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異能バトルは日常系のなかで 第5話「灯代への接し方で見えてくる寿来の現実主義者的な一面」

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異能バトルは日常系のなかで #05「『厨二』センシティブエイジ」

例え厨二でもその信念を貫き通せば格好いい。
他人とは違った目線で物事を見るからこそ見えるものもある。
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前回の千冬に続き今回は灯代の内面に迫る個別エピソード回。自ら厨二であることを公言し人目を憚らず己の信じるままに振る舞う寿来と、厨二の素養を備えながらも人知れずコッソリ隠れて行動する灯代の姿が対照的であり、似て非なる性質を秘める二人だからこそ部室での会話が印象に残る。特に普段の言動とは真逆に、灯代のラノベ執筆活動や将来に対して現実的な目線で語り、真摯に接する寿来の姿は彼の本質を体現していたようにも思える。

厨二厨二と言うとどうしても周囲の状況が見えずに痛い言動を繰り返す人というイメージがある。実際多くの場合がこれに該当するように思うが、一方でどうしようもないくらい現実を見据えているリアリスト故に、普通ではあり得ない何かを求めずにはいられない者もいると思うのです。自己肯定の渇望故に生じる厨二。これは以前のエピソードで灯代の兄である桐生一が語ったことでもあり、表立っては痛い言動を繰り返す寿来が、実は作中でも随一の現実主義者であることを示しているようにも思える。

厨二であることを自覚し、普段から他人とは違った目線で物事を見ている寿来だからからこそ、普通の人よりも現実が見えていると言えるのかもしれない。彼が現実的な面で先を見据えていることは、能力が発言した際に誰よりもその危険性をいち早く察知し、千冬と彩弓に『生命』に関する能力行使に制限を掛け、責任の半分を背負ったことからも窺えるところ。

今回も異能に関する寿来の考え方については触れられていて、灯代の夢の実現や家庭環境の改善に対し、異能を用いて問題の解決を図ったところで、そこに何の意味も価値もないとする灯代に賛同するところに表れていた。

「異能は最高に格好いい。ただそれだけだ。それで良いんだ」というのは、つまりそういうことなんだろうなと。異能は格好いいものだけどそれを用いて現実における自分たちの生活を変えてしまう程の干渉をしてしまうのはナンセンス。NG。そんなことをしてもそこに何の意味も価値も存在しないんだとね。そしてこれは寿来のみならず文芸部のメンバー全員が共通して抱いている思いではなかろうか。だから異能を得た彼らの日常は今も変わることなく平穏で在り続けられるのだと思ったわけです。

これまでにも所々で厨二的な素養の片鱗を窺わせていた灯代の内面に迫るのと同時に、寿来の現実主義者的な一面が垣間見える回でありました。冒頭でギターを巡り千冬と小学生のようなやり取りをしていたことも、後の灯代との会話シーンにおけるシリアスさとのギャップを生み出すのに一役買っており、普段とは異なる寿来の真面目な姿をより鮮烈に印象付ける作用を果たしていた。

また、そのギャップが寿来の男性としての魅力を引き出すことにも繋がっていて、ラブコメのラブ的な要素を展開する上でも重要な役回りを担っていたのも良いです。男女を問わず、ふとした際に見せる普段とは異なる姿と言うのはこうも魅力的に映るのです。ギャップ萌え、恐るべし。

異能、厨二などというワードを作品タイトルやサブタイに挙げながら凄い現実的なことを考えさせられる。また作中の人物も考えているという部分が、本作の魅力なのではないかと改めて思わされた回でした。灯代メインで感想を書いていたつもりが、いつの間にか寿来中心になっているあたり、自分も安藤寿来という男に相当魅せられているのかもしれない。


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これまでにも鳩子が寿来と灯代の仲を気にする素振りと言うのは随所に散見されたが、今回はそれがより顕著に表れていた。寿来の方にその気はなさそうだけど、異能の顕現や兄の一との接触を通して灯代との距離に変動が生じ始めているのも事実。鳩子が二人を気にするように、デート準備の際に灯代も鳩子の存在を気にしていたこともあって三人の仲は中々に複雑です。そこに彩弓や千冬が混じって来たらもうどうなってしまうのでしょうということで大変だ。

以前の感想で今の文系部メンバーの平穏な日常は危ういバランスの上に成り立っていると書いたのですけどね。彼らの『日常』が脅かされるとしたら異能を巡るあれこれではなく、恋愛絡みの方で破綻しそうな気がしないでもないのです。破綻とか崩壊と書いたら大袈裟すぎるかもしれないけど一石を投じるという意味で。

二人の仲睦まじい姿を目撃して次は鳩子メインかと思ったら予告を見る限り次は彩弓メインっぽいしこれって…。だ、大丈夫だって。鳩子さんにも今後見せ場が絶対あると思うし生きていれば良いことあるもんさ~。何か前にも誰かに対して似たようなこと言った覚えあるんだけど気のせいかな。気のせいだな。

■言及リンク
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