日刊アニログ

ハロー!!きんいろモザイク #07「マイ・ディア・ヒーロー」

いざという時に頼りになるアリスはやっぱりお姉ちゃん！
アリスとカレンには、ずっと仲良しでいてもらいたい。

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人として成長しようと環境が変わろうと変わらないものもある。カレンとアリスに焦点が当たっていた回でしたが、幼い頃から付き合いのある二人の関係はやっぱり特別。現在とイギリスに居た頃の二人の姿を前後半で分けて描くことで、それらをより実感しやすくなる構成になっていたように思える。

自由奔放で元気な所が長所でもあるカレンだけど、必ずしもそういった面が全てではなく。クッシーちゃんや母親を恐れたり、自分の性格が疎ましくないかを気にして、萎縮ではないけど一歩引こうとしたりしていて、幼少期の引っ込み思案な面影が、今なお残っていることが窺える描写も多く見受けられた。

一方で大好きなパパとの些細な喧嘩に端を発した突発ホームステイの際には、名前の通りに自ら食器を運んで洗い物を手伝うなど育ちの良さを感じさせる姿も見受けられて、いつもの元気な姿だけに留まらず、カレンの多彩な面が随所で出ていたのではないかなーと。

それはアリスにしても同じことで、普段はカレンに対してお姉ちゃんぶったりするし、主にシノ関連で何かと張り合おうとする子供っぽい面の方が多い。でもカレンが本当に困っている時は常に動向を気に掛けているし、それとなく諭して正しい方へ導こうとする大人っぽさも併せ持っている。やっぱりアリスの方が「お姉ちゃん」なのだと思わされる。

いざという時はカレンもアリスを頼ろうとするし、カレンにとってのアリスはヒーローでお姉ちゃん。二人の関係性が小さい頃と何ら変わっていないんだなぁという思いは、後半パートにおけるイギリス時代の二人を見て更に強くなった。シノがホームステイを終え去った後のアリスとカレンの姿が見られたことも嬉しかった。ずっと気になっていて詳細が見たいと常々思っていたので。

幼少期と異なり身長差も広がり、表面的な性格も変わって、当時とは異なることも確かにある。でも本質的な部分は何ら変わることなく、今もアリスとカレンは取っても仲良しで特別な「姉妹」。遠い異国の地であっても繋いだ手の温かさと二人の距離感は変わらない。こういう話、本当に好きですわー。素晴らしきアリスとカレンの姉妹回でありました。





主要キャラを演じている出演者の方が流暢な英語を話せるというのは、きんいろモザイクの強みの一つなんだと改めて実感させられた回でもありました。今回は後半パートの大半が英語で進行していたので余計にそう思える。前半パートだったけどカレンが早口で捲し立てるところも凄かった。プロの声優さんの凄さも改めて。

きんモザ出演者の皆様に改めて敬礼！(`・ω・́)ゝﾋﾞｼｯ!!。毎回そうなんだろうけど今回は特にCOCO塾の監修も大変だったのではないだろうか。そうでもないのかな。アフレコがどうだったのかも、いつも以上に気になる回でありました。やっぱり自由自在に英語を話せるのって羨ましいし憧れる！シノの気持ちが少し分かった気がします。


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