日刊アニログ

甘城ブリリアントパーク #09「チームワークが生まれない！」

それぞれの長所を活かし弱点を補い合うのがチームというものだ。
最後に誰かが裏切る展開も少し見てみたかったかな。

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非常時にこそ普段は問われない結束力が試される。ということでエレメンタリオの妖精一同に焦点を当てたエンタメ回。実は結成間もなく思っていた以上にチームワークが皆無だったエレメンタリオの面々に、迎撃システムの緊急解除のためにステージ制の試練が課され、各ステージでそれぞれ得意分野と苦手分野が割り振られ結束力を高めていく流れは王道ながら面白い。

早い段階で登場しながらこれまで大して物語の中心に絡んでこなかった彼女たちのキャラを纏めて描くのにも好都合であったのかなと。歌あり、ダンスあり、タイプあり。ガチの迎撃システムの緊急解除としては、一見おかしく見えるけどテーマパークの運営理念に則っているというのなら致し方なかろう。

当事者となった妖精4人も意外と楽しそうにやっていたが、外部からその姿を見守っていた西也たちも存外のめり込んでいた。特にラティファ様が事あるごとに一喜一憂する様は印象的であった。ある意味で今回の事態を一番楽しんでいたのはラティファなのかもしれない。

最後の誰か一人を犠牲にすれば助かる選択肢に関しては、誰もが裏切らずに自分を選んだことで、互いに心の底から信頼できる人物と思いあうことが出来たのではないかな。巻き込まれたのがゲスコットたちであったなら、辿り付く過程でどれだけ助け合ったとしても、最後は我が身可愛さで他人を犠牲にすることを厭わなかっただろう。それはそれで少し見てみたかったな…。

見た目が美少女のエレメンタリオの4人がゲスさを発揮して誰かを裏切る展開も有りと言えば有りかもしれない。でもそれやったら完全に某さばげぶっ！のノリになっちゃうからね。夢のテーマパークにいる妖精にゲスさとか求める時点で色々とおかしくなってるんだ。

ラティファの押すなよ？絶対押すなよから発展した今回の騒動。すき焼きと同様に最初はエレメンタリオのチームワークの無さを見かねたラティファの粋な計らいかと思っていたけどそうでもなかった。むしろ今回の騒動よりラティファの様子の方が物語としては重要な要素を秘めているのだろうとね。

これまでのことや今回の様子からラティファが抱える秘密もある程度推察は出来るが果たしてどうなるか。
とりあえず今回は可愛いエレメンタリオの面々の面白おかしい姿を満喫できただけで良しとしよう。






もう今回はラティファ様の出番が多くて嬉しかった。それだけでもいいと思えたよ。本来は守られるべき立場の高貴な人なのに親しみがあって、誰よりも脱がされたりボロボロになる姿が見受けられるんだもの。こんなの好きになるに決まってるじゃないですかー。看護師風ラティファ様も素敵なり。見ているだけでも癒される。


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