わかば*ガール #09「若葉ちゃんフィーバー」うーさーのその日暮らし 夢幻編 #09「青い海白い砂浜、黒いうーさー」ミス・モノクローム -The Animation- 2 #09「PUBLICITY」



準備段階で色々とあった学校祭も遂に本番当日!中学時代はお家の事情や本人の体調管理に問題があり、未だに学校祭本番の雰囲気を経験したことのない若葉にとっては全てが初めての経験。萌子を置いて行かんばかりのバイタリティ溢れる若葉の行動力は、そういった背景事情があってのことなのかなと思える。普段から変な行動力はあるけど(笑)
本番当日に体調を崩してしまった直の代わりにミスコンに出場することにしたのも、初めてのイベントに対する興味とは別に、当日楽しみにしていたイベントを味わえない悲しさや辛さを、他でもない若葉自身が一番知っているからなのかなと思える。前回の準備段階で語られていた学校祭に纏わる若葉の境遇と上手く重ねていたと感じました。
黙っていれば見た目は完璧なお嬢様なだけにミスコンでの優勝は至極真っ当な流れ。萌子や真魚が危惧したように何かを話したらボロが出るのは優勝決定後にコメントを求められた際の受け答えで露呈していましたので。あの若葉の発言に共感して感動してしまえる感性を備えている辺り、流石は若葉の母と姉だなぁと。
ちゃっかり優勝賞品を持っていった真魚や、トロフィーの受け取りを拒否しながらも不穏な発言を繰り出した直の発言は置いておくとしてね。友達と一緒に迎えた初めての学校祭。準備も含めて一緒に色々と貴重な経験を出来たことが、若葉にとってミスコン優勝以上に価値のあることだったんじゃないかな。
他校にまで人気が飛び火した若葉ちゃんフィーバーは、あくまでその副産物ということで(笑)



黒い砂浜、赤い海!そして無数に置かれた棺桶に照りつけない太陽!うーさーの棺桶暮らし始まるよ!ということで本編のほぼ全てが定点観測で動きがなく、何故か海辺で棺桶に入れられている各々が、台詞を喋る時だけ棺桶の蓋を開けて姿を見せるのを繰り返すという余りにも前衛的すぎるドラマCDのような回。これほど何を書いたものかと悩む回もそうはない。
上列に女子高生ギャルズ、そして下列にマスコット勢を固めて、舞台の寸劇を見せられているかのように思えるのだけど、よくよく聞いていると噛み合っているようで噛み合っていない会話は、最後のオチを見ると納得できるのかなと。生者と死者の絶対の壁とでも言いますか。上列と下列で種族差以上の絶対的な隔たりが存在していたわけなのです。
いつも死んでも何事もなく復活してるのにまさか前回からの地続き的な内容になっているとは夢にも思わず。どうせ夢オチだろうと踏んでいたら本当に死んで地獄行きになってるんだもの。赤い色の海は海ではなく血の池地獄を表していたのですね。「夢幻編」だからと言っておけば何をやっても許される免罪符があるので、やりたい放題ぶりに拍車が掛かる。
海回なのに水着もなければギャルもいない。あるのはうーさーの妄想の中の世界でだけ!地獄で見る昇天しそうな天上の夢とは何たる皮肉か。以前の回で後半分の予算が…等のメタ発言がありましたけど、今思うとアレはこの回のことを言っていたのかと思ったり。いつもならシリーズで1回しかない作画解放を今期は既に2度も行ってしまっていますし。
かと思えば妄想世界に出てくるゲストキャラの声にゆいかおりの二人と堀江由衣さんを招く贅沢振り。力の入れ所が何かおかしいよ!あじぽんと名前を呼んではいけないあの動物は最後まで喋らなかったのにね(笑)いずれにしろ時期的にタイムリーなアニサマの宣伝は出来たので何も問題ないね!次回までにはシレッと生き返ってるだろうし何も問題はない!



ツアーの会場を押さえセットリストもほぼ固まり、本番に向けて着実に準備が整っていくミス・モノクローム陣営。会場のセットを決めるのに何故か3Dプリンターそのものを作り出し、精巧な模型を作る。どこかピントのズレたモノクロームの行動と冗談を真に受けて、やよいが暴走するところまでは最早お約束の流れと言っていいだろうか。
お金が掛かりそうな部分は大抵ルーちゃんが何とかしてくれるのが本当に頼もしい。プロジェクションマッピングによってセット問題も解決し、今回取り組むことになったのは宣材写真の撮影。宣伝に使用するもの故に、そのアイドルの特徴が見えなければいけないものであることは間違いない。
モノクロームがありきたりでインパクトがないと言ったお花畑での撮影も、しかしKIKUKOがやれば華になる。本編での絡みは久しぶりでしたが、改めて両者の格の差と言うか立ち位置の差が出ていた部分なのかなと感じたところ。両陣営の経済力の差がありすぎるとも言えるかもしれないけど。
いつもと異なる一面を見せることで新鮮さを演出する。前回登場した時と同様に助言そのものはまともなマナちゃんの言によって、色々と髪形を試行錯誤した結果、ツインテールがポニーテールへと落ち着くまでの過程の方がインパクトあったことについては何も言うまい。
ともあれやよいと出会った時と同様に、今回もマナちゃんの助言によって大きな前進を見せたことは揺らがない事実。モノクロームの中でマナちゃんの謎の高評価が常に揺らがないのも、こういった要素が大きいのかなと思えたりする。だがそれでもあえて言わせてもらおう。マナちゃんは今すぐ金を返せと(笑)
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