デンキ街の本屋さん #03「Party Hard/ひおたんよ家に帰れ/エンドレス・カルナバル」恋人は2次元それとも3次元?
うまのほね店員のそれぞれの関係は微妙な距離感で保たれている。



普段の言動や立ち居振る舞いも相まって、どうしても軽いイメージがある監督ですが、今回はそんな彼のまとめ役らしい一面が垣間見えた回であったと思う。意外と言っては何ですが、勤務歴が長いだけあってメンバーの動向も逐一きちんと把握していてクリスマスパーティーの開催も職場仲間との結束を高めるための彼なりの気遣いのように感じる。
かつて在籍していた職場仲間がこの手のことが好きだった旨の発言をカントクがしていましたが、それを引き継ぎ今も自分から率先して行うのは、カントクがうまのほねで働く同僚が本当に好きなことの表れなのではないかと。
クリスマスに恋人が居ない寂しい者達の集まりと称しつつ、うまのほねで働く主要メンバーが集結してしまいましたが、店員同士の中でそれっぽい関係をそれぞれに構築しつつあるのが面白い。ひおたんとカントクの二人は、恋人とはニュアンスが若干違うかもしれないが、これはこれで特殊な関係性と言えるし海雄とセンセイ、ソムリエと腐ガールの二組に関してはもう時間の問題であるとしか思えない。ソムリエと腐ガールは前回の描写から互いを意識してることは明白であるが、海雄とセンセイはそれに輪を掛けて分かり易い関係と言える。
何か一つでもきっかけがあれば直ぐにでも関係性が転じるところまで来ているだけに、本当の意味で独り者と言える人物の方が少ないのではなかろうか。撮影係を自称するカメ子が一歩引いたところからみんなを見ている立ち位置も興味深く、キャラの個性がメンバーの関係性に色濃く反映されている部分でもあると感じられる。
集合写真の撮影の際に、一人だけ外れようとしていたカメ子をしっかり招き入れたり、激務の後は普段の言動とは真逆の真面目な態度でみんなの労をねぎらう。その後でしっかり茶化すけど、現場を仕切る立場なのもあって細部に至りメンバーの動向をしっかり見ているカントクの責任者らしい面が見られて良かった。
飴と鞭の使い分けが上手く、メンバー思いなことが他の全員に伝わってるからこそ、普段は軽いノリと言動を繰り出すカントクにみんなも付いてきてくれるのだと思わされたわけです。



休日を一人で過ごしたくなかったとは言え、ひおたん他人の家で自由気ままに寛ぎすぎワラタ。
仮にひおたんが女子力の高い男性と付き合うことになったら本当に駄目な子になりそうで怖い。
何だかんだと言いつつ世話を焼くカントクの面倒見の良さはここにも表れていたと思うのです。
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