的に動きがない作中漫画のシーンながら楽しげに真剣に熱演してくれた宮野さんと三宅さんに感謝です。

担当声優さんで言えばメインヒロインの千代ちゃんを演じた小澤亜李さんの存在も大きく、初ヒロインを務めたとは思えない程の存在感を放っていた。千代ちゃんも結構毒舌というかキツイことをサラッと言うことがある子だったけど、それが嫌味にならなかったのは小澤さんの声から受ける印象に依るところが大きい。千代ちゃんに対する印象は、ともすれば作品の印象そのものに直結しかねないところであると思うので。

千代ちゃんは暫くは今の関係のままでいいと納得を見せたけど、視聴者的には千代ちゃんの想いが伝わって欲しかったというのは正直ある。もうね、本当に応援してあげたくなるくらい健気で一途ないい子だったので。早い話が野崎くんと千代ちゃんの行く末を見届けるためにも2期プリーズということです。これはあるよね、きっとあるさ~。

個性的なキャラを上手く動かし、作中漫画も気合を入れて丁寧に作ってくれた制作陣には感謝しかありません。いや、本当に面白かったなぁ。終わったあとの喪失感が正直半端ない…。今後の野崎くんと千代ちゃんの関係がより良い方向に向かうことを願って感想を終わりにしよう。

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