日刊アニログ

アイドルマスター シンデレラガールズ #09「“Sweet” is a magical word to make you happy!」

甘くて緩いユニットの中に通った一本の芯。
杏ちゃんが良い働きをしていました。

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シンデレラプロジェクト第三弾のデビューユニットは、かな子・智絵里・杏の三人で構成される『CANDY ISLAND』と相成りました。これまでのユニットやソロの蘭子と異なり、率先して他のメンバーを引っ張るタイプが不在のこのユニットらしい見せ方が意識されていた回だったのかなと感じたのです。

第二弾メンバーはデビューまでに重きが置かれていたけど、今回焦点が当てられたのはデビューした「その後」の部分。今までは基本的に346プロに所属するアイドルのみで話を回していたのに対し、今回はこれまでに面識のないアイドル達の登場や、ライバルとの勝負の要素が入っていて、それもこれまでと趣が異なる一因になっていたのかと思ったところ。

自己主張をするタイプではないかな子と智絵里、基本的にやる気がなく面倒事は出来る限り避けようとする杏から構成されるユニット。その三人にアピールタイムを勝ち取るための対決を収録を通して行わせる試みが面白い。自己主張をしない彼女達に自分たちを売り込み宣伝する積極性や行動力が求められていたようにも思えます。

デビューして間もなく未だ結束力に乏しく、ユニット内での立ち位置や仲間との距離感が確立されていないキャンディ・アイランドの三人が、対決を通して信頼関係を育み少しずつユニットの在るべき姿を形成していく様子が見ていて心地良かった。

この番組の出演経験が豊富な『可愛い僕と野球どすえ』チームの三人も、新人であるかな子たちを不当に見下したり嫌がらせをしてくるようなタイプではなく、目の前のことに真剣に取り組む良い子揃い。それも視聴していて清々しさすら感じさせてくれた大きな要因であった。

番組収録の過程でかな子が引っ張り杏が繋ぎ智絵里が決める。そんな結束力も見えたし最初は周囲を見る余裕すらなかった智絵里が最後はしっかりと宣伝を行い、恐怖で嫌がっていた罰ゲームのバンジージャンプも怖がりながらもこなす姿は何だか嬉しくなってしまった。

Pさんが聞いてきたアイドルの活動は楽しいかという問いかけに対する一つの答え。それが最後のカットにおける智絵里の涙ながらの笑顔に表れていたのではないかなーと思った次第。これなら『CANDY ISLAND』も大丈夫！杏の思惑とは裏腹に今後人気が沸騰し忙しくなること請け合いだ！

今回は何の不安もなくと言ったらあれなんだけど、終始和やかな雰囲気で進行してくれて安心感のようなものが感じられて非常に良かったのです。たまにはこういう回も必要だい。これも『CANDY ISLAND』の三人が持つ良い意味での甘さや緩さが生み出したものなのかもしれない。ゆるふわ最高。





未央とみく直伝の突っ込み練習が地味にお気に入りな自分。何故かは自分でも分からないけど不思議と癖になりますね、これ。何でやねん！当初の番組の趣旨とは変わってしまったけど、最後のオチにこれを入れてくれたのが好印象でした。

前回のランランの時もそうだけど積極的に他のメンバーと交流を持とうとする未央の姿も印象に残るところ。それにしても未央とみくにゃんはバラエティー慣れしすぎなんじゃないかな、かな？未央とみくのユニット。無いだろうけど少し見てみたい気持ちになってきたぞい。


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