アイカツ! -アイドルカツドウ!- #113「オシャレ☆ヴィヴィッドガール」求められるは個性溢れるアイドル像!
アイカツで個性を発揮するのは並大抵のことではない。




アイカツクリスマスステージに向けて、ひなきがプレミアムドレスを入手するために、ヴィヴィッドキスのトップデザイナーKAYOKOに再挑戦を挑む回。一度は跳ね返された壁を仲間の力を借りて共に乗り越えていく姿は、おとめがプレミアムドレスを入手した回を彷彿とさせるものがあり、今回おとめをひなきの相談相手に持ってきたのも頷ける。
かつてプレミアムドレスを入手しようとして一度は拒否された過去が、ひなきが初登場した際にあかりに対して常に新しいものや刺激を求めていた理由にも繋がっていて、彼女の根幹にあったものがより明確になった印象。あかりやスミレの影響を受けて前に進む活力を得たひなきが、その二人と共にステージに立ちたいという思いから再度KAYOKOに向き合う姿が良い。
これによって芸歴が長い彼女が何故足踏みをしていたかという彼女のバックボーンが更に補強され、ひなきのキャラに一本芯が通ったようにも感じます。
勿論ひなきが奮起した要因として先輩たちの頑張りに刺激を受けたというのもあって、これまでのアイカツで重視されてきた先輩後輩の繋がりが感じられたのも嬉しいところ。みくるがアイドルとして現役のままであったなら彼女を絡ませるのも有りだと思ったが、今はそれが難しい状況にあるので致し方ない。それでも回想という形でみくるを比較対象として出し、今のひなきに足りないものは何なのか。それを考えさせる契機として作用していたのは良かった。
模倣は悪いことではないが、求められていたのはそのアイドル独自の個性ということで、ひなきがKAYOKOに断られた後に独自に追い求めていたものと結びついたのも良かったなと感じるところ。個性を大事にするということは、2ndシーズン終盤において、いちご達が辿り付いた一つの結論でもあったし、みくるがプレミアムドレスを入手する際にKAYOKOに手渡したミラクルフラワーも彼女の個性が色濃く反映されたものである。
あかり達と出会い更に磨かれたひなきの個性が結実する流れは、以上の経緯から見ても感慨深いものがあるなと思わされたところであります。
ファッションセンスやモデルウォーキングの要素が求められただけに、ひなき達を導く存在として蘭を絡ませるのも有りかなとは感じた。しかし仲間と共に試練を乗り越えるという点を重要視したと考えると、今回蘭を登場させなかったことも致し方ないかなとも思う。旧主要キャラが介入しすぎるのもまた良くない。それは以前から自分も感じていることなので。この辺の塩梅は本当に難しいと思います。
アイカツにおけるアイドルの個性は、通常のものとは一線を画すものが多いけど、今回KAYOKO主宰のパーティに参加した客も結構個性的な格好してる人が多かった。さながらコスプレパーティの様相を呈していた気もするが、変わり者が多いトップデザイナーは常に常識では測れない刺激を追い求めている。
その意味では突発的なハプニングを服をリメイクして乗り切ったひなき達の姿は、まさしくKAYOKOが求めていた存在なのかもしれません。しかし機転を利かして服をリメイクしたひなき達の大胆さは褒めて然るべきところなのだけど、冷静に見たら結構恐ろしいことやってる気もする。
洋服って素手でこんなにアッサリ破くことが出来るものだっけと思わされるあたりにアイカツの狂気を垣間見た思いで一杯。ある意味アイカツ「らしさ」が全開だったということも出来るだろう。普段事もなげに素手で崖を登れるのも納得だ。
ひなきのプレミアムドレスのお披露目は次回までお預けとなったが、クリスマス回の下準備的な回でもあっただけに本番でその姿を見るのが楽しみ。あかり達主要メンバーが同時にステージに上がり、新要素『ヒロインアピール』がどのようなものになるかも見どころかな。クリスマス回ってだけでも内容が濃くなること確定なのに、更に色んな要素満載で楽しみすぎますね。良い意味で恐ろしくもあるけど。


プレミアムドレスのお披露目は次回に持ち越しだけど、ひなきのライブ自体は二度目でもっと見たくなる。
また「Good morning my dream」の歌詞が、今回のひなきの心情とシンクロしているのも心地が良いです。
こうして聴くとひなきのために用意された曲にも思えてくるから不思議。
キャラクターの心情と歌詞がシンクロしていると本当にのめり込んで見てしまう。素晴らしいなぁ。



さくらちゃんもおとめちゃんも本編では割と久しぶりの登場になるのかな。でも劇場版を見た直後だからあんまり久しぶりって感じもしないんだ。特にこの二人はいつ見ても変わらないなーということを強く実感させてくれるキャラでもあるので安心出来る。登場の間隔が少し開いたとしても違和感なく物語に入ってこられるのがアイカツの良いところよね。おとめちゃんは見ているだけで癒されるし和むな~。さくらちゃんも安定の北大路劇場は健在だし。
劇場版の感想記事の方ではあまり触れられなかったこの二人。
しかし当然のように劇場版でも活躍してるのでまだ見てない方は是非とも観に行こう!という再度の宣伝。
劇場の大スクリーンで見る「
北大路劇場!」は一見の価値あり!!
アイカツ×クリスマス回=伐採!ということで今年も恒例のアレがやってきそうです。伝説は三度蘇るのか。崖登りがアイドルの登竜門であれば、斧片手に冬の山中に軽装で挑み大木を切り倒すことはステップアップの為に必要な儀式でもある。厳密に言えばあかりちゃんの斧デビューはブートキャンプ回なので次回斧を使用するなら二度目のトライになる。
あの時より更に進化した大空あかりを見せてくれ!スミレちゃんとひなきちゃんの対応力も試される!
見事大木を切り倒し憧れの星宮いちごへまた一歩近づけるのか。使用するのは本当に斧なのか。
書いてる自分ですらアイドルアニメの感想かと疑問に思えてくるこの内容。次回はあらゆる意味で期待大。

何事も模倣から入るのは常であるが、そこから独自のらしさを出せればもっと楽しい!
思いのままに色々な着こなしを試し、そこから自分らしさを生み出せれば言うことないね!
ということで今週のアイカツ格言は『
ヴィヴィっと自分流で!』。
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