湯音の姉に対する後悔の念百貨店グラン・マガザンを見に行く代わりにピクニックに出かけた湯音たち。
ふとしたことから湯音の涙を見たクロードは湯音の過去を知りたいと思い。
湯音の口から語られる汐音に対する懺悔の言葉。
オスカーさんの年長者らしい気遣いが身に染みるいいお話でした。
いつになく怖い表情を浮かべるクロード自分の家が経営している百貨店、グラン・マガザンへ湯音を招待するアリス。
今度は日本展もやると聞いて湯音も乗り気の様子です。
しかし戻ってきたクロードはグラン・マガザンの名を聞いた途端に絶対駄目だと却下して。
アリスがあのことをまだ気にしてと言った瞬間厳しい表情を浮かべるクロードに、
アリスも若干怯えというか気まずさを感じている様子ですね。
クロードの様子を見てクロードがグラン・マガザンを嫌うのは単にギャルリの敵だからというだけではなく、
父親のことも関係しているのではないかとオスカーに尋ねる湯音。
オスカーから事情を聞いた湯音は考えが変わりクロードに百貨店には行きたくないといい。
そんな湯音にクロードは代わりに3人で公園にピクニックに行こうと提案する。
湯音は主であるクロードのことをしっかり見てますね。
湯音に対する信頼湯音に事情を説明しなくていいのかとクロードに聞くオスカー。
しかしクロードは細かい事情を知ろうと知らなかろうと本当に大事な本質は変わらないといい。
かつてカミーユに言われたとおり湯音のことを信頼しているクロード。
しかしきちんと言葉にして話さないと伝わらないことってあると思います。
ピクニック当日あいにくの雨模様となったがパリの雨は直ぐに上がるので問題なく。
オスカーさんの魔法だとはしゃぐ湯音は純粋ないい子ですね。
雨上がりの街並みを表現する光の演出も素晴らしいです。
湯音のめまぐるしく変わる表情がいいです湯音の食べる分がなくなったと聞いた時の(´・ω・`)とした顔が面白かったw
オスカーさんの魔法もとい手品めいた手法でパンを手に入れた湯音。
ちまちまと食べる湯音の姿は見ていて微笑ましいですね。
のどかな陽気の中でのんびりする3人がいいなぁ。
アイキャッチ~♪
酔っ払い湯音命の水と称したお酒を飲まされた湯音は酔っ払ってしまい(^^;
オスカーさん何飲ませてるのw
オスカーが水を買いに席を外したところで湯音が目を覚まし。
ぼんやりしている湯音の目が可愛いですね。
湯音の涙を見て公園内に響いてきた鐘の音を聞いた湯音は手を合わせて故郷の姉のことを願い。
言いづらそうにする湯音を見てクロードは無理に言うことはないと手を握ってあげる。
しかし自分の手の甲にこぼれ落ちた湯音の涙を見て。
クロードは湯音のことを知りたいと強く思ったようですね。
湯音が語る姉との過去自分が姉の目の光を奪い体を弱くしたと話し始める湯音。
汐音は日本人でありながらクロードたちと同じ淡い海の色の瞳だった。
およそ日本人らしくないその瞳の色を見て汐音と対面した人は途端に笑顔が消えて。
この時代は今以上に異端なものは排斥される傾向にあったと思います。
汐音さんの苦悩は想像以上に辛いものがあったでしょうね。
もう人の顔を見たくないと零す汐音の気持ちも分かります。
姉のためを思ってのおまじないだったのに…思い悩む姉の様子を見た幼い湯音は自分だけを見ていてとおまじないをかけ。
その日から汐音は目が見えない振りをし始める。
しかし嘘から出た誠というか湯音が元気になるのと入れ替わるように汐音の体は弱っていき。
いつしか本当に目が見えなくなり始め湯音の姿しか見えないようになり。
姉のためを思って取った幼い湯音の行動が不幸を招いてしまったように見えてしまい。
幼少期の湯音にとっては相当のショックであり辛かったでしょうね。
湯音の言葉が救いの光になった話を聞いたクロードは偶然だと励ますが湯音の心には響かず。
そんな時にオスカーさんがかつて汐音から聞いた言葉を湯音に伝えて。
湯音の言葉が絶望の中にいた汐音にとって光となりどれだけの救いになったのか。
オスカーさんはそれを湯音に優しく諭すように話しかけて心を解きほぐしていき。
クロードと異なり年長者としての深さを見せてくれましたねオスカーさん。
信頼ではなく知るのが怖かった汐音が湯音を預けたのも遠い異国の地で初めての世界に触れた時の湯音を信じているから。
それに対してクロードはどうだとオスカーは問いかけ。
クロードは湯音が外の世界に触れることをどこかで恐れている。
湯音のことを知らなくていいと言うのも信頼ではなく知るのを恐れたから。
深く知ってしまえばいつか湯音が去った時に心が耐えきれなくなる。
クロードは自身も気づかないところで心に予防線を張っていたのかもしれませんね。
次回 第12話「屋根の上の猫 - Chats sur un toit」汐音さんとの過去が語られた今回のお話。
瞳のことで忌み嫌われていた彼女にとって湯音の言葉は本当に救いだったと思います。
目は見えなくとも湯音に言われた一言が光だと言った汐音の言葉は本心であり。
オスカーさんのおかげで心が軽くなった湯音がこのパリで今後どれだけ成長できるか。
汐音さんの代わりに元気な身体を手に入れた湯音。
そんな湯音がパリで何かを為せればそれが汐音さんの喜びにもなるのかなぁと思いました。
しかし湯音がパリに来た詳しい目的とかは結局分からずじまいでしたね。
そういえば瞳の色について以前コメントでも指摘頂いたんですが。
4話でのアリスとカミーユとの初対面時に湯音は瞳の色について言及し見惚れていました。
あれは姉である汐音を彷彿とさせるものがあったからなんですね。
奉公先にパリを選んだのは周りの人が姉の瞳と同じ色をしているという理由だけなのかな。
他にも何か理由があるのかその辺りは原作では明かされているのかな?
さて何にしてもいよいよ次回で最終回ですよ。
何か凄い寂しいですねぇ。・゚・(ノД`)・゚・。
とはいえこの物語をどういう風に終わらせるのかは非常に楽しみでもあり。
色々複雑ですが最終回も楽しみに待つことにしましょう。
今回日本の風景が出てきましたが普段パリが舞台なだけに凄く新鮮に映りました。
舞台背景の描写が凄いというのもこの作品の魅力の一つだと再認識できました(*゚▽゚)ノ
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