プリパラ #55「プリンスとヤギとデートと私」本来の自分とプリンセスになるために変わろうとする自分。
ふわりの魅力が最大限に発揮されるのはどちらの姿なのだろうか。




世界は私のためにある。私は全ての上に立つ。プリンスひびきが望む理想のプリンセス像。そしてそれを形にしたメイキングドラマの体得のために頑張るふわりが、今一度立ち止まり自らが進むべき方向性について思いを馳せていた回だったのかなと思います。
ひびきとらぁらとのそれぞれの接触を通して、本来のイメージと離れてでもプリンスの期待に応えようとするふわりの姿と、大自然の中で生まれ育ち培われた本来のふわりの姿の両面が出ていた。憧れのプリンス様の期待には応えたいけど、そのために今の自分が目指す姿は本当に正しいものなのかというふわりの葛藤が、良く表れていたなと感じる。
全ての者の頂点に立つプリンセスは自然と孤独となり周りには誰も居なくなる。それは仲の良い動物たちに囲まれて共に過ごしてきたふわりの性質とは真逆のものでもある。これまでの自分と違う自分に無理をしてなろうとする違和感から生じる不安とでも言ったらいいのかな。これまでプリンスの言われるがままに動いていた彼女が、自ら疑問を持ち立ち止まったという事実が大切なことである。
最初に会った時からずっと魅力的だったと語るらぁらと、出会った当初より今の方が魅力的と語るひびきの意見は実に対照的。その両者の見解が、ふわりが感じているモヤモヤとした感情の根幹にあるものでもあり、同時に今後の彼女が目指すべき方向性を指し示してもいる。
らぁらやドレッシングパフェの三人と一緒に遊び、プリンスから貰った大切なガラスの靴を脱いで、裸足で駆け回るふわりの姿は、パルプスの山を動物達と駆けていた時そのままの姿であり、非常に活き活きとしたものであった。それこそが彼女の中で既に答えが出ていることの表れでもあると思うけど、プリンスへの思いから踏み切れずにいるのもまた事実。
デートを通して自分の思う方向にふわりを進ませられたと思いきや、ふわりが元来の方向性を反映したライブを行ったことで、プリンスは彼女に迷いが生じ揺れ始めているかを感じ取ったはず。ふわりがそれを自覚しているかどうかはともかくとして、少なくともプリンスの眼にはそう映ってしまったのだろう。
自分色に染まらず望まぬ方向に進もうとするふわりに対し、荒療治も辞さないと即座に行動に移すプリンスを見ると、やはり自分の都合のためにのみ、ふわりを良いように使おうとする意図と非情さが窺えてしまう。
サマドルのために外部のプリパラから呼び寄せられた謎の4人組集団『セレブリティ4』。プリンスは彼女達を使い如何にしてふわりの矯正に乗り出すのか。ふわりが選ぶ自身の進むべき方向性は?ソラミとドレパ、アロマゲドンの面々は、どのような組み分けで夢のドリームチームを結成するのか。そしてファルルの介入はあるのか。気になることが多くて次回以降の展開からもますます目が離せない!



ウサギの台詞からグランプリに参加する際のチーム編成に関しては、パラ宿外部のプリパラで活動しているアイドルと組んでも良いことが分かる。これは今回の最後に出てきたイロモノ集団っぽいセレブリティ4に関しても言えるし、現在別のプリパラで活動しているファルルについても言えること。むしろ後者が復活した時のための布石にしか見えない。
今回仲良さげに遊んでいる姿や、次回予告を見るにらぁら・ふわり・シオン・ドロシー・レオナでチームを結成する流れもあるんじゃないかと思えるけど果たしてどうなるかな。みれぃやそふぃとらぁらを引き離す姿があんまりイメージ出来ないけど、あえて挑戦する可能性もあるのかなと。
いずれにしてもソラミ、ドレパ、アロマゲドン。そしてふわりで主要キャラは9人となり、そこにファルルが入ることで2チームが結成出来る人数にピッタリとなるので、サマドルに挑む際のチーム編成がどうなるかは楽しみでもあるし、非常に気になるところでもあります。個人的にはなおちゃんやキュピコンななみちゃん、栄子ちゃんでも良いんだけど多分無理だろうし(笑)



おそらくプリンスひびきは至って真面目に言ってると思うんだけど、やっぱりこの口説き文句は面白い以外の感想が出てこない。それでもときめいてしまうふわりも相当アレなんだけど。恋は盲目とはよく言ったものだと改めて。イケメンひびき様だからこそ許される台詞なのかもしれない。
あと前回のプリパラミュージアムでも飾られていて、シオンが使っていたカヅキ先輩の勇者の剣が再び登場。レインボーライブ中盤においてヒロ様の「PRIDE」を文字通り真っ二つにした伝説の剣。正直これ出てくるだけで笑ってしまうので、あんまり推さないで欲しい(笑)
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