プリパラ #46「でび&えん保育園!ケロ?」悪魔キャラは一種のおまじないのようなもの。
あろまとみかんはこれからもずっと友達。




幼稚園児のみるくとあんことの偶然の出会いを通して語られる、あろまとみかんの過去のエピソード。今の自分たちと似たような関係性にある園児二人を重ねることで、出会った当初と今であろまとみかんの何が変わり何が変わっていないのかが、より捉えやすくなっていたように思えた。
引っ込み思案で声に出して物を言えないあんこに対し、かつての自分を重ねて不器用ながらも優しく世話を焼くあろまの姿は、普段の言動とは少し異なったもののように思えるが、それこそが彼女の本質でもあり、そのことを唯一理解出来ているのが、ずっと付き合いのあるみかんであった。
保育園の頃は、今と違ってむしろみかんがあろまを引っ張る側であり、大きな声を出せないあろまは自分の意見を主張出来ない子であった。そんなあろまだったからプリパラを通して仲良くなれたみかんの存在は、本当に掛け替えのない存在だったのだと思います。自分から動くタイプではなかっただけに、余計にですね。
偶然とはいえあろまが劇で悪魔を演じることとなり、そこで大きな声を出せたことで、今までと違う自分になれた。誕生日など悪魔と縁のある要素があったことも影響しているかもかもしれないが、自分が悪魔になれば、大好きなみかんが提案してきたプリパラで一緒に歌うという夢を実現することが出来るのが、何よりも大きかったんじゃないかなぁと。
だからあろまにとって悪魔であることは、自信を持って自分を表現するために必要不可欠な一種の自己暗示的なものでもあり、大好きなみかんとの繋がりを感じられる大切なもの。自分の悪魔キャラを徹底し、みかんにも天使であることを望むのは、幼少期の性格や経緯に起因してのもので、決して突飛な設定で中二的なものではないことが分かったのが嬉しい。
あろまが今もみかん大好きで大切に思っていることは、思い出の絵を今も大事に持っていたり共に苦手にしていた蛇からみかんを助けるところにも表れていた。そこでも尻込みしそうになったあろまを奮い立たせたのが、他でもないあろまが「悪魔の力」で助けたあんこの呪文であり、あろまの中で「悪魔の力」が如何に彼女に勇気を与えて力をくれているのかを更に強く印象付けることになっていたと思う。
期待に違わぬあろまとみかんの過去話で二人のことがもっと好きになってしまいました。思わず素が出たり照れたりするあろまや、苦手なものを前に怖気づくみかんなど意外な二人の姿も見られましたし。そんな二人の姿は視聴者だけでなく、らぁら達の心をも掴んだようで少し雲行きが変わってきたかな。
らぁら達以外のアイドルも着実にドリームチームを結成し始めていることが語られたけど、今までとは逆に今度はソラミスマイルとドレッシングパフェがアロマゲドンとチームを組みたいと思い始めた様子。みれぃが渋っているソラミスマイルよりも意見が一致団結してるドレッシングパフェの方が一歩リードしている気もする。
しかしそふぃ加入時のように、一度決めたら簡単には譲らないのが我らの主人公らぁらでもある。夢のドリームチームの組み合わせは果たしてどうなるのか。楽しみ!



照れあろまが可愛すぎる~!思わぬ事態で悪魔設定が飛んで普通の話し方になったり、不器用なんだけど優しかったりね。悪魔のイメージから離れた本当のあろまをようやく見られてようで嬉しい。らぁらがあろまのことを少しずつ理解し始めたけど、本当のあろまの魅力を作中のキャラがどんどん知っていってくれたら良いなぁ。



いつもは元気一杯、良い意味で能天気のみかんも今回は違った一面を見せていて印象に残りました。苦手らしいものがなさそうなみかん唯一の弱点である蛇に襲われて怯える姿が、普段とは真逆で堪りませぬ。あろまが対処してくれた時の安堵した笑顔と言ったらもう…。どれだけあろまを信頼して好きなのかが分かる一幕でありました。本当に最高ですね。あろみか尊い…。


保育園の頃はみかんの方が身長ちょっと高めなのに今はあろまの方が大きくなっている。その時々で積極的に行動する側が大きく映って、視覚的な変化からも二人の関係性の変化が見て取れるようになっているようで微笑ましい。付き合いの長い二人だから出来る年月の経過がもたらす変化の描写が素敵です。最高のあろみか回でありました。微笑ましい~♪
にほんブログ村
- 関連記事
-