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プリパラ 第30話「ファルルの連続メイキングドラマはコピー技と言えども圧巻であった」

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プリパラ #30「ドキドキ!パラダイスコーデは誰のもの!?」

明かされたファルルの誕生エピソードと強さの根源。
絶望的とも言える差を前にしたらぁら達が選ぶ道は―。
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プリパラの申し子たるファルルの本領発揮回。衝撃的なデビューによって主人公格たるらぁら達を圧倒し、その彼女たちが特訓を経てより結束力を高め再度挑んできたところで、前回を上回る驚異的なパフォーマンスを発揮して全てを蹴散らす。ファルルの生誕の謎を明かすのと合わせることにより、彼女がまさしくプリパラで頂点を取るために生まれた存在であるということが強く刻み込まれる。

これまでの感想でも触れていたのですが、個人的にはパラプラの決着が一年目の終着点になるのかなと漠然と思っていたので、このスピーディな展開は正直ビックリ。一度は敗北を喫し実力を高め絆を深め合ったらぁら達の再挑戦をいとも容易くあしらうところも王道を外れた展開と言える。しかしそれもパラダイスコーデを光らせるための布石と思えば、らぁら達の二度の敗北にも意味は出てくるのではないかな。

伝説の神アイドル『セインツ』ですら光らせることの出来なかったパラダイスコーデ。ファルルの生誕秘話とユニコンのファルル育成の目的が明かされたことで、今度こそ一年目の終着点も見えてきた気がします。ボーカルドールの存在意義とパラダイスコーデに纏わる伝承。らぁら達がそこにどれだけ干渉していけるかも見ものです。

いずれにしてもファルルの圧倒的な実力を再度認識させられた回でありました。他者を寄せ付けぬ圧巻のライブステージはラスボスとして立ちはだかるであろうファルルの存在感を更に際立たせるものになっていた。コピー技が主体にはなっていたけど、それはファルルが未だ発展途上で何でも吸収してしまう普段の彼女の性質が反映されているからに他ならない。

今はユニコンに言われるがままに動く人形同然のファルル。圧倒的実力と才能を有するが故に孤独な存在になっているとも言える。その彼女がらぁらの言う「友達」の概念を理解し、何百人ものアイドルの魅力を取り入れた集合体のドールではなく、一人のアイドルとしてファルルが本来持つ独自性と自分がステージに立つ意味を自分自身で見出した瞬間。それがパラダイスコーデが光る時なのかもしれません。

そう考えるとファルルは未だ持てるポテンシャルを全て引き出していないとも言えるので末恐ろしい。どこまで行っても底が見えないファルルの才覚は、まさしくプリパラのために生まれたと言われるにたる存在として描かれているように感じます。

またファルルの成長と同じくらい二度も退けられたらぁら達の動向も気になるところ。パラダイスコーデをファルルに持っていかれた以上、再起を図り再挑戦するにしても、それに匹敵する新コーデが必要となるだろう。OPでコスモの意味深なカットが挟まれている理由も見えてきたような気がします。

ファルルの才覚は確かに凄いがファルルが持っていないものをらぁら達は持っている。友情や絆。その大切さを再度確認し合った前回と前々回で彼女たちが歩んだ道が間違っているとは思えない。あとは如何にそれを深め伸ばしていけるのかに掛かっている。

二度の敗北を喫しここで腐って退くか、それとも再度立ち上がり高みを目指して歩み出せるのか。進むも引くも彼女達次第。ソラミスマイルとドレッシングパフェの面々にとっても正念場です。


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パラプラ最終決戦ということでライブ主体の回でありましたが、やはり極めつけはファルルのステージ。主人公格の代名詞的な技や伝説級の技を連続で披露し周囲の度肝を抜いた者は、かつてのシリーズにも存在した。かなめやジュネ様はその筆頭であろう。しかしそれはあくまで初登場時のことで二度目のライブステージでこれをやったのは、後にも先にもファルルだけではないかな。

上でも触れましたがコピー技の連続は、現時点におけるファルルのキャラの特性を反映したものだと感じているので個人的には問題ないと思っている。実力が伴わなければコピーなんて芸当は到底出来ないことでもあるし、オリジナルを上回るとなったら自然とオリジナル以上の実力を要求されることになるので。

むしろ基本コピーしたメイキングドラマのみで優勝してしまったという事実が、ファルルとらぁら達の間に未だ埋めようのない実力差が厳然と存在していることを表しているようにすら映った。ファルル自身が編み出す新メイキングドラマは、今後のファルル自身の成長に合わせて登場すると思っているので楽しみに待ちたい。らぁら達もそうやって進んできたわけだしね。


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ファルルの成長は今後の展開に期待するとして、今回はある意味ソラミスマイルとドレッシングパフェにとっても一つの集大成となるライブステージ。これまでやってきたことの真価が問われることになりましたが、それに臨むにあたって各人の成長や意気込みが感じられたのは良かった。

特にそふぃとレオナが自分の意見をハッキリと主張するようになったことが何とも感慨深い。周囲の意見に従うのが当たり前だった二人が今ではこんなに立派になりました。感無量です。そのレオナが来週なんか間違った方向に進んじゃいそうな気配で楽しみすぎる。次回が待ちきれない!

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ファルルのコピーは完全ではないと思います。
確かにファルルのコピーはチートですけど、
それなら何故、ファルルはプリパラヒルズを使わなかったのか?
おそらく3人一組のメイキングドラマも1人で出来るものは出来るものの、
プリパラヒルズのようなタイプは出来ないと思います。
ファルルなら建物とかは行けるでしょうけど、
枕投げ、あれはファルルがいくらすごかろうと
友達や仲間がいる事で初めて成立するメイキングドラマですから、
解放乙女ヴァルキリアなどのようには出来ないと思います。
[ 2015/01/31 23:00 ] [ 編集 ]
Re: コメントありがとうございます
確かに言われてみるとプリパラヒルズは使用していませんでしたね。
使えなかったのか、あるいは意図的に使わなかったかの判断は中々に難しいところでもありますが。

>友達や仲間がいる事で初めて成立するメイキングドラマ

これが自分の中でなるほど!と思わされたところです。今のらぁら達にあってファルルにはないもの。
友達や仲間との絆を最大限に高めた末に生まれるメイキングドラマは、
今後のキーになる部分ではないかなーと思っています。

ではでは。コメントありがとうございました!
[ 2015/01/31 23:46 ] [ 編集 ]
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