アイカツ! -アイドルカツドウ!- #143「戦慄!?サマーアイランド」夏の風物詩が盛りだくさんのバカンス回!
教師涼川さん像が少し見えた回でもあったと思う。




織姫学園長の粋な計らいによって実現した夏のオフタイム回。前回のオフタイム回から期間がそんなに空いてはいないんだけど、この時期にしか出来ないこともあり、恒例のオフタイムとは少し違ったテイストで繰り広げられた無人島でのバカンスが面白くて楽しい。前回は参加出来なかった珠璃や、まどかと凛の新入生コンビが加わったことで、出来ることの幅も広がり、それが活かされていたと思う。
かつてアイカツブートキャンプでトラウマを植え付けられた悪夢の離島を舞台に、今度はバカンスを繰り広げる展開が、あかりのテンションの落差を演出し、ギャグ的な面白さを加味しているのと同時に、頑張ってきたあかりへのご褒美的な意味合いも生まれて、織姫学園長の発言の趣旨と噛みあうという流れが素晴らしい。
夏休みが始まる前に宿題終わらせちゃおう的なノリで組み込まれたライブにしても、ブートキャンプネタが後に入ることで、ライブ終了時にあかりが何気なく発した「ステージ楽しかった」という台詞が、偽らざる本心であることを感じさせてくれる。あの時の苦労と経験があるから今がある。それを感じられる一幕であったと思う。
島に着いてからは、全員が惜しげもなく水着姿を披露してくれた上に、仲睦まじい雰囲気全開で言うことない。同級生同士の絡みも有れば、まどかと凛が入学してから結成されたユニットメンバー同士の絡みもあって、短い期間ながら彼女達が積み上げてきた関係性を感じ取れる要素に溢れている。
スミレの真に迫った無人島原人「チュパチュパチュルボメガ」の怪談話から、楽しいバカンスが一転し陸の孤島で繰り広げられるホラーな展開へと突入していく様も、夏の風物詩の一環として流れの中に自然と組み込まれていた。引率役として着いてきたはずの涼川先生の失踪が、より話に真実味を持たせ緊張感を高める役目を果たしていたかなと。
ホラー展開に対する耐性も各人で差が出ていて面白かったところ。あかりや凛がその手のものを苦手としていることは、これまでの描写からも察せられるけど、今回は孤島に取り残された状況も相まって、ひな珠璃のみならず、作り話と言い切っていたまどかまで、徐々に雰囲気に飲まれそうになっていたのが印象的だった。オチは猿のイタズラで落ち着きましたが、これも何気にオフタイム恒例要素となっているのが抜け目ない(笑)
また新学期を境に教師となった涼川先生を引率役に抜擢することで、これまで教師としての面があまり押し出されていなかった涼川さんの教師像のようなものが見て取れる回でもあったのかなと思う。結果的に涼川先生の存在が、後のホラー展開を現実味のあるものへと進展させていっただけに、実は今回の全登場人物の中で一番大きな役回りを果たしていたのは彼ではないだろうか。
よくよく見直すと作業の片手間でもあかり達の一挙手一投足を常に注視し、些細な言動を見逃さず即座に行動に移していることが分かる。教師になってからの期間は短いけど、掃除のお兄さんとして他人の行動や物事の動向を常に見てきた涼川さんらしさのようなものが出ていたのかなと。要するに涼川さんが教師としての適性に優れていることが分かる一幕だったのかなと思ったわけです。
あかりのために100%善意でビーチボールを取りに戻ったのに、生徒達から非難轟々だったのはご愛嬌。半分くらいは、やたらリアリティのある怪談話を語ったスミレの責任のような気もするけど(笑)念願のビーチボールバレーを皆で行えて、あかりの夢も叶って何よりです。トラウマの地でしかなかった離島が、仲間との素敵な思い出で上書きされるって素敵じゃないか!やっぱり夏って、水着って良いものだな!


夏と言えば海と提案してくれたひなきに感謝しかない。新世代のメンバーが揃って水着姿を披露してくれたのはこれが初。いつも頑張っているアイドル達のご褒美的な意味合いのある夏休みだけど、視聴者にとってもご褒美的な意味合いが強すぎる回でありました。
あかりが今回着用してる水着は、何気に大スター宮いちごまつりで美月を追っていた時にも着用していた水着でもあり、ブートキャンプのトラウマと合わせて以前の話と繋がりを感じられる要素を何気なく組み込んでいると感心する。いちご世代が水着姿を披露したのも、スターアニスの面々でプールに行った回くらいのものなので、作品全体で見ても結構レアな回でもあったと思う。
みんな魅力的だけど一番派手と言うかえっちぃのは珠璃の水着かな。前回の私服を見た時も同じような印象を抱いたのですけど。流石は普段から情熱的な珠璃と言ったところでしょうか。この光景を独り占めできる涼川先生が羨ましいです。


いいこと占いを行った結果としての発言と承知の上で言わせてくれ。スミレちゃんの発言ヤバいよ!ヤバいよ…。自らの運命を受け入れた上で、物事をポジティブに捉えていくのが「いいこと占い」。でもその運命は受け入れたら駄目だろうと(笑)これじゃただの病んでる人かサイコパスな人にしか見えないじゃないか!あ、でも随分と前からヤンデレ要素を秘めてるんじゃないかって事あるごとに言ってましたわ、自分…。


さも当然と言わんばかりにクルーザーのような船を操縦して一同を島まで運んでくれた涼川先生ですが、果たして船舶免許とかを持ってるのだろうか。あらゆる面で隙が無さすぎて流石すぎるのです。掃除のお兄さん時代にありとあらゆる有用な資格を取っていたのだろうか。頼もしいってレベルじゃない。



いつもと少し違った雰囲気で、次回の内容も示唆するようなアイカツ格言の使い方が光る!
あかりが怖いものを苦手なことを承知の上で、ひなきと共にドッキリを仕掛けるスミレさん。
ひなきちゃんのしてやったり顔が最高に輝く三人同時出演の格言と相成りました。
あかりちゃんドンマイ(笑)ということで今週のアイカツ格言は『
怪奇でドキドキ』。
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