日刊アニログ

ハロー!!きんいろモザイク #01「はるがきたっ」

良い意味で変わることのない作風に安心する。
この安心感と安定感は流石であります。

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待ちに待ったきんいろモザイクが帰ってきた！早いもので前作の放送終了からおよそ1年9ヶ月もの月日が経過していますが、その空白の時間を全く感じさせない安定感に安心しました。続編ものでも作風が若干変化してしまったり、声優さんがキャラクターの演じ方を忘れてしまったりで違和感があったりすることも割とあるのですが、きんモザに関しては全くそんなことはなく。

直前に一挙放送を見ていて記憶が鮮明なぶん余計にそう感じるのかもしれませんが、本当に自然に受け入れられてしまう作品の雰囲気は健在。強いて違いを挙げるとするなら前作は頻繁にアイキャッチが合間に入り、複数の短編を上手く繋いで一つの話として成立させていた構成が、今作では見られなくなったところが変化した部分と言えるのだろうか。

いや、まだ初回だけなので次回以降どうなるのかは全く分からないんですけどね。とは言え作風を損ねる程の変化でもないし個人的には全く気にならなかったかな。気が付いたら終わっていたというくらいには、作品にのめり込んでいたので。問題なんか何もないよー。

さてさて。肝心の物語は第1期の最終回から地続きでシノ達が2年生に進級しクラス替えがあって間もない頃のお話。作中の時間も飛んでいないというのもスッと物語に入り込めた一因なのかもしれない。

相変わらず金髪大好きなシノと、そのシノが大好きで堪らないアリス。クラスが別になり離れてしまった陽子が気になって仕方ないあややに突っ込み全開の陽子。そして自由奔放なカレンと本当に何も変わっていない彼女達の日常がそこにはあった。始めて今作に触れる人にはシノ達の関係がこういうものなんだと端的に示し、既存の視聴者にはこういうノリだったと思い出させるような優しい作り。

しかしシノ達が変わらないことと別に、環境の変化は否応なくシノ達に影響を与えてくる。その象徴的な存在が新しい担任として登場した久世橋先生だったのかなと。厳格で真面目な先生らしい先生。表向きカレンとは真逆のタイプで自由奔放なカレンに苦手意識を抱かれ、行動を制限し得る存在。久世橋先生の登場によって、これまでにないカレンを見られるのかなと思ったりしたのです。

でもそこはきんモザ。優しい世界で嫌な人は居ない。実は生徒と仲良くなりたいだけだった久世橋先生が本当可愛い。からすちゃんとは違ったタイプの愛すべき存在。未だカレンには苦手意識を持たれたままのようでしたが、最終回までに打ち解けられたらいいなーと思わずにはいられない。久世橋先生の登場でまた一つ幅が広がりそうな予感で一杯。

後半パートは意外に謎の多いシノを良く知ろうとしたアリスによるシノ部の活動。安定のシノラブだったアリスはいつも通りとして、シノが通訳を目指すようになった理由が意外とまともだったこともさることながら、本気で決意したのはアリスと出会ったことがキッカケ。要は相思相愛のシノとアリスを確認出来て最高ってことです。ごちそうさまでした！

初回なので無駄にダラダラと長くなってしまいましたが、きんモザは本当にゆる～くまったり楽しめれば良いと思っているので、次回以降は直感で思ったことをもっと短くコンパクトに。何にしても期待通りの癒しの時間でいうことないです。この貴重な時間を存分に堪能出来れば良いなと思います。帰って来てくれてありがとう！おかえりなさい、きんいろモザイク！




本編ラストに本来のEDを流しその後にOPを持ってくる構成は第1期の1話と同じでしたね！こういう作りは個人的に大好きなのです。夢色パレードは前のOPよりも好きかも。いずれにしても明るく軽快なノリの曲調はきんモザ世界にピッタリで視聴意欲も掻き立てられるのです～。OPラストの主要キャラによる「きんいろモザイク」の高速切り替えのところが本当堪りませんでした。可愛い！

本編と関係ないかもしれないけどPVやCMで流れる西明日香さんと田中真奈美さんの「ハロー」のイントネーションが狂おしいほど好き。ここだけで何回聞いたか分からないくらい繰り返し聞いてたりする。文字に起こしたら「ハ↑ロ↓ー↑」みたいな感じでしょうか。これ意外と発音が難しい！


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