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アイドルマスター シンデレラガールズ 第17話「城ヶ崎姉妹を軸に形成された複数の対の要素を余すことなく見事に使いきった良回」

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アイドルマスター シンデレラガールズ #17「Where does this road lead to?」

普段は教える側の年上でも年下から学ぶこともある。
アイドルだけでなく姉妹の在り方もまた難しい。
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自分が理想とするアイドル像、在るべき姿を追い求める過程で葛藤に悩まされるという流れは、2ndシーズンに入ってから共通して描かれていることだと思うけど、そのキャラクターの個性や性格、現在置かれている境遇に合わせて見せ方を毎回しっかりと変えてきてる所が素晴らしいと思う。

今回は凸レーションの三人と城ヶ崎美嘉を中心にそれらが描かれていたと思うけど、その中でいくつかの対となる関係を軸に据えていたのが非常に印象的でありました。姉と妹、年上と年下、身内と友人等々。対照的な要素を複数絡めながら、それぞれが自分自身で納得出来る答えを見つけ出していく流れが本当に良い。

本作における美嘉の立ち位置は結構特殊で、話の中心であるシンデレラプロジェクトのメンバーにとっては最も身近で頼りになる先輩の一人でもある。確かな人気と実力を兼ね備えている彼女の振る舞いは、良くも悪くも直接的にメンバーに影響を与えるのが必至で、中でも妹である莉嘉はその傾向がより顕著に表れる。

先輩で年上でもある美嘉の影響力はそれほどに大きいと思っていただけに、彼女の葛藤に対してプロジェクトのメンバー全員を関わらせるか人数を限定するかは結構気になっていた。結果的に姉妹である莉嘉と境遇が重なるみりあに絞ったことで、焦点が明確になりテーマに対して一本筋の通った話になっていたと感じる。

他の誰かが羨むようなことでも、やっている当人にとって望み通りの結果が返っているとは限らない。自分に与えられた仕事に不満を持ち、美嘉の仕事に対して憧れを口にする莉嘉と、悩みながらも会社の方針に従いプロとしての仕事への姿勢を見せた美嘉との間で、一つ対の関係が出来上がっている。

美嘉も莉嘉もお互いに自分のことで手一杯で、相手の悩みを察することが出来ず向き合いきれなかったが、身内に対して仕事に対する相談を打ち明ける形は出来ていた。それすら出来なかったのが妹が生まれたばかりのみりあであり、仕事に対して身内に相談が出来たか否か。ここで城ヶ崎姉妹とみりあの間に、また一つ対照的な関係を見ることが出来る。

身内だから打ち明けられることもあれば、逆に明かせないこともあるし、解決できることもあれば出来ないこともある。姉という立場で共通点を持つ美嘉とみりかが互いにシンパシーを感じ、家族には打ち明けられなかった悩みや弱みを見せあったことが凄く良かったし、莉嘉ときらりに関してもそれは言える。身内じゃないから見えることも確かに存在するのだ。ここにも対の関係が出来ていた。

特にきらりに関しては前クールの凸レーション回そのままに、年下である仲間の異変を見逃さず常に気に掛けていた姿が今回も健在で印象に残る。姉の美嘉ですら見逃した莉嘉の微妙で複雑な心境をきらりは見逃さなかった。年長キャラらしく本当に頼もしいところを見せてくれる安心感と言ったらない。

一方で年下勢の言動が年上である美嘉に影響を与えていたのが今回一番重要なことなのかなと思う。これまでは弱いところは見せず頼られる側だった美嘉が初めて見せた隙といいますか。あの涙は莉嘉相手では絶対に見せなかっただろうし、他の誰でも駄目だったと思う。最年少かつ姉という立場の重なるみりあが相手だったからこそ見せた弱み。

普段は引っ張る側の美嘉が年下で後輩でもあるみりあと莉嘉の言葉をキッカケに悩みを振り切る。莉嘉は莉嘉で年上の杏ときらりの言葉をキッカケに立ち直る。ここでも対の構図が形成されていたし、先輩や年上が下の立場の者から学ぶこともある。普段とは逆のメッセージ性を含んでいたという意味でも対照的な回だったのではないかと。

何にしても素敵な「姉妹」回でありました。美嘉とみりあがベンチで語り合うシーンは本当に良かった。何があっても自分は自分。その根本的な部分さえ見失わなければ進んだ先にきっと望んだ光景が広がるはず。アイドルとして在るべき姿を見出した皆のこれからの活躍が楽しみです。


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今回は対の要素が目立つと自分は感じましたが、それは改革を推し進める常務派と、それに抵抗するシンデレラプロジェクト中心の対立構図にもそのまま当てはまることなのかもしれない。常務のやたらとヒールの高い靴と練習や挨拶周りで靴底が擦り減った美嘉とプロデューサーの靴が見事に対照的で、ここにも対の要素を見出すことが出来る。

高みから周囲を見下し一方的に物事を通達する常務と、例え灰を被り靴をすり減らして地べたを這い回ろうとも抗って成功しようとするシンデレラガールズ達の反骨心や駆け上がることに対する気概のようなものを示したカットだったのかなと。本当に対照的な両者の構図です。本当に「地に足をつけて」目指すべき場所を見据えて歩みを進めているのは果たして…。


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急進的な改革で周囲の不満も少なくない常務のやり口ですが、こと美嘉姉の大人路線に関しては悪くないんじゃないかと思ったり。いや、カリスマギャルの美嘉姉も好きなんですけど。美嘉姉ならどんな路線でもソツなくこなしてしまいそうだ。

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