結城友奈は勇者である #04「輝く心」ここまで不穏な流れだと逆に大丈夫なんじゃないかとも思えてくる。
果たして樹の前向きな姿勢が吉と出るか凶と出るか…。




勇者部メンバーの中でも大赦と繋がりがあり特殊な家庭環境で育った犬吠埼姉妹を軸にした日常回ながら、樹が前向きになるにつれて視聴者の不安が逆に増していく作りになっていたのが見事。通常であれば引っ込み思案で常に姉の後をくっ付いて歩く樹が、恩義のある姉の庇護下から離れ一緒に並び立ちたいと思えるようになったことは喜ばしいことなのに、日常の中に見え隠れする影の部分を合間に挟むことで素直に喜べないのが如何ともしがたい。
バーテックスによって命を落とした事実が判明した犬吠埼姉妹の両親の真相、風の自分がいなくなった際の遺言めいたメールの内容を見せられれば見せられる程に、樹が輝かしい自分の将来に目を向けることがフラグになっているようにしか思えない。
大赦から派遣されてきた夏凛の立ち位置というか使い方も上手かったように思う。他の勇者部メンバーとは異なり、夏凜は作品の負の面を受け入れる覚悟が既に出来ている存在であると思うが、その彼女をアッサリ勇者部に溶け込ませることで日常シーンの安心感を増すのに一役買っていたように思える。
一方で風との意味深な会話は、実情を知るもの故の重みがあって話の明暗のバランスを夏凜の動かし方で上手く調節していたようにも映った。絵心炸裂のポスターも作るしカラオケ満喫してるし使命を抜きにした元々の性格が社交的なタイプというのも大きいと思いますけどね。
仲睦まじい犬吠埼姉妹のやり取りが微笑ましいだけに、今後どちらかに何かあった場合のショックは覚悟していても相応のものがあるだろう。ここまで露骨に危険フラグを積み上げていくと逆にアッサリ回避してしまうんじゃないかという希望も持ってしまえるのですけどね。それが淡い期待で粉々に打ち砕かれるか。または優しい世界が待っているかは次回次第なので緊張しながら待つことにしましょう。
あれだけ死神ばっかり出たら友奈の言うように良いことフラグだよ。
フォーカードだもん。絶対大丈夫だって!
それにしても大勢の前で緊張して歌えなくなった樹の気持ちはよく分かる。というか人前でなければ上手く歌えるだけ樹はまだ良いと思うよ。本当に音痴な人にとってこの手のテストは拷問以外の何物でもない。小学生ならまだしも中学生にもなったら余計に耐え難い。でも自分は歌のテストに関しては単独ではなかった覚え。楽器の演奏はあったけど。あとグループ単位での合唱。最後の最後で脱線しました。


あれだけツンツンしていた割にアッサリ陥落した夏凜ちゃんマジ健康オタク。
ニボシのみならずありとあらゆるサプリメントや健康食品を常備してるとか流石ですわー。
これじゃ友奈達だけじゃなく現実でも「
にぼっしー」が通称になっちゃうのも無理ないよう。


カラオケ回というほどカラオケしてたわけでもないけど納得の劇中歌の多さであった。
これは美森が言っていたようにアルファ波が出てしまった影響かも分からんね。
今回の美森はいつも以上に終始変な方向に突っ走っていた感じで見ていて面白かった。
また美森さんが歌うときは敬礼を欠かしてはいけないようであります。
であるからにはここは慣例にならって(`・ω・́)ゝビシッ!!とやっておかねばなるまいて。
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