アイカツ! -アイドルカツドウ!- #144「ドッキリアイドル大作戦!」マイペースなスミレちゃんに対して行われたドッキリ企画!
イタズラ心を抑えきれない仕掛け人の二人が本当に楽しそう。




個性的でキャラが立っている者が多い主要人物の中で、普段から割と控え目かつマイペースで、あまり自分から主張することが少なく、また他のキャラと比べて感情の起伏がそれ程激しくないスミレに対して、アイドルの定番とも言えるドッキリを仕掛けたらどうなるのか。仕掛け人であるあかりやひなきと同じ目線と感覚で、スミレの反応を楽しめる回になっていたのではないだろうか。
仕掛けるネタがことごとく不発に終わり、むしろ仕掛ける側である二人が対象のスミレに振り回される様もまた一興。失敗する度に逆にやる気をアップさせ、次こそはと張り切り、イタズラ心に火が点いていく。そんなあかりとひなきの姿が非常に印象的。この二人だけの組み合わせが意外と珍しく、あかりがひなきに引っ張られるかのように影響を受けていたのも新鮮でした。
変装のためにツインテール眼鏡の格好をするあかりや、世界激辛フェスを得て着ぐるみが定番となりつつあるような気もするひなき等、視覚的にもスミレを欺くための努力を怠らず、その姿自体が視聴者目線で言えば楽しく面白い。企画本来の趣旨からは外れているかもしれないが、これはこれで作中番組を面白くしている要素になっている。
逆に今回のターゲットのスミレ視点から見ると、そのマイペースぶりは普段と何ら変わることがなく、何を仕掛けられても上手いこと躱していく様は圧巻。途中であかりのドジも絡み、あかりの正体にだけは気づいているかと思いきや、種明かしされるまで企画関連のことには何一つ感づいていなかったことからも、その大物ぶりを窺い知ることが出来る。
またドッキリ企画の過程で、以前は苦手としていた魚を克服していたことが判明したのは、仕掛け人であるあかり達にとって最大のハプニングでもあり、二重の意味での「ドッキリ」となっていたのが興味深い。苦手を克服するために、努力を怠らなかったスミレのひたむきな姿勢。
思わず「これアイカツか?」って言いたくなるネタ要素であっても、その人の知られざる意外な一面を知るという意味で、主に同じアイドルであり仕掛け人でもある二人に対し、強烈なメッセージとなって映っただろうと。現状あかり世代で実力的にトップを走っているのは、スミレと彼女率いるダンディヴァであると思うけど、その理由の一端が見えた部分でもあったかなと思う。
色々あったドッキリ企画のオチに関しては、あかりに対して逆ドッキリとなって返る的な展開もあるかなと思っていたが、それは普通になかった。しかし仕掛け側であるあかりが自らの罠にウッカリとドジで引っかかり、それが企画側すら予想してなかった羊にも動じず冷静に対処したスミレを揺さぶり、彼女が素の表情を見せることに繋がったのが最高でした。
スミレの魅力を最大限に引き出し、彼女が自然体で接することの出来る唯一の相手。それはやっぱりあかりだけに許されたことであり、スミあかここに極まれり!とニヤニヤするしかありませぬ。予定通りに滑り台の罠に嵌るスミレも見たかったと言えば見たかったですけど(笑)でもその役目をあかりが担ってくれて安心した自分もいます。最高の見せ場で美味しいところを持っていく辺り、流石は主人公だ!




あかりとひなきからの最後のドッキリ、もといサプライズプレゼントはロリゴシックの新コーデ!『グロウスドロシーコーデ』とアイカツエールブレス。新曲の『エメラルドの魔法』も投入され、本日稼働したばかりの2016年第6弾の新要素を惜しげもなく本編に投入。宣伝効果もバッチリだ!
以前にもスミレ単独のライブとダンシングディーヴァのライブシーンで、光源の使い方が凄いなぁと書いた覚えがあるのですが、今回は森深くのステージに降り注ぐ木漏れ日の描写が凄くて、またしても感心してしまった次第。スミレのステージは舞台に恵まれてることが多いなぁと。これぞロリゴシックワールドの真髄か。ここにきてCGのレベルが更に上がったようにも感じる。
また今回の歌唱担当のもなさんは、声質がスミレの声に似通っていて、本人が歌っているかのように感じられるのも好印象でポイント高いです。既にキャラと歌唱担当は別分担でスタイルが確立されているのがアイカツでもありますが、やはり似ていて悪いことはないものだと改めて。


アイカツの変装が基本バレバレなのは、いつも通りと言えばいつも通り。しかしツインテに加え眼鏡装着したあかりが可愛すぎて堪らなかったことは揺るがしようのない事実。若干きいちゃんが混じっているような気がしないでもないけど、ガラッと印象が変わる変装姿が見られただけで、今回のドッキリ企画やった甲斐があるんじゃないかな、かな。これでスミレちゃんが一切気づかなかったのが、逆に凄い。



包丁を持ったスミレちゃんに切り刻まれたい…。ではないけど実は料理描写が入る時の作画って妙に気合が入っていることが多くて、今回もそれは健在でした。魚を捌く工程もやたらと詳細に描かれていて印象に残る。オフタイム回では、全く料理が出来る気配がなかった主要キャラの三人。スミレちゃんは一足早く克服したようです。
スミレちゃんにおよそ弱点らしい弱点がなくなっていって、母性オーラも更に強くなり、どんどん完璧な存在に近付いていると実感する今日この頃。あかりちゃんがドジっ子であっても何の心配もいりませんね。面倒は全てスミレちゃんが見てくれし、フォローも完璧にしてくれる。って妄想が言いたかっただけです(笑)

ドッキリを仕掛けられても寛容なスミレちゃんマジ大物!
例えどんな仕掛けを施そうともスミレちゃんを驚かせるイメージが湧かない。
やっぱり彼女は仕掛ける側に居る方が本領を発揮すると思い知らされたのです。
ということで今週のアイカツ格言は『
ドッキリでビックリ!』。
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