結城友奈は勇者である #02「ろうたけたる思い」普段おとなしい子ほど一度吹っ切れると怖いという話を思い出した。
変身後の勇者がやはり魔法少女のように見えてしまうのはご愛嬌。




美森の勇者としての覚醒と世界観の説明回。非現実的な事態に遭遇した際に、アニメにおいては割とすんなり事態を受け入れてしまうキャラが多い中で、拒否反応を示し何故自分たちなのかと疑問を抱く美森の姿は逆に新鮮に映る。世界観の説明に対してのそれぞれの反応で各キャラの個性がある程度把握できる構成が上手く、一人違う反応を示す美森のキャラクター性を浮き彫りにしていた。
美森が一人出遅れてしまったのは、戦闘の恐怖もさることながら交通事故の後遺症で動かなくなってしまった足のせいで、周囲に置いて行かれる恐怖を常に感じているためでもある。美森のネガティブ思考が形成されてしまったのは、彼女の生い立ちを思うと致し方ない部分でもあるが、逆に美森の性格から生じる慎重さというのは、勇者部において貴重なものではないかな。
美森のキャラクター像を描くことで、対照的な存在である友奈のキャラクター性が自然と掴めるようになっていて少ないやり取りで友奈のキャラもある程度確立されたように感じる。現在友奈たちが置かれている状況とキャラの関係性を上手く利用していたなと思いました。
風によって勇者としてのレクチャーも成されましたが、勇者候補が複数存在し、チーム単位で動く理由も「封印の儀」のことを考えると納得。全部で12体とされる敵の1/3を2話にして倒してしまったことになるが、今後は日常パートも挟んでくるのではないかと思うのでそこまで問題にはならないかな。
戦闘シーンはかなり派手に動き回るしエフェクトも派手で、やはり勇者というよりは魔法少女的なバトル目線で見てしまうのは仕方ない。戦闘方法に関しては、途中のプロセスは意味を成さず最終的には封印の儀を執り行う必要性があることから然程重要視しなくてもいいのかもしれない。毎回同じ行程を踏むとなると飽きも来るので、見せ方は変えてくると思うのでそこに期待しよう。
敵の正体、勇者の必要性などの世界観に関することは、一通りの説明が成されたと思うので今後はキャラの方に焦点を当てて見せてくれると良いな。勇者部のメンバーが、より愛着の持てるキャラクターになってくれるなら言うことない。


勇者として覚醒し初陣で目覚ましい活躍を見せた美森でしたが、この戦闘スタイルには見覚えが…。
何もない空間から多種多様な銃を取りだしスナイプする様は、まるでマミさんのよう(ry
髪の色や事情を知る関係者という点では、部長である風の方がマミさん的なポジションとも言えるのか。
しかし美森の戦いっぷりは初陣とは思えない程に手馴れた感じがあって、引き金を引く際に一切の躊躇もなかったのは印象的でした。それが彼女の覚悟の表れとも言えるのでしょうけど。
敵の造形や封印時間が長引いた際に、現実世界に影響を及ぼす可能性、更に美森の戦闘スタイルなどから、見ていて「まどマギ」や「幻影ヲ駆ケル太陽」を思い出していました。勇者に変身すれば身体能力が著しく向上するが、足は動かないままであり、衣装を使って移動する美森の姿は派手さはないけど新鮮に映る。
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