幸腹グラフィティ #09「グツグツ、へは……。」リョウときりんにとっては色んな意味で特別な季節。
今後も幸せな時間を共に過ごせると良いですなぁ。




リョウときりんが出会って早一年あまり。季節は巡り再びやってきた冬の季節。中でも年末年始は季節の変わり目以上に一つの節目となる日でもある。二人が出会ってから変わったこと、変わらないことを追想し今後の在り方を見出していくのに、これ以上相応しい日もないのかもしれませんね。
多くの人にとっても色々と浮き足立ったりしてしまう特別な時期。リョウときりんにとっては、それに加えて初めての出会いという掛け替えのない思い出が加わるから更に特別で大切な時期。最初の出会いの時は身も心も寒かった冬。でも今はきりんが居るから温かい。駅前できりんを待つリョウの心境の変化には嬉しさすら感じるのです。
一方で変わらないことも沢山あるわけで。特にきりんは相変わらずのマイペースで電車に乗り遅れたり、見知らぬ大人が苦手で猫被ろうとするところは変わらない。新年に移り変わるところで心機一転、変わろうと決意しても失敗しちゃう。そんな姿が微笑ましく、しかし変わらないことにも安心してしまう。
そうやって出会ってから色々な経験を共にして思い出を積み重ねてきた二人が、出会った当初と同じようにコタツに入って鍋を囲む。テーブルを挟んで向き合う二人の物理的な距離は変わらない。でも最初の時と違って二人の心の距離はグッと近づいていて、お互いにとってもうなくてはならない存在になっている。この距離感の描き方が本当に素敵です。
寂しい時も楽しい時も全てを包み込んで心と身体を温めてくれるお鍋は本当に素晴らしいものなのです。おでんの具に味が染み渡っていくかのように、温かさが二人の心に広がっていく。見ている視聴者もほっこり。今後進学や就職等々。二人の関係性も変わり年を重ねていくにつれて会える頻度は減るかもしれない。
それでも忙しさの中でも駆けつけてくれた明さんのようにね。変わらないために頑張ることも時には必要なこと。二人にとって特別なこの時期を、今後も変わることなく共に過ごせたなら、それ以上に幸せで温かいこともないかもしれない。ともあれ今は楽しいこの時間を目一杯満喫してくれたなら言うことなしだね!温かさを感じる冬のエピソード。こういう話も本当に好きで堪りませんなぁ。


危険だから他の人は入れないことになっている椎名家の謎のしきたり。年末年始の椎名家では一体何が行われているのだろうか?分かったような気になっていたけど、まだまだ謎多き名家である椎名さんのお家事情なのでした。何気にこれが一番気になる話でもあった。これもまた「変わらない」ことの一つ…と言っていいのかしら。旧家で名家の椎名さんのお家には、旧家なりのお家事情がありそうで大変だ。
■言及リンク
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